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鉄道軽視の四国。走る列車は最先端。

四国は車社会である。
買い物、遊び、観光、何をするにも車が使われる。
そんな四国で鉄道は当然ながら苦境に立たされている。
免許を持たない学生や車に乗れないお年寄りはともかく、大半の人は移動手段に鉄道を選択する事は殆どない。

そんな鉄道軽視の四国。では、どんな列車が走っているのだろう。

「田舎で車社会だから、昔のボロい列車が走ってるのでは?」いや、実は最先端技術を惜しみなく使った高性能車両が走っているのである。

最近導入された2700系特急型気動車は最高速度130キロ、加速力は電車と同じ2.3キロ/秒。
更にカーブで車体を傾け、速度低下を防ぐ振り子装置が搭載されている。
これにより、カーブの連続する山間部でも80キロ近いスピードで駆け抜ける事ができる。
また、車内は全席にコンセントが備わり、WiFiも使える。
SNSや仕事も快適だ。

これは都会の最新型特急列車と変わらない。
寧ろ特急型気動車としては最高クラスではないだろうか。

苦しい状況にも関わらず、快適性とスピードの為に全力を注いでくれたJR四国には感服するしかない。
そして、いつか苦悩が報われる日が来る事を切に願いたい。

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