乗馬はじめた
先日ふと、
「そういえば乗馬って近くでできるのかな?」
と思い、首都圏で乗馬ができるところを調べてみました。すると、家から1時間以内となると難しいものの、2時間以内で行ける所ならいくつかあって、体験もできそうということが判明しました。
そのうちの1つの乗馬クラブに体験予約をして、今日行ってきました!
ちなみに私は、今はなき日高ケンタッキーファーム(2008年閉園)のリバティーちゃんに乗るなど、引き馬体験が何回かある程度の素人さんです。
馬に乗るまで
乗馬クラブに着くと、体験のためのアンケート的なもの(乗馬経験はあるか、今日どこまで体験したいか、など)を書きました。それと並行して、乗馬の注意事項などを聞きました。
それから、貸し出していただいた靴やベストを装着して、準備完了です。
乗馬体験の内容
馬場内にある丸く囲まれたスペースに入り、台の上から馬に乗り鐙に足を乗せたら(「鐙を履く」と言うようです)、スタッフさんの指示で馬が歩き出してくれました。
丸いスペースの中心あたりにスタッフさんがいて、私を乗せた馬はスペースの外周を歩くという感じです。
馬に乗りながら、スタッフさんと会話をしました。クイズを2問出題されました。
私は、「なみあし、キャンター、ギャロップ」と3つだけしかわかりませんでした。残りの1つは「はやあし」でした。
常歩(なみあし・ウォーク)→速歩(はやあし・トロット)→駈歩(かけあし・キャンター)→襲歩(しゅうほ・ギャロップ)
の順に速くなります。
速歩を英語でトロットと言うと聞いて、トロットサンダーの名前の意味を今さら理解できました。
クイズは正解できませんでしたが、「なみあし」を知っていたことを褒められました。やった。
私は、どの走り方がどうなっているのかまでは覚えていませんでしたが、
「脚の運び方?」
と答えたら正解で褒められました。やった。
1.常歩(なみあし・ウォーク)
馬に乗るとやはり「高いなー」と感じます。「怖いなー」とは全然思いませんでした。常歩の衝撃は大したものではなく、乗っているだけで疲れるようなことはありませんでした。普段使わない筋肉に「効いてる」感じも特にはなかったです。
2.停止と発進
常歩に慣れてきたころに、手綱を引いて馬を止めたり、足で合図をして発進したりをやりました。
「停止させたいのに馬が止まってくれない」
など、素人さんの言うことはなかなか聞いてもらえないイメージを馬に対して勝手に持っていましたが、スッと止まってくれるしスッと発進してくれました。馬はエラい。
3.速歩(はやあし・トロット)
速歩も体験しました。スタッフさんが合図を出すと馬が速歩で走ってくれます。馬かしこい。
速歩は常歩とは全然違って、上下に振られます。
「馬に乗ってパッカパッカ歩く」
という表現で思い浮かぶ様子に近い感じです。身体にズッシンズッシンときます。鍛えられそう。
「軽速歩(けいはやあし)」
という、速歩のときに騎手が馬の動きに合わせて鐙に立つ、鞍に座るを繰り返すのにも挑戦させてもらいました。タイミングが合ったときには
「おお!身体全然痛くない!」
と感動しました。キドニーバウンズではないものの、なんとなく蛯名や岩田になったと錯覚できます。
体験後
30分くらい乗せてもらいました。体験終了後は、体験前にやりたいことなどを書いたアンケート用紙に感想を記入しました。
乗馬体験中に、馬が止まって
「ウゥゥーーーーー」
と唸ったことがありました。スタッフさんによると、ボロ(Unko)をしていたそうです。私は、馬が犬みたいな唸り声を出すことに衝撃を受けたので、
「想像よりも指示が伝わって嬉しかった」
「ボロを出すときに唸ると知って嬉しかった」
と感想に書きました。そしたら、ボロを出すときに皆が必ずしも唸るわけではないということも教えてもらいました。
それから、もし入会したら何ができるようになるかや、お金がどれくらいかかるかなどを聞きました。
私は、楽しかったら入会してもいいかなという気持ちで体験をしました。
実際やってみたらやはり楽しく、また、自転車と同じで、1度乗れるようになれば数年ブランクがあっても乗り方は覚えていられるという話を聞いて、じゃあ1度乗れるようになっておきたいなと思いました。
乗馬を始めるにはいくらかかる?
乗馬は上流階級の趣味という感じがしますね。私もそう思っていたので、これまでの人生ノータッチでした。それでは、実際に乗馬を始める場合、どれくらいのお金がかかるのでしょうか?
15万円くらいの入会金を払った後、毎月3万円くらいかかる趣味といった感じでしょうかね。「毎月3万円くらい」をどう見るかだと思います。
「それくらいなら・・・」と思えるなら、大丈夫そうです。
モノより体験
私には、自分の元気さやメンタルによって多寡はあれど、後々予想屋生活が破綻する想像が常に頭にあります。
破綻したらまた前職のような慣れた仕事を始めることでしょう。この歳では、慣れた仕事以外では雇用されることすら高難度です。
予想屋生活が破綻した時に、高い確率で思ってしまいそうなことは、
「あー、どうせ失敗するなら〇〇しておけばよかった」
ということです。〇〇には「時間やお金がある時しかできないことで、やろうと思えばできたこと」が入ります。
「乗馬」は、〇〇にけっこうしっくりきます。せっかく時間があるのだから乗馬を習っておけば、予想屋生活が失敗しても、
「まあでも、馬に乗れるようになったからいいか」
といった具合に、そこまで後悔しない気がします。
なので、乗馬クラブに入会することに決め、その勢いでヘルメットやブーツ、ベストなど乗馬に必要な物一式も買うことにしました。
入会金+8月までの月会費+騎乗チケット+乗馬グッズ一式
で約25万円でした。
やりたいことは、やる!
今回の体験でたまたま、6月から入会したという60代くらいのご婦人と知り合いました。
ご婦人は昔から馬が好きで、幼少期は馬に乗って友達と遊ぶ想像に耽ったりしていたそうですが、自分に乗馬なんてできないと考えていたそうです。
でも、最近になって乗馬体験の募集を目にし、60代や70代で始める人がいるということを知り、やってみることにしたそうです。
お話しをしていて、本当に馬が好きなんだなと思いましたし、自分よりずっと年上の方がチャレンジする姿が素敵だなと思いました。
仕事を辞めて人間関係も変化した今、私の周囲には、思い立ったらすぐ行動する方々が多くなりつつあります。私もそうでありたいです。
「投げ銭」はストレート、「サポート」だとオブラート。 物は言いよう。もらえたら喜びます。