味はするけどおいしくない生活
味覚を失わなくても、食べ物がおいしくなくなることってあるんですね。
食べると、食感がしっかり伝わってきて、香りがして、甘いとかしょっぱいとかを感じます。
それでも、おいしく感じません。
食べ物を見て、香り、味、食感、それぞれを総合して、「いつも通り」または「予想外に良い」時は、おいしい!と口に出して言います。
実際、おいしく感じることが、全くないわけではないんです。
味だ!味だ!これは噛むと音がする!と食べ進めると、突然、食事への興味を一切失ってしまいます。
空腹を感じることもあるのですが、最近は胸焼けや胃痛の状態がほとんどで、胃に物を入れたいと思うことがほとんどありません。
目の前の食事への興味を失って、
空腹も感じない。
その状態で、皿に盛られたものを片付けるためだけに食べても、
おいしくなかったな…という感想しか得られません。
最後までおいしかったと思える食事は、1週間にあるか、ないかです。
そんな食生活だと、痩せそうなものですが、
元が食べることが大好きだったので、おいしく食べられるものを探して、様々なものを口にしようとしてしまいます。
辛い物ならどうか、甘い物ならどうか、パスタはどうか、おにぎりにしたらどうか、
おいしいと感じたくて、いろいろ食べてはみるのですが、今のところ勝率は低めです。
買い物に行っても、
買いたい!食べたい!と思う気持ちがないので、
以前より買う量が減りました。
おいしく食べよう!と思って頼んだ出前を、あまり食べずに捨ててしまうことも増えました。
冷蔵庫はスカスカで、ゴミ箱はパンパン。
またおいしいと感じられるようになるまで、この生活とうまく付き合っていこうと思います。