テント泊練習登山(2023年3月11日記)
昨日の10時半くらいに家を出て大浪池から獅子戸岳に登ってきた。
旅計画で8回くらいテント泊する予定だったから一度練習と、足りないものがないか確認するため。
モンベルのシームレスダウンハガー800#3の寝袋は商品説明だと快適温度4℃で、使用可能温度-1℃ってなってるから今週の霧島ならちょうどそのあたりの温度で確認できるはず。
霧島連山はこれで最後の登山になるから晴れで暖かい予報だし、ちょうどいいと思ってたのに13時くらいになっても連山全体雲の中で風もちょっと強めで寒かった。
まだ何も咲いてないと思ってたけど大浪池は意外にマンサクがもう結構咲いてた。
全体的なピークはまだ先だと思うけど、にしても今年だいぶ早くないかな。
晴れの予報だから30分くらい待ってみたけどたまに隙間から日が差す程度だった。
大浪池までの登山は普段なら散歩レベルの感じだったけど、今回は結構きつかった。
普段25ℓのザックから今回50ℓのザックだから単純に重さが響いてる感じではあるけど、やけに首と肩が凝ってきついからベルトの調整を色々試してみたら凄い良くなった。
今まであんまり意識してなかったけど25ℓのザックでもちゃんと調整してみようと思った。ベルトの調整大事だな…。
ベルト調整後も韓国岳山頂までの直登はかなりきつくて何回も休憩しながらゆっくり登った。通常の1.5倍から2倍くらい時間かかりそう。
天気が良ければ獅子戸岳まで登ってから琵琶池でテント張ろうと思ってたけど、くもりのままでずっと寒いから獅子戸岳に行く途中にある琵琶池に直行した。
テント設営はネット動画で予習済みだったから10分くらいで設営できた。
プロモンテVL17はほんとに簡単で慣れれば5分で出来そう。
16時半くらいでちょっと早いけどお湯を沸かしてカップラーメン食べた。
電波もないし何も持ってきてないからやることなくてもう寝てみることにした。
エアーマットは若干大き過ぎたけど意外と問題なしだった。
寝袋はそれ自体が暖かくなるんじゃなくて冷気を防いでるって感じなのかな?
微妙に寒い状態がずっと続いて全然寝れなかった。
最初だから寝れないだろうとは思ってたけど寒さで寝れないのは微妙に想定外だった。
エアーマットを空気パンパンになるくらいまで空気いれて、外で撮影する時くらいに着込んだらだいぶ良くなったけどそれに気づいた時にはもう4時くらいになってた。
念のためホッカイロを2個持ってきてたから凍えずには済んだけど寝れはしなかった。
朝になってテント撤収しようとしたらフライシートの結露が完全に凍り付いててタオルで拭いても取れなかった。
霜柱も凄かったから氷点下だったのかも。
適正に使用した場合、今の寝袋だと大体4℃くらいの気温までは大丈夫そうってことが分かったけど、2000m以上の山とか東北の山では真夏じゃないと厳しそう。
結露が解けるのを待つ間に獅子戸岳に行くことにした。
水蒸気のせいか高千穂之峰がちょっと白っぽいけど青空と見れてよかった。
何もない時期だから何を撮りようもないけどぽかぽか暖かくていい気分で眺められた。
しばらく眺めて日も高くなってきたからそろそろ結露も解けてるはずと思って琵琶池に戻る。
ここからの眺めもこれで最後か…。
色んな奇跡を見せてくれた韓国岳にはほんとに感謝しかない。
琵琶池に戻ってきた。結露はすっかり解けてて太陽の光が当たってる面はきれいに乾いてたけど日陰の所はまだ濡れたままだったからタオルで拭いた。
設営は簡単だけど撤収は拭いたり畳んだり結構時間かかった。
20分以上はかかったと思う。
ここほんと雰囲気がいい。
もっとあったかい時期にテント泊したかったな…。
名残惜しいけど何か咲いてるわけでもないからそろそろ帰る。
朝ちょっと失敗してラーメン食べてコーヒー飲んだ後、水が500mℓ余ったのに軽くしようと思って土に流してしまった。
飲料用のは600mℓのお茶1本しか持ってきてなくて昨日半分飲んでたから残り半分で下山しきらないといけない。
昨日は寒かったから喉乾かなかったけど今日は既にちょっと暑いくらいで、めちゃくちゃ喉乾きながらの下山になった。帰りの韓国岳への登りがきつかった。
喉が渇かないようにゆっくり登って何とか韓国岳到着。
最後の韓国岳だからゆっくり眺めたかったけどお茶がもう4口分くらいしか残ってないから10分くらいしか眺めれなかった。まぁ挨拶はできたからいいか。
大浪池まで戻るとお茶はあと2口分しか残ってないけどリンドウにも気づけるくらい心に余裕が出てきた。
白いリンドウって初めて見た。どっちも花がちょっと小さめだから4月に咲くリンドウとは種類が違うのかな?
もうちょっと白リンドウと青リンドウの距離が近ければ撮りやすかった。
初めて見たから珍しいのかと思ったけどこの先にも何輪か見かけた。
3輪の白リンドウ。
この子を撮った後でお茶を飲み切った。
12時半くらいにようやく駐車場に帰り着いた。
最初の自販機で桃の天然水買って飲んだら夏旅の記憶がよみがえる美味しさだった。
下山中ずっとアイス食べたくてしょうがなかったけど家に帰る頃にはそんなでもなくなってた。ちょうどいいくらいの春の気温だったからかな。
今回テント泊の練習して色々考えたけどテント泊登山は真夏限定で3回くらいにしようと思った。
一番の理由はザックの重さ。あの重さで疲れ果てながら山を見ても感動が半減する。
思い入れのある好きな山ほど今まで通りのスタイルで登った方がいいと判断した。
あと、どうせほぼ寝れないっていう所と、テント撤収の面倒さというか朝の一番いい時間帯にテント撤収してる場合じゃない。なんか調子が狂う。
とは言ってもせっかく買ったから日帰りでは厳しい山と夕景が見てみたい山だけテン泊してみようと思う。
ちょっとまた計画練り直しだ。
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