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下絵→糸目糊置き✨
「糸目友禅」に特徴的な、文様の輪郭線は「糸目糊」を文様の輪郭や線の部分に置くことによって出来上がります。
「糸目糊」は、糊の防染力によって文様の外に染料が滲み出さないようにするためと、🧚🏻♂️糊を置いたところに色が染まらず、輪郭線になって残るという効果のためです。🕸✨
(電熱器、友禅机)
糸目友禅に使う糊には「真糊」(もち米の粉、その他材料で作った糊)と「ゴム糊」(ゴムにいろいろ添加して糸目糊として使いやすく加工した糊)があります。🌱
現在は、糸目にはゴム糊を使うことが多いです。
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「真糊」と「ゴム糊」とで、それぞれ特徴があります。
防染力=真糊の方がありますが、染め重ねたりする場合には、ゴム糊の方が安定する場合もあります。✨
乾燥=ゴム糊→乾燥が早い 真糊→乾燥が遅い(しかし防染力が弱まったり亀裂が出来るため、完全に乾燥させてはいけない🧐)
糊の落とし方=「真糊」💦は、水で溶けるので水洗いだけで糊を落とせる。
「ゴム糊」は、揮発油でゴム糊を溶かして洗浄する必要がある。⛽️
仕上がりの違い=ゴム糊はシャキっとした線に仕上がる傾向がある
真糊は、温かみある柔らかい仕上がりになる傾向がある
しかし、どちらも使い方によっては違いが分からないようにすることも可能
(写真はゴム糊です)
ゴム糊と真糊は🌝
どちらが本物ということは無く、制作する人の制作スタイルや、創作上の狙いや、好みによって使い分けられます。🧚🏻♂️