セリフが持つチカラ。
今期みているドラマはふたつ。
『海のはじまり』
『あの子の子ども』
まず、『海のはじまり』から。
第11話で刺さるセリフがあったんです。
夏と別れたあと、弥生が海に言った言葉。
「友達ってね会いたいとき会って頼りたいとき頼っていいの。
どっちかが嫌になったら縁切ったっていい。」
なんか、私、このセリフがズコーんと
響いてしまった。
友達って対等で自由な関係なんだよなぁって。
弥生は、海にとって母親になることは選ばなかった代わりに
とことん対等で、自由な関係を選んだ。
この関係がいつか海の心を軽くするときが
きっと来るだろうね。
個人的に、友人と縁を切った私(私だけがそう思っているかもしれない)に
趣旨は違うのかもしれないけど、この言葉は必要だった。
もしかしたら、都合よく友達使えってニュアンスに
受け取られる可能性もあるのかもしれないけど、
私は、そういう意味ではないと思っている。
無理して付き合う必要はない。
自由なありのままの自分で友達と居られたら
そんなに素敵なことはない。
っていう解釈を都合よくした。
言葉っていつも、必要な人に都合よく意味を変えて届く。
それでいい。
こう思えたのはまさに、もう一つ見ているドラマ
『あの子の子ども』のセリフの影響だ。
この作品は、高校生カップルの妊娠をテーマにしたドラマである。
主人公・福がひとりで産婦人科を訪れた時の事。
医師から妊娠を告げられ、
「中絶は、新しい命を奪う行為だって….(学校で習いました)」
と話すと、
医師はきっぱり
「それは、今のあなたには必要ない言葉ですね。」
ほぅ。目からうろこ。
言葉って選んでいいんだ。
自分に必要ない言葉は捨てて
自分に必要な言葉を大事に持ってていいんだ。
自分を知らなきゃ難しいかもしれないけど
こうやって生きていってみたいかも!
そう思ったのでした。
こういった言葉との出会いがあるから私は
ドラマをみる。映画をみる。本を読む。漫画を読む。
自分に必要な言葉で自分を満たしたい。