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お香の認知が拡大している3つの理由
はじめましての方、毎度どうもな方も、こんにちはマエダ イオリです。三重県津市を拠点に、香水の薫りがするお香ブランド「siki」のプロデューサーをしています。
ポジショントークっぽいですが、ここ数年でお香の認知度は上昇しているように感じています。
有名ブランドからもお香が発売されるようになりました。
sikiにとっては非常に嬉しい流れ。本日は僕なりに理由を分析してみます。
1.自宅での過ごし方の見直し
新型コロナウイルスで外出を強制的に禁じられて、自宅で過ごす価値や在り方を考える大きなキッカケになりました。
自宅で快適に過ごす為「薫り」は重要なキーワードで、香りモノへの注目度は急激に上昇しました。
その中で一般化しているディフューザー等の定番品にマンネリ化
した方が、少しハードルが高かったお香に流れてきていた印象があります。
その流れは今も続いており、sikiの接客をしていてもお香デビューしたてや初めて購入される方が多くいらっしゃいます。
セレクトショップでもライフスタイル製品の売り場が拡大されており、注目度の高さを感じます。
気候変動・物価高・円安など、今後も様々な要因で外出するハードルは上がっていくと思います。いかに自宅時間を充実させるかは永続的なテーマになるはずです。
2.SNSを中心とした動画の浸透
時代は写真から動画に移行しました。
5Gが普及して通信速度の高速化が大きな要因だと言われています。これをキッカケにデバイスもSNSも動画へ一気にシフトしました。
そんな背景があり、生き物以外の動きがない室内で動画撮影する際に、ゆらゆら揺れるお香の煙という要素を入れる方が増えてきたように感じています。
恐らく意識的にしている方はごく一部で、真似をしたり感覚的に取り入れたりしている方が少しずつ増えているんだと思います。そんな映えツールとしてもお香は一役買っています。
「オシャレな部屋=お香がある」みたいな定義が一般化する日がいつか来るかもしれません。
3.日本文化への注目
海外からの旅行客が少しずつ戻り、世界的に日本文化が注目されています。
お茶や禅など、日本独自の文化に興味を持つ外国人は確実に増えています。そうなると、逆輸入的に日本人も日本文化を見直すようになっていると感じています。
インテリアにおいては、海外の文化を取り入れるのがクールだった時代(イームズ等のミッドセンチュリー)から日本の文化をアクセントに入れる時代(ジャパンディデザイン)へ。古民家を改装したクールなお店も増えています。
その流れの一つに日本古来の「お香」があるのかなと考えています。手軽で安価に始めることが出来るので、第一歩には最適です。浅草・京都ではお土産として爆売れしたりもしてるとか。
sikiはまだインバウンドの恩恵は受けていませんが、今後JAPANブランドとして海外でも認知してもらえるように頑張りたいです。
お香の未来
現状は「お洒落な人のモノ」というイメージですが、少しずつ一般化していくと考えています。(すでに無印良品でも販売されています)
とはいえ、大ブームになるのは難しいと思います。
火を使うということに抵抗感を持つ方も多いので、あくまで意識高い人向けの製品であることは変わりないはず。
お香ブランドとしては、様々なブランドが乱立して競争は激化していくと考えてます。(陳列スペースは大きく拡がらないはずなので)
その中でsikiを選んで頂けるように、魅力的な商品創りとブランド価値の向上が求められてきます。
ニッチ過ぎて情報が少なく僕の肌感と推察だけでエビデンスのない分析ですが、こんな感じでお香と向き合っています。
sikiを応援して頂けると嬉しいです。
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