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山登りしたエフゲニーマエダの視点。⑥
こんちわこんちわ、7月ですね。
たーぶん今年初なんじゃないか登山。。。
幻想的で美しい景色を見て心の浄化を目的に、行ってきました!
実は美しいヘッダー画像においらことエフゲニーマエダが写ってます。探してみてネ!
Visited Mt.Iwao-nupuri (on Niseko Area)
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えーと今回登ってきたのはニセコエリアにある割と噴火年代の浅い火山であるイワオヌプリ!
噴気は見られませんが、どうやら活火山らしいです…!
なのでいかにも火山!てビジュアルをしています。なのでハゲ山。
そして美しいです。(景色にて写真記載)
またしても火山…なのですが、ニセコエリアの山は2つ目。
(というかこの男はほぼ火山しか登らない)
初回はあの蝦夷富士で有名な羊蹄山でした!
一応は羊蹄山も火山なのですが、ひたすら6時間ジャングル山登りだったので苦行でした。
今回のイワオヌプリは1116mなのでわりと誰でも気軽に登れるマイルドな山。
とはいっても登山道は大岩をいくつも跨いだり砂利道進んだりと地形変化には富んでいます。そんなゴツゴツ岩場が好きだったりする奇特な友人もいる…
名前の由来は硫黄→イオウ→イワオらしいっす。訛って転じた感。
□2つ目の水柱で話題のあそこがある。。。
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ぜんぜんみなさんの記憶に新しいであろうこの湯柱が、なんと道中にあります、ありましたwww
というのも、ここイワオへ登ろう!と計画立てたのは2週間前だったのですが、いざ登山当日が近づく6/29に突然噴出。
噂によってはエフゲニーマエダの仕業だとかされてます。たまらないですね。
去年は長万部町の神社敷地内で水柱が吹き上がり、今年はニセコの山中で…すごいっすね北海道。
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ご覧の通りすごい人だかりでした。「水柱!」というとたちまち観光地化してしまう北海道です。ゴォォォォ…という音と立ちこめる温泉の香り。
ちょうどこの湯柱がみられるスポットのT字路を曲がるとイワオヌプリの麓駐車場へ行けるんですね。
さてではいきましょう。
■モノとか。
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それぞれ流紋岩の砂地、火山岩の砂利、硫黄の砂地、エヴァの浄化された世界のような酸化砂地。
こんなにもカラフルで美しい山なんですよイワオヌプリ…!!
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イワオヌプリの名前の由来ともなっている、硫黄の結晶が山頂エリアによく転がっています。
なんか明治大正期には硫黄鉱山があったくらいなんだそう。樽前山と来歴が似ていますね。
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豆腐のようなきめ細かくて真っ白い石と血のように真っ赤な石。
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山頂付近から硫黄の結晶を仰ぎみる。本当よくあちらこちらに硫黄が落ちている。
◼️植物とか。
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登山口すぐのところでまず先我々を出迎えてくれたのはこのシンボリックに幻想的に生える白樺でした!
まるで日本庭園の盆栽樹のような趣を感じさせる白樺ですね…いやぁ美しい。
この白い斜面がバックスクリーンになってるのがなんとも美しいですよね!
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少し歩みを進めていくとイソツツジ(Ledum palustre subsp. diversipilosum var. nipponicum)がまわりに占有してきます。学名クッソ長い。笑
このイソツツジは十勝岳の望岳台エリアでもたくさん見られた子ですね。
で麓エリアを抜けて山頂原エリアに入ると・・・
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ポツポツと彼らばかりが生える白いエリアに到達。
イワオヌプリはやっぱり噴火年代が浅いためか、決まった子たちしかいませんでした。
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バラ科エゾノマルバシモツケ(Spiraea betulifolia var. aemiliana)だそう。
イワオの山頂エリアではこれとハイマツとイタドリくらいしかいませんでした。
シモツケの仲間は日本全国にわりといっぱい存在するんですが、この北海道変種は矮性・小柄なタイプのシモツケなのだそう。おまけに葉っぱも丸っぽいそう。
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カラスの主食となっているとされるハイマツの種子。
発芽したてで周りに種子殻を脱ぎ捨てた若松たちがいたので、恐らくカラスの食事跡なのだろう、と予想。。。
◼️景色とか。
イワオの見どころ最大の魅力はなんと言ってもこの白き砂漠!!
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恐らくは噴火口だったんだろうカルデラに、長年の流水などで砂が貯まってウユニ塩湖のようなビジュアルとなった美しい場所。
数万年前にはここからドカーンと火柱あげてた場所らしい。そういう意味でもエネルギーに満ちた場所なんかな??
イワオヌプリはこの白い砂漠がなんといっても1番のビュースポットだと思う。山頂ではなくココ!!
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白と緑のコントラストがあまりに美しすぎる天界のニセコアンビーチ。
もうここが真のカムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)でいいと思う。大雪山にはもったいないぜ!
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枯山水を思わせるビジュ、コントラストでもう本当に美しい。
北海道が生み出した天然の和風庭園ですよ。。。
枯山水においてこういう石なんて言うんでしたっけ?
僕の出身高校の造園科の人なら絶対習ってる。
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白い砂漠にはこんなうねうねも走ってます、ました。
強い雨が降るとわりと川をつくるみたいです。
こういう自然の造形美が好きなんですよね、おいら。
小さい頃海とか連れてってもらって自分専用の川とか作って遊んでた。
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この夏でも味わえるニセコスノーのような白い天界のビーチに見惚れつつも別れ惜しさを存分ににじませるおいら氏。
彼がこのエリア去り際に放った一言は「ここに暮らしたい。」であった。
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白い砂漠入り口からは下界(ニセコ、昆布、蘭越、日本海)が一度に見渡せる。まるで神の国オリンポスの天界入り口のような景色をしている。
いやぁ美しい!!!
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まるでこんなイメージ(エフゲニーマエダ脳内イメージによる)
っと!!!
どうでしたか!!イワオヌプリ!!
ニセコエリアでは富士山のようなビジュアルの羊蹄山(1898)がどうしても先にイメージされがちですが、スキー場がめっちゃ栄えてるアンヌプリの背後に隠れてるこのイワオヌプリも夏場のビジュ的に個性的な山!
ほんっと美しいの一言に尽きる山です。だって夏でも真っ白なんだもん!!
〜山登りシリーズの記事たち〜
(小樽塩谷丸山-準備中!笑)
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