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はじめまして 何者でもないわたし

はじめまして。
何者でもないわたしがお菓子屋さんになった話。
自分の記録のために振り返りますが、共感してくれたり、何かを感じてくれたら嬉しいな。

子供の頃からの夢といえばなんとなく聞こえはいいかもしれないけど、
よくある女の子の夢でケーキ屋さん、お花屋さん、歌手みたいな選択肢の中のひとつでした。
小さい頃からお菓子作りが好きで、当時実家にあったオーブントースターでせっせとクッキーやスポンジを焼いていた。
中学生になった頃、好きな子ができてバレンタインにチョコレートを作ったり、誕生日にはホールケーキを作って届けたりした記憶があります。
いま思えば温度設定もできない小さなオーブントースターで焼いた、ガチガチのスポンジケーキで仕上げたバースデーケーキは酷いものだったと思う笑
あのケーキ食べてくれたのかなぁ・・
もちろん甘いものは大好きだけど、わたしの場合人に喜んでもらうためにお菓子作りをしていた気がします。なぜなら自分で作ったものはほとんど食べてなかったから。職人よりではなく、お菓子が人とのコミュニケーションツールになっている感じかな
社会人になってからも夢を聞かれたらお菓子やさん♪と答えていましたが、お菓子作りは相変わらずの独学。
家の事情で専門学校進学もあきらめ上京して飲食の世界に進みました。

コロナ禍での起業ということもあり、店舗は構えずオンラインのみの販売。
先ずは大好きな『クッキー缶から!』
なぜクッキー缶かというと・・
子供の頃、母に連れられて
デパートのお菓子売り場へ行くことが多く、そこでいつも母が購入していたのが、Morozoffのアルカディアシリーズ
本高砂屋ゴーフル
その中でも今も大好きなのが
レーマンのルーブリアンシリーズ
あの高貴な缶は今見てもときめく♪
そんなときめきのクッキー缶を私も作りたい‼
缶を開けたときのワクワクした高揚感を作ろう!

先ずはテーマから
わたしは大人の方にくつろぐ時間を提供するためのお菓子を作りたい!
みんなでワイワイ気軽につまめるクッキーもいいけど
とっておきの時に”じゃじゃーん”って登場するクッキーがいいな〜
そして、クッキーにミルクジャム+ラム酒このクセのある感じが
たまらない。最後にラム酒を垂らしたミルクジャムをクッキーにディップするという、このひと手間が劇的にクッキーを特別な物に進化させていく。
そんなクッキーは見たことも聞いたこともなかったから、たくさんのテストをしました。ミルクジャムに合わせたいから、砂糖は極力控えめに。
そしてシンプルに。
クッキーの大きさ、缶のサイズ、賞味期限の問題など
それはそれはたくさん試行錯誤を重ねました。
名付けて
『はじめまして ごあいさつ便』
何者でもないわたしから先ずはごあいさつ代わりのクッキー缶
誕生しました。


はじめまして ごあいさつ便






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