時間は加速している!?
プロ雑用です!
子どもの頃の夏休みって、なーんであんなに長かったんでしょうかねぇ。
今日はそんなお話。
加齢とともに加速する感覚
プッチ神父は言いました。
『時は加速』する、と…
加齢によって「1年」の体感比率が小さくなるらしい
メイド・イン・ヘブンが使われた世界でなくとも、どうも年々、年を重ねるごとに時間の流れが早くなっている気がします。この年齢と体感時間の対比を「ジャネーの法則」というそうで、この法則では時間間隔を「人生のある時期に感じる時間の長さは年齢の逆数に比例する」というように考えるそうです。
具体的に言うと、0〜1歳のころの1年を365日(8,760時間)そのままの時間感覚だとすると、 10歳では体感37日、40歳代では8日程度まで比率が圧縮される、ということだそうです。マジかよ…
まぁ、感覚値を定量的に把握するのは困難なので、この比率が万人に共通するものなのかわかりませんが、確かに子供の頃の一日は今よりもずっと長く感じていたことだけは確かですよね…
感覚は加速してるのに、集中力は衰える悲しみ
体感覚として時間は加速しているくせに、そのくせにくせにくせにくせに!集中力は加齢とともに衰えていっているという悲しみを人類は抱えています。つらい…!悲しい…!
なかなか物事に集中できないから、あっという間に時は流れ、集中すればしたであっという間に時間は過ぎ去り…時間だけが人類平等と言われますが、ほんまかいな!と思ってしまいますw
これは物質的・物理的な時間と感覚的(精神的・心理的)な時間にはもともと差が出るらしいです。物理的時間は、時計が刻む一定のもので、これは観測者によって変わることは有りませんが、心理的時間は個々人の心理状態によるものなので常に変動します。言い換えると心理的時間は自分の感覚で勝手に変化しているということですね。
時間が長く感じられることもあるが
一方で、時間がムダにながーく感じるときってありますよね。これは、どうやら心理的時間は、人間の感覚に影響を及ぼす、身体や空間の状態が強く影響しているからのようです。
たとえば、人間、好きなことや楽しいことは時間が速く感じるし、嫌いなことや苦しい時間って「はやくおわってくれ〜」みたいに、普段より長く感じるのがそれ。「待ち遠しい」という感覚は、明らかに楽しい好きなこと・人を待っているときに感じ、苦しい嫌いなこと・人に対しては思わない感覚ですよね。
また、脳は刺激に対して強く反応するので、同じことを繰り返していると脳がマンネリを感じるようになるため、同じことを繰り返している生活は、時間があっという間に過ぎているように感じる、というのもあるようです。
果たして真実は、時が加速しているのではなく…
ドップラー効果をご存知ですか?
身近な例でいうと、近づいてくるサイレンと遠ざかるサイレンの音が歪んで聞こえるというアレです。ドップラー効果は、音の他にも光などにも作用するため、ブラックホール周辺でも観測できる事象です。
ブラックホールに落ちていく物体は、光よりも加速しすぎ、その結果逆に周辺からは遅く、永遠に落ち続けるように見える…これは観測者とは逆に、その落ちていく側からみると、周囲の時間は限りなく止まっているように感じられるといいます。
つまり、時間が速く感じる原因は、肉体や脳機能の衰えが加齢によって進み、周囲よりも遅れているという感覚なのではないでしょうか?鉄道などの高速で移動する車両に乗車しているとき、進行方向に車両内を歩いていると、自分が加速しているように感じますが、実際自分の歩む速度は変わりません。逆に、止まっている時は慣性の法則によって後ろに押される感覚があります。これがいわゆる仕事や生活に追われている感覚を生み出すようにも思うのです。
加速する速度を自らが追い抜けば、反対に周囲は遅くなる、つまり時間が加速していく感覚を払拭するには、自分が前により速く進むしかない、そういう感覚を持つようにする、というのが有効かもしれません。
衰えるより速く体や感覚を鍛え研ぎ澄ます、というのは難しかもしれませんが(実際むずかしい)、少なくとも鍛えることをやめれば、衰える速度は上がる一方、時間はより加速する(しているように感じられる)のです。
加速する時間感覚を気にするのではなく、自分の衰えと戦うことが重要なんですねぇ、という至極当たり前の結論になりましたとさ。
ということで、今日はここまで。
それじゃ、また👋
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