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楽しい時は一瞬にして過ぎ去って行く

懐かしい公園
目を閉じれば微かに聞こえて来る
今を一生懸命に生きてたあの時の笑い声

街も少しずつ形を変え、変化していく。息を切らしながら登ってた、ピラミッドのタワーも今じゃ楽々登れる
そこに登れば、あの頃見てた景色よりもほんの少しだけ遠くの景色まで見えた

あの頃と何一つ変わらないのは、そこにある思い出達

振り返れば、過ぎ去り日はいつまでも輝いてる。

楽しい時間はあっという間に過ぎて、人間の欲深い本能からなのか、淡い光を纏う。

悲しみは時に、不意打ちをかけ平穏な毎日に襲いかかる
気付くのはいつも全てを失くした後
まるで、負の螺旋の中にいるみたいだ

止まる事を知らない「時」というものが、いつも誰かの傷を癒す。

本当にこのままで良いのかと悩み眠れない真夜中
なんでも良いから、安心が欲しいと光を探し、
着けるスマホ。

そんな夜を過ごしても、生きる事が素晴らしいと言うように、陽は登って来る。

悲しみが不意打ちにやって来るなら、それを打ち消す救いだって不意打ちにやって来ても良いものだ。

僕がやってる音楽が、僕の知らない所まで届き、僕の知らない誰かが、僕達の言葉で救われる様に
そして、ほんの僅かでも良いから、誰かの景色に色を付けてあげられる様に。

決して僕は特別な人間なんかじゃない。
生まれ持った才能なんてない。
でもこうして音楽を続けているんだ

こんな僕にも何か一つでも伝えられる事があると信じて止まない。生きるって素晴らしいんだよって。

「時」がキミの心の薬にならないのなら、僕達がキミの薬になるよ。
楽しい気持ちになりたいなら任せてよ。
思い出に浸りたいなら、任せてよ。
泣きたいなら泣けば良い。

人と人との繋がりの中、生きている。
そりゃもちろん、「裏切られた」って気持ちになる時もある。
この感情には、僕は持論があって「期待」の裏返しが「裏切り」であると思う。
とは言っても、期待を持つことは悪い事じゃない。
それが心の救いになる瞬間だってある。
それが信頼というかけがえのない物になる時もある。

息さえしてれば死なないし、明日なんて来るんだよ。

どうか、僕達「SILVERTREE」の声が、命が、キミの街にも届けばいいな。
ピラミッドのタワーから見えた景色よりもほんの少しだけでも遠くに届けばいいな。