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ほっと一息つける ジブン時間を

「週に一度でも のんびりお風呂に入れていないママたちはどうしているんだろう?」
ふと感じた疑問が、今回立ち上げたプロジェクトのきっかけとなった。

幸い今年1月からは、2歳半になる息子を足立区内の小規模保育へと預けられるようになったが、それまでの間のほとんどが いわゆる「ワンオペ育児」の日々だった。

ご存じの通り中国出身である「熊」こと我が夫は、多少のこだわりはあるものの、家事や育児には比較的積極的で、産前後に彼の両親が来日・同居したときのことを除けば(※『熊猫日記』参照)、大抵のことを熟そうとしてくれる。初めての育児、なれない環境でも、この人とだったらなんとか楽しく子育てしていけるのかなぁ〜なんて最初の数カ月は思っていた。

そんな生活が一変してしまったのが、未知の感染症による緊急事態宣言、外出の自粛だった。それ以降は、仕込みを一人でやらなければならないと朝早く家を出ては、帰宅するのは日付けが変わる少し前という日が何ヶ月もつづいた。

そんなワンオペ育児の日々で、私が唯一のんびり過ごすことができたのが、週に1〜2回のお風呂時間だった。普段なら「ちょっと待っててね!」と何度も口にしながら、片目では子どもロックオン。その間に自分は髪を洗い、つづけて顔と体を洗って、急いで洗い流す。先に浸かっていた子どもにつづいて自分もやっと浸かれたと思うと、もう出る!と頬が赤くなった息子に言われることも少なくない。

だけどこのときだけは、体全身念入りに洗って、髪にもしっかりトリートメントがつけられる。それから、あったかい湯船に肩までどっぷり浸かる。はぁ〜気持ちいい…と一言、ただただ浸かってその後は、今日もよく歩きまわってきたなとか、今週はずっと暑かったなとか、思い返しては、一日、一週間の頑張りを労ってやる。

あるとき、週に一度だけでもこういう「自分一人の時間」がもてる私は、ラッキーな方なのかもしれないと思うことがあった。コロナ渦で、パートナーが家にいない時間が長く、私と同じようにほとんど毎日一人で子どもと過ごし、世話をしている人はもちろん、夫婦どちらの両親も遠方に住んでおり、なかなかこの状況では気軽に頼りにできない人もいる。また、国際結婚、海外ルーツの家庭の場合、その頼りにすべき家族や親戚、パートナーすらも国外にいて、また簡単に行き来できないこの状況で、完全に一人で育児をしている人も知っている。それがもし、二人、三人と子どもがいる家庭だったら?自分が体調を崩しているときは?想像しただけでも気が遠くなる。

それならば、自分一人がお風呂入るために、ベビーシッターを呼ぶのは気が引けるとしても、もし一つの場所に集まってきてくれるのなら、その間子どもたちを見ていてもらうことはできないか?温泉?いや、銭湯なら?私の暮らしている足立区には「銭湯」がある!ここに一時的な託児サービスを導入し、ママだけでなくパパも一人でのんびりとお湯に浸かって日頃の疲れを癒やしてもらう。近所のお店で食事したり、お惣菜を買って帰ったり…そうすれば、地域も活性化されるのでは?という考えがでてきた。

あったかい(=HOT) 銭湯のお湯に浸かり、ほっと一息つけるジブン時間。そんな思いで名付けた「あだち ほっとタイムプロジェクト」。地域で子育て世帯をサポートすることはできないかという思いで「銭湯×託児」の実現化を目指す。


■ あだち ほっとタイムプロジェクト

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イチ日本語教師として、日本人と外国人とが笑顔で共生できる社会になるように noteやYouTubeを通して活動しています!