へっだー_Fotor

樹齢100年の森を探訪してきました〜!

やっと・・・ついにやっと待ちに待った林齢110年の森に散歩に行けました!!!

林齢100以上だと巨木の森なのかなぁ〜?

変わった木が生えてるのかなぁ〜?

とワクワクしちゃいますね!笑


狙うは極寒の夜を経た早朝…を狙っていて、ついにコンディションの整った絶好のタイミングが訪れました٩( ᐛ )و

この時期は極寒の夜を経ていないと雪の上をマシに歩けないのですよ〜

ここ最近は樹液がたくさん採れるほどの晴天とプラス気温続きで雪解けが進んでいたのですが、久々に降雪とマイナス気温が訪れたので雪の上はガッチゴチでした!暖かいとズボズボ埋まってしまいます(笑)

なので、朝6時半に出発し早朝散歩を楽しみましたよ〜!
では、写真多めで進めていきますねbb

まるで北極のような堅い雪の丘を歩いてゆく

背中から軽い吹雪も迫り、小さな凹凸には粉雪が溜まっている。

小高い丘の峰を目印に、進んでいく


森へ入ると、一面の白に迎えられる


白い丘のてっぺんを見上げる、虚ろに日が差す。

丘の上にうっすらと光を届ける太陽が待ち受けているよう。

いつも見上げている景色を見下ろす映えの違いに驚く。

ただ、背中を押す吹雪が景色をにごらせる…

白樺1万本のうち1本のカバノアナタケ

広い面積に白樺の生えるロシアではЧАГА - チャガと呼ばれる。
●カバノアナタケ(Fuscopiria Obliqua)は壮年のカバノキに寄生し、15年ほどかけて大きく成長する。乾かしてお茶にして飲め、ガンの予防に効果があると言われている。

そして、いよいよ・・・

樹齢100年の森に到着!!!(正しくは林齢110年の森)

沢の奥に入った斜面に広がる、樹齢100年の森…
北海道では野原から100年経つとこのような姿になるのだ。

ぱっと見、巨大樹の森という印象ではない。
だが、生えている木々の一本一本は力強い。



図太いミズナラ(Quercus crispula Blume)

苔むしていて、長者の貫禄を感じさせる。

このミズナラは枝の張りが力強さを感じさせる。


右条に捻じれるシナノキ(Tilia japonica)

シナノキは成木の樹皮がブロック状に剥がれ出る。ボダイジュとは別種で、ボダイジュは中国原産種。花からシナ蜜が採れ、ニホンミツバチがこれよりハチミツを作る。

縦に開いた裂け目、中身がない木

おそらく凍裂だろうか、樹木の中の部分が空っぽになってしまっている。
厳冬期、樹木中の水分が凍り樹木内の圧力が高まると凄まじい破裂音とともに樹木を縦に割くようにヒビが入る。これを凍裂現象という。

ただ、木は樹皮で生きている。

中身が中空となったミズナラ

これも年数とともに芯材が腐り落ち、中身が空っぽになってしまっているミズナラ。
樹木は表面(樹皮)で生きているということを強く感じさせてくれる。
中身は骨格でしかなく、失っても生きていられる。

凍裂ではなく、おそらく昔に折れた太い枝から腐れが始まり、木の中までを腐り落としたように思える。

美人、美肌、美白。

このように太く育つ白樺はマカバ(マカンバ)と呼ばれる。
樹皮の横シマ模様がチョコチップのようだと例えられる。
北海道の景観を作り出す美人な木である。

どこの森にもある、ヤツの爪痕

紛れもなくヒグマが残した爪痕だろう。傷跡に動物の毛が混じっている。
ヒグマはよくトドマツ(Abies sachalinensis)に爪痕をつけている。

みどりと雪のコントラストが映えるお気に入りの写真。

トドマツの若枝葉があっさりと雪化粧し、木漏れ日が差している。
美しい色合いだと思っている。

そして、最後になりますが・・・

帰り道、青天を仰ぎ見るケヤマハンノキ(Alnus hirsuta)


早朝山散歩はこのような旅路でした!
この時期独特の景観を見せる北海道の冬山も楽しいですよ٩( ᐛ )و

ではでは!

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エフゲニーマエダ(平成林業。)
若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。