チューブラータイヤ のたたみ方
バイシクルクラブ誌の最新号(2024年9月)に5月に伊豆で行われたEroicaの記事があり、スペアタイヤの写真があったのだけれども、すごく残念なたたみ方でガッカリしてしまいました。
今やニーズはほぼ皆無と思われますが(笑)、上のたたみ方がとても気になってしまったので、自分のたたみ方を紹介します。
チューブラーのたたみ方はネットで検索すると簡単に出てきます。
私のたたみ方も、基本的には他の方々と同じで、特別なところは何もありません。
まずはじめに、タイヤ の空気を完全に抜いてバルブを閉めます。
写真は私がスペアに使っている、使い古しのVittoria CORSA CXです。
タイヤ のフンドシ側を手前にして、バルブのところから手前に折りたたんでいきます。このとき、最初に折りたたむ長さ(L)が大切で、自分のタイヤの場合はL=13cmくらいです。
手前に折りたたみます。
折りたたみながら、タイヤを巻いていきます。
巻き終わりました。
上の写真のように、バルブの反対側が全体よりもすこし短くなるくらいだとちょうど良いです。
最初の折りたたみ長さ(L)が長すぎると、上の写真のようにバルブの反対側が余ってしまいます。
この状態でははみ出してしまってカッコ悪いので、このようになったら、Lを少し短くしてやり直します。
最初の折りたたみ長さ(L)が短すぎると、スペアタイヤ全体が丸くなって、自転車に取り付けにくい(サドル下に取り付けた時に脱落しやすくなる、ボトルゲージに入れにくくなる)ので、Lを少し長くしてやり直します。
ちょうど良い長さできれいに巻けたら、タイヤを輪ゴムで止めます。
LOOK595ではスペアタイヤをシートチューブのボトルホルダーのところに取り付けています。脱落しないようにトーストラップで固定します。
昔のロードレーサは、シートチューブはフレームポンプを取り付ける場所だったので、ボトルゲージ台座がありません。
そのため、スペアタイヤをサドル下にトーストラップで取り付けていました。サドル下に取り付けるチューブラーバッグもあったけど、上のように固定すればよいだけだから、バッグを使っている人はあまりいなかったですね。
スペアタイヤは、普段は折りたたまずにすこし空気を入れて保管します。
特にラテックスチューブの場合、ずっと折りたたんだままでいると、密着したチューブ同士が部分的にくっついてしまい、空気を入れたときに破けてパンクしやすくなるようです。
その結果、出先のパンク時にスペアに交換しようとしたら、スペアもパンクしていた… という事態になることがあります(過去に2度経験あり(笑))
スペアはブチルチューブの方が安心かもしれません。
(終わり)