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不動産屋に行く前に…元宅建営業マンが教える「家探しの心得」

 家探しにおいて、「不動産屋」「営業マン」の選択はとても重要な要素になってきます。
 「より安く」「より早く」「より良い」物件を手に入れるために、
 元不動産営業マンの視点から「営業マンの心の中」を公開してみました。

 営業マンの手の裏を知ることで、誤った選択をしないようにできることでしょう。

 ぜひ、家探しを検討していて不動産屋に行こうとしている方は事前に読んで、頭に入れておいてください。


Q&A方式になっていますので、「自分もそう思った!」というところを見てみると、参考になると思います。


1.問合せた物件の内見に行ったら他の物件も案内された!?

SUUMOで内見したい物件の問い合わせをして、当日行ってみたら「他の物件も見に行きましょう」と言われました。強引な不動産屋の印象だけど大丈夫でしょうか?

⇒問題ありません。
 むしろ「良い営業マン」です。

 インターネットから「この物件が見たい!」と問合せがあったとき、実はその物件をすぐ購入することはほぼありません。
 問合せたときには、「この物件しか興味ない!」と思っているかもしれませんが、
 「見てみたら全然イメージと違った」
 「良さそうだけど他の物件も見てみたい」

 ということがほとんどです。

 そのため、良い営業マンは、問合せが合った物件から、
 「この人はこういう物件に興味がありそうだ」
 と考えて、類似物件を準備していきます。

 これは、「せっかく割いてもらったお客さんの時間を無駄にしたくない」という気持ちの表れです。
 ですから、
 「強引に売りつけられたりしないかな?」と、これだけで判断しない方がいいでしょう。

 なんなら最初に連絡したときに、自分の家探しの条件を伝えておくと、より良い物件を紹介してくれるので効率がいいと思います。

 もちろん時間がなければ断ってしまって問題ないですし、信頼できそうな営業マンでしたら、別の日に案内してもらうようにしましょう。

 むしろ内見のときに、依頼した物件しか用意していない不動産屋の営業マンは、
 「気が利かない」と思ってもいいくらいだと思います。


<まとめ>
① 問合せた物件以外も案内してくれる人は「良い営業マン」
② 事前に自分の条件を伝えておくと効率的
③ いらなければ断ればいい
④ 他の物件を案内しない人は「気が利かない営業マン」


2.内見したときにグイグイくるかと思ったら放置!?興味ないの?

部屋を案内してもらったとき営業マンに「ここがお勧めです」とグイグイ営業されると思ったら、ずっと黙ってました。売る気がないのでしょうか?

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