今回は石川さゆりの魅力について自分なりに評論しようと思います。 石川さゆりは大好きな歌手の一人で、今年の7月にはコンサートにも行きました。周りを見回すと20代は多分僕だけでした(笑)彼女の魅力は『天城越え』に代表される力強い歌声や演歌以外も歌いこなす幅の広さなどたくさんあると思いますが、僕が思う一番の魅力は「女性の覚悟」が歌声に滲み出ているところです。 今の時代こそ男女平等な社会が実現しつつありますが、つい一昔前までは女性は男性に従うべきといった封建的な価値観がまかり通っ
今回は内山田洋とクールファイブの『長崎は今日も雨だった』を取り上げたいと思います。 「雨にしめった賛美歌の〜」で始まる『長崎の夜はむらさき』など雨が似合い、異国情緒あふれる街長崎が舞台で、愛しい女性を探しに長崎まで来た男の歌です。今の時代だとストー◯ーと言われても仕方のないことをやっている気がします(笑) この歌で一番好きなフレーズが 「こころ こころ乱れて 飲んで 飲んで酔いしれる 酒に恨みはないものを」 です。だめだと分かっていてもつい酒に当たるが如く呑み潰れてし
詩と聞いて皆さんはどう感じるでしょうか?「中学の国語の時間にやったけどなんか古臭いしとっつきにくい」みたいな感想が出てきそうです。たしかに李白、杜甫など中学で習いましたけどなんか堅苦しいですよね… ですが僕は「詩」はそんなに堅苦しくなく、むしろ楽しく美しく素晴らしい作品に出会うと「酔いしれる」ことができるものだと思っています。詩は語りえぬ境地をあえて言語化するチャレンジだと僕は思っています。だから「詩とは何か?」と言われても説明は難しいのです。 僕も「五、七、五、七、七で
今回は『恋愛レボリューション21』について考察したいと思います。 歌詞を見ると破天荒で何を言っているのかわからない、というのが大半の人が思う素直な感想ではないでしょうか。僕が思うこの歌のテーマは「恋愛の解放」です。 まず20世紀までの恋愛は男性優位であり女性は男性に付き従うもの(やや誇張してる感はありますが)という価値観がまかり通っていたと思います。その価値観をまさに体現しているのがさだまさしの『関白宣言』でしょう。 まぁこの曲は半分ジョークで作っているのは承知していま
ポルノグラフィティの『アポロ』について考察したいと思います。 『アポロ』という曲について皆さんどういう印象をお持ちでしょうか。壮大なイメージ、宇宙に想いを馳せる…など色々あると思います。 僕が思うのは「人々の変わらぬ心」をテーマにしているとということです。 そしてこの曲を聴くとかの有名な俳人松尾芭蕉を思い出すのです。なぜか。芭蕉の有名な概念として「不易流行」があります。不易とは変わらないということで、流行とは移り変わりのことです。つまり日々移り変わるものの中に移り変わら