たまき
アメリカ在住のたまきです。 シリコンバレーで働くノウハウを書いていきたいと思います。
言えば当たり前なのだが、就職して最初の一週間は一度しか来ない。この一週間の重要性を認識していない人が多すぎる。この一週間で、あなたは直属の上司に、いい人を雇ったと認めさせねばならないのだ。 あなたが就職した会社が大きな会社なら、オリエンテーションがあり、Mentor (メンター) と呼ばれる、いわゆるあなたが仕事に慣れるのを手伝ってくれる相棒を得るだろう。就職した会社が小さな会社なら、上司があなたを皆に紹介し、コンピュータを用意し、何かやることを
はじめての履歴書 何をおいても履歴書がなければ、就活はできない。英語で履歴書は Resume といい、日本の履歴書とは似ても似つかないものである。Resume Template (履歴書のテンプレート) や、How to write a resume (履歴書の書き方)とググれば山ほど情報がでてくるが、ここでも、下の履歴書を参考に詳しく説明していこう (画像を貼付けできないので、図は割愛します)。 使うソフトウェア これは圧倒的にマイクロソフト社のワードで作成す
アイポッドとの出会い 面接のノウハウについて書いてきたが、自分には面接なしで正社員になった、とても幸運 なケースがある。人脈の大切さもよく分かった経験であった。 自分がある会社で働いて1年たった頃、知り合いのソフトウェア・エンジニアに、話があると言われ、コーヒーショップに呼び出された。 とりあえず行くと、彼は詳しいことは言えないが、アップルに来てくれないかと言う。彼は今、あるグループでソフトウェア・エンジニア・マネージャーをしているという。彼のことは信頼
勤めている会社が倒産したら・あなたがクビになったら 実はこれは珍しいことではない。ベンチャー・ビジネスが中心になっているシリコンバレーのソフトウェア会社では、資金が底をつき会社が倒産することはしょっちゅうある。倒産しなくても、コントラクターで勤めていると最長1年しか、同じ会社にいてはいけないことになっているから、期限が来れば職を失うことになる。 また、人員削減のためにクビになる (「ピンクスリップを貰う」という) ことも、珍しくない。どんな場合でも、職を失った
はじめに サンノゼ国際空港に着陸態勢に入った飛行機の窓からは、思ったより大きなビルはなく、住宅地が見えていた。広々とした平地が広がって、遠くには低い丘が見える。 天気は晴天。機長のアナウンスによると気温24℃らしい。滑らかに飛行機が着陸する。毎日の発着便数に対して小さめな空港では、駐機スポットがいっぱいで、めずらしくタラップが飛行機のドアに付けられた。自分の番が来て外へ出る。 突然、今まで経験したことがない空の色に体全体が包まれた。自分の長い人生でも知らない青色
著者は心理学専攻でカリフォルニア州立大学ベーカーズフィールドを卒業後、国際基督教大学大学院で教育心理学修士号を取得。国家公務員となり防衛庁(当時)の海上自衛隊の留学要員の英語教官をする。その後渡米、シリコンバレーに住み、ソフトウェアに関する知識もなくタブレットコンピュータで注目されていた会社でコントラクターとして働く。その後ベンチャー企業に勤めるが、4回の倒産を経験しつつ、ソフトウェア開発について独学。まだiPodもなかったApple, Inc.のスティーブジョブズ氏が作った