<#100文字の架空戦記>ビスケー湾海戦
フランス北部・ビスケー湾洋上
どうやら英国人と日本人は、軽巡洋艦以下を牧羊犬として扱い、重巡洋艦以上の船を猟犬のように扱うらしい。深夜のビスケー湾、戦艦の数では上回っていたはずの独仏と合衆国義勇艦隊の艦艇の多くが炎上していた。
世界の運命がフランス北部の海上で決められようとしていたことを理解するには、世界恐慌後の世界経済圏のブロック化とその再編成から紐解かねばならない。第一次世界大戦後の戦後不況に苦しむ欧州をしり目に世界経済の頂点に君臨した新大陸-合衆国で起きた「大不