韓国岳のミヤマキリシマ(2017年6月19日記)
今日はすごかった…。
もう二度と見れないかもしれないくらい次元の違う世界だった。
天気予報を先週見た時は週間天気で19日は曇りの予報だったけど、日が進むにつれて曇り時々晴れ→曇りのち晴れ→晴れ…って変わっていった。
天気的にも花的にも今回が最後のミヤマキリシマのチャンスと思ってたけど、家出た時に月が薄く陰ってたからきれいな青空は期待できないかもと思ってちょっと諦め気分だった。
来年以降のためにどこから撮れば一番いいかポジションを探せればいいか、くらいの気持ちで登った。
でも今日はなぜかすごく調子がよくて、2時40分に大浪池登山口から登り始めて、避難小屋分岐まで50分ちょっとで着いた。
山頂には4時5分くらいに着いたから1時間25分くらいで登れた。
いつもより10分くらい早く登れた。
山頂からの光景は4時5分くらいの時点では雲海も全然出る気配なくて、朝日が昇る方面はきれいに晴れてたけど全体的に薄い青空になりそうな感じ。
予定通り来年以降のためのミヤマキリシマを探してたら、朝日の20分くらい前になって急に雲海が流れ込んできた。
全く想像もしてなかった…。
どこ見渡しても霧のかけらもなかったのに一気に流れ込んできた。
まさに夏のもくもくとして力強い雲海の別次元の光景…。
ちょうどいい所に綺麗に咲きそろったミヤマキリシマが朝焼けで更にピンクがかって、もうなんか出来過ぎてた。
今までで一番すごい光景だったかもしれない。
もう二度と見れないかもと思って相当撮った。
普段なら一瞬で消えるような光景だけど、今日は朝陽が照らすまでずっとすごい光景が続いてくれた。
朝陽が照らしだす頃には幻だったかのように夢の世界が消えていった…。
この15分後くらいにはもう霧も全部消え去った。
最高の時間だった。
明日から本格的な梅雨が始まるみたいだし、最後の最後にとんでもない光景を見せてくれて本当にうれしかった…。
雲海が消え去って普段の世界に戻った後も来年以降のために計画通り色んなところから撮ってみた。
今年は当たり年ではあるけど、花のタイミングが結構ばらばらだったみたいで、完全に散ってるのと、まだ見頃なのが混在してた。
これが全部一斉に咲いたらどこから撮ってもきれいっぽい。
発見とはいえないけどそれが分かっただけで充分かな。
次に南側の8合目付近のミヤマキリシマを見に行った。
ピークは過ぎてはいるけどまだ全然見頃の光景。
すっきり晴れてたらよかったけど、雲海のおかげで今日はもう何もなくても大満足。
写真も2・3枚撮っただけであとはずっと9時くらいまで眺めてた。
本当にここにいるだけど幸せだ。
晴れの予報だったけど大浪池ですらこの距離でちょっと薄く見える感じだから今日はここまでにした。
ものすごい名残惜しいけど、だんだん暑くなってきて登山者も増えてきそうだし、いい気分のうちに下山。
ミヤマキリシマが終わると秋までちょっと目標というか、なんか物足りないな…。
くじゅうか阿蘇に7月辺りまた行きたいけど、節約もしたい…。
ゲーム売ってガソリン代を捻出するか…。