京都の古い京町家をリノベして住まう#5
私の理想のリノベーションの形はなかなか伝わらない
日本の建売住宅やマンションの設計はなんとセンスのないことか、、。そこに住む人の「生活」という視点が完全に抜け落ちている気がします。私の友人知人の家に行くとゴチャゴチャで、片付いていたとしても(素敵!とかカッコいい!)と思えるような家は60年以上生きて来て1〜2軒かな。住む方もこれだから、作る方も利益主体になってしまうのだろう、、、。
なぜ「壁」はクロス貼りでなければならないのか?
「塗り」なら住んでいて汚くなったら自分で塗り直すのは、クロスを貼り替えるより簡単のはず。なぜかというと工務店がクロス屋へも仕事を回さないといけないから、これが正解なのだろう。それに合わせなきゃいけない施主って、、、、塗って仕上げてもらう希望はないのでしょうか? そもそもリノベーションや新築する時に具体的なイメージはないのでしょうか?それともその実現は高価過ぎるのでしょうか?
伝わらないまま、リノベがスタートしました
、、、というか こちらが何を言っても工務店さんはいつもやっている通りの事を、進めて行きます。設計も、、、なんだかなぁ なのです。大した儲けにならないからなのか、、、ガッカリ、、。
京都の人はなぜ前室(玄関の所に広さは様々ですが、3畳〜8畳ほどの一部屋がある)の概念から抜け出せないのか?デットスペースでしかないでしょ?
「お願いします。1回そちらのいつものヤツ というのを脇へ置いて、私の話を聞いて下さい。私は一般の住宅を作りたいのではなくて、お洒落なカフェを作りたいのです」この表現は功を奏しました。
そんなこんな、結構中途半端な設計のまま工事がスタートしました。