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推しVTuber:天開司 #1
noteの記事も10を超え、いよいよそれなりに備忘録が増えてきた頃になりました。
いつもファンアートをアップしているアカウントのnoteを読んでくださる方が結構いる、というのはとても嬉しいです。
一オタクの推し活の軌跡、ご興味のある記事を楽しんで頂ければ幸いです。
さて、いよいよ推しVTuberシリーズで書きたかった男に触れて行こうと思います。
BANs筆頭債務者、天開司さんです!
彼について書きたかった理由は「はじめに」でも触れたのですが、私が一番最初に知ったVTuberであり、一番最初の推しだったからです。
もちろん彼について語りたいことは山ほどあるので、今回もナンバリングを振っています。
#1では出会いと基礎プロフィールを中心に、備忘録を残していこうと思います!
天開司との出会い
当時、まだ私のTwitterのフォロー/フォロワーが20人前後だった時代。
私はワイエム系さんという漫画家さんの漫画が好きでフォローしていました。
現在も漫画連載を持っている方で、男女の書き分けが抜群に上手い漫画家さん。しかも揺りかごから墓場までなんでもござれ。
当時の代表作は「五十、六十、よろこんで。」で、60代未婚男性と50代バツイチ女性の初恋をもう一度描いていく物語。pixivで男女漫画を読んでいる方だとご存じの方もいるかもしれません。
そんなワイエム系さんがふとアップした天開司さんのファンアートが、司さんとの出会いでした。
第一印象は「漫画の主人公っぽい見た目だけど、この人のキャラクターでもなさそうだし、何よりよく分からないタグが付いているな……?」。
1枚だけならスルーして終わりだったのですが、その後2枚、3枚と続き、そして「ちょっと見に行こう」に至りました。
初めて見た配信アーカイブ
とはいえ、当時の司さんがプレイしていたゲームは私がよく知らないものばかり。
おまけにアーカイブで一番伸びているっぽい「ドン勝」は3D酔いして見られない。
どうにか……どうにか私でも見られる楽しそうな配信はないものか……!と彷徨った挙句に見つけたのが「Vaka-Tuber」でした。
実はこちら、私の推しVTuberの1人でもある因幡はねるさんが先駆けて、自身が所属している「有閑喫茶あにまーれ」と、同企業内グループ「ハニーストラップ」という2つのグループメンバーを集めて実施した学力テスト企画の、男性VTuberバージョン。
なんとテスト問題は司さん自作。いや、ねるちゃんの問題内容を参考にした部分もあったかも……?
何しろ学力テスト、学科とその問題構成が割と固まっているので……前半が小問、後半が大問や記述式なのはテスト形式の定番ですよね。
概要欄に「国・数・理・社・英の珍回答をイジり倒します」と書かれている通り、真面目にやるというよりもとにかく様子のおかしい回答をイジリにイジる企画となっています。
死ぬほど笑いました。とにかく社会の平均点が低い!
みんな「VTuberは社会不適合者なんだから社会は低いに決まっているだろ!」と無茶苦茶言っていました。
ちなみにこの企画、問題作成者と採点者、つまり司さんの負担がエグいので、第2回終了後は因幡はねるさんの企画へ司さんのみ合流し、アシスタント的ポジションで何度か本家へ参加しています。
男性VTuber版の第2回のアーカイブはこちら。
多分人によっては「第2回は推しがいるからこっちだけ……」と思うかもしれませんが、騙されたと思ってぜひ1回目から見てください。
ちょっとした大ドラマが第1回→第2回にかけて繰り広げられたので。
第1回V紅白
なるほどなるほど、ゲーム実況中心だけど企画配信も積極的に行っている。どうやら活動の幅は割と広そう。
そんなことをぼんやり思っていたら、なんと年末に伝説の企画の予告が大発表。
それがこちら。V紅白歌合戦、通称「V紅白」!
この頃は確かまだにじさんじも先駆けのSEEDs時代。本当に企業・個人の垣根なく「やべーポテンシャルのやつを集めて歌合戦をしよう!」という企画でした。
企画主催の歌衣メイカさんと共に、司さんも司会を行うことが決定!
そしてここで私は多くの推しと出会うに至りました。
余談ですが、メイカちゃんも司さんも司会なのに歌合戦にも参加するという無茶なスケジュールを強行。
急に「トイレ」と言って消えた司さんが、環右近さんとともに米津玄師の「灰色と青」のカバーをしたのですが、みんなからは「着替えが間に合わなくてトイレから参加」と言われる始末。
(メタいことを言うけど提出MVを使用しているので、マジで着替えながらトイレから参加したわけではありません)
企画力があることは知っていたから司会も抜群の安定感だったのですが、とにかく歌が上手い。
歌ってみたもちらほらアップしていたため、すぐにそっちも見に行きました。
こうして、一人の男の生きざまに惚れるに至りました。
基本プロフィール
天開司
よく「にじさんじ所属でしょ?」「Baluz所属でしょ?」と聞かれるほどに多くのVTuberさんたちとコラボしていますが、個人で活動している男性VTuber。
バーチャル債務者YouTuberを銘打って活動していますが、ぶっちゃけ「こんな真面目で堅実な男は債務者にはならんやろ」とファンからも同業者からも思われています。
それほど人柄のいい男性です。
象徴的エピソードはこちら。
7分半で爆笑できるのでぜひ。お人好しクズおじさんな司さんを短時間で摂取できます。
メインはゲーム配信活動。割とコラボにも引っ張りだこで、大会主催も頻繁に行っており、ここ2~3年の司さんから知った人でも「にじさんじ甲子園」と「神域リーグ」はご存じの方も多いのではないでしょうか?
かと思えばMZMの動画にも準レギュラー…もうほぼMZMとして出演し(何しろゲスト紹介のテロップすら出ない)、MZMのライブに持ち歌でも参戦。
また、黎明期からBANsという「やべー奴を集めたコミュニティ」の筆頭を務めており、この頃から色んなコミュニティや集まりに参加していました。
ざっくり言うと、サークルとバイトをハチャメチャに掛け持ちしていたという状態ですね。
とにかく多彩なVTuberさんです。エンターテイナーとして抜群のコンテンツ力を誇ります。
配信活動
主流となっているのはゲーム配信。雑談配信は節目節目のお祝いのみするタイプです。
こちらは「豪遊雑談」という名前で検索をかけると、なんとも簡素な配信画面、ほぼ畳画面の飲み会会場が現れます。結構楽しい。
以前までは麻雀配信をメインコンテンツのひとつに据え置いていましたが、あまりにも誹謗中傷が酷くすっぱり休止。
こういう所で無理して続けずに自衛できるところも良い点です。
配信、本人が楽しくないのに義務で続けたっていいコンテンツにはならないので。また楽しくやれそうだったらやってほしいな。
他にも流行のゲームはしっかり押さえて発売日からプレイ。
最近ではストグラ配信が増えていますが、以前からやっているポケモン配信であったり、数年前までは毎年夏休みには毎朝「ぼく夏シリーズ」をぼくくんならぬクズくんで配信したりもしていました。
ゲーム配信主流型と言ってもいいでしょう。
コラボ配信活動
また、とにかくコラボが多い!
前からじわじわ続いているのが麻雀教室配信。Vaka-Tuberで教師を務めただけあって、コーチングが上手い!
大会前に司さんを駆け込み寺にしているVTuberさんも結構多いです。
パーティーゲームも呼ばれればフッ軽で駆けつけます。
特に数年前からずっと続いているメンツが「Allguys」。こちらはガッチマンVさん、歌衣メイカさん、兎毬まりさんと、「Fall Guys」というゲームの大会でチームを組んだことにより結成されたグループ。
ガッチマンさんという超大御所配信者さんがVTuberになったのを契機にコラボし、大会参戦し、今やガッチマンVさんのライブにはこの4人で出演するように。
こんな風に、人との繋がりでどんどんコンテンツや仕事が広がりを見せています。
一番直近で1年前までやっていたV呑みもおすすめ。
にじさんじの花形の男性VTuberさんやホロスタのロベルさん、MZMのコーサカさんなど、ド級のメンバーが集まってひたすら野郎だけで飲み会をしています。
お酒を用意してリアタイで参加するのがおすすめ。
音楽活動
配信者・企画屋としての側面を持つ司さんが「初めて褒められた」と記憶しているのが”歌”。
V紅白にも毎年無茶なスケジュールの中歌い手としても参加する中、第3回で一旦の終幕を迎えたV紅白で、主導して幕引きのコラボcoverを発表。
そして間髪入れずに「自分も本気で音楽に取り組みたい」と一念発起。
この第3回V紅白でクラウドファンディングの実施を発表し、実に1か月という短期間で全ストレッチゴールを軽々と飛び越え3000万円の支援金を集め、見事自身のオリジナル曲を10曲制作するに至りました。
実にのびやかに歌い上げます。
司さんの歌の特徴は「現状に対するもどかしさ」と「殻を破って変わっていきたいという衝動」を見事に織り交ぜて歌い上げる、彼ならではの歌声にあると思います。
収録曲は司さんの、VTuberとしての在り方を問いかけ答えるような曲も非常に多く、まさに「天開司ここに在り」という名曲ばかりです。
1年後、2年後、3年後。天開司という男は、VTuberというコンテンツは、一体どこに辿り着いているのでしょうか。
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魅力
魅力、たくさん語ってきましたが、さっくりと纏めて行きたいと思います。
こういうことを改めてできるのも備忘録の良さですね。
幅広い企画立案実行力
大会主催者としての企画立案、実行、采配はお見事の一言。
この人の何が凄いって、どんな大会を開いて主導しようと「参加者のフォローアップを全て賄えるところ」が凄い。
有名どころでは「VTuber甲子園」「にじさんじ甲子園」「神域リーグ」、古き良き時代では「ピカV杯」などなど、大会形式の企画はとにかく色んな人が集まります。
厳しいことを言うと、タレント力に差がある人たちが一堂に会して大会に参加するわけです。
勝利者・敗者インタビューでうまく立ち回れる人もいれば、全然コメントできなくてパニックに陥る人もいます。
そんな参加者を、司さんは実に見事に細やかにフォローアップして場面を成り立たせていきます。
天開司ファンブックでMZMのコーサカさんに「会話のキャッチボールでキャッチャーに徹せる」「とにかくどんな球でもいいから投げてみなって言ってみせる」とまで評されるほど。
神域リーグでも各参加者の雑談配信で「大会参加にあたって誹謗中傷やアンチの話もあった上で、辞退したければドラフト前に辞退もできると、ひとりひとり面談があった」と話題に上がったことも数度あります。
面白い企画を立てるだけでなく、最後までつつがなく全員が楽しめるように徹底的にフォローアップをできるのは司さんの最大の強みです。
人間らしさ:汚ナナチ
多分「汚ナナチって何?」という方も大勢いると思うので説明すると、ゲーム配信などで理不尽にぶち当たった時の「ん゛な゛あ゛あ゛あ゛ああああ!」という叫び声のことです。
びっくりするほど叫ぶ。何なら台パンもする。「何だこのゲーム」とボソッと呟いた後に配信を終わったりもする。
これだけ聞くと不機嫌丸出しなわけですが、ここでポイントなのが「理不尽な事象に対してだけ怒っている」という点です。
色んな人が集まる界隈、どうしても誰かを傷つけたり貶めたりする瞬間だって発生します。
でも司さんの汚ナナチ、それに怒鳴りは、目の前の理不尽なことに対して「何でだよぉ……!!」と悔しがっているだけで、だからといって誰かを貶しているわけではないのです。
何ならその哀愁漂う怒鳴り声は謎に笑いを誘います。不憫よね。
人間らしさが垣間見えるのに、人間性も同時に分かる。
これも十分に彼の魅力のひとつでしょう。
泥臭い努力家
司さんの活動史上最も涙を誘ったコンテンツのひとつは、やはり「雀魂バーチャルIH」だと言ってもいいでしょう。
私も他のファンも、この瞬間を心待ちにしていました。
というのも、司さんは雀魂リリース当初から公認プレイヤーとして活動し、公式番組配信にも出演し、そこで今も交流が続いている麻雀プロの多井隆晴さんと出会うに至っています。
つまり人一倍雀魂と共に歩んできたVTuberさんであり、雀魂公式大会での優勝を心待ちにされていた選手でした。
しかし、麻雀は運の要素がどうしても排除できないゲームです。
自模る牌を自由に選ぶことはできず、その運の要素を限りなく技術で小さくしながら勝利するゲームとも言えるでしょう。
初心者がプロ相手に勝つことができる点は非常に魅力ですが、それも大会ともなるとフラストレーションが溜まります。
長年プレイしているだけあって実力は十分ありました。
あの多井隆晴プロに「麻雀を強くなりたいなら天開司を見習え」と言わしめるほど。
しかし運が向かない。自分の大会にも集中したいのに、他のVTuberからコーチングにも呼ばれ、色んな要素に左右され、勝てない大会が2つ、3つと重なっていく。
毎回「優勝候補」と目されながらも、それが叶わずにいました。
そんな司さんが「勝ちたい」と言い、歌衣メイカさんとコーサカさんにチームでの出場を打診。
当時多忙だった2人も、司さんと同様色んなものを犠牲にしながら、決して楽ではなかった条件戦を制して見事優勝しました。
切り抜き動画タイトルの「涙の理由を知ってるか」は、そういう意味だと私は感じています。
天開司があの日、優勝したあの日のインタビューで見せた大号泣の意味を知っているからこそ、そこに至るまでの泥臭い努力を思って多くの保証人がつられて泣きました。
努力し続ける姿を見せてくれます。
私が司さんを尊敬している理由のひとつです。本当に励まされます。
ガキンチョ司
ここまで「とても尊敬できる!」という話を繰り広げておいて大変アレなのですが、この人すっごくガキンチョです。
特に切り抜きを見ていただければその魅力が存分に伝わると思いますが、下ネタで全然ゲラゲラ笑っています。
チンディグダはアカンやろ、チンディグダは。
司さんも大概笑いすぎて失神しそうになっているけど、見ているこっちも笑い転げすぎて死にかけました。
かと思えば突然けしからんおじさんにもなります。
おっぱいが大きくて布面積が小さい女の子が出てくるゲーム、普通に「エロ!」で喜んでもいいと思うのですが、なんか「けしからん!」ってキレていて笑えます。
どういうポジション?
途中から田舎者さんというファンの方が天開司チャンネルの公式切り抜き師となったため、配信中心のチャンネルですが切り抜き動画も充実しています。
動画欄もぜひどうぞ!
さいごに
司さんの魅力や好きな所は、まだまだ語りたいことだらけです。
どの話から取り上げたらいいか迷うほど。今の時点でも「雀魂バーチャルIHから語ろうか」「学力テストから語ろうか」「ぼく夏から語ろうか」「Live_Originから語ろうか」「神域リーグから語ろうか」「にじさんじ甲子園から語ろうか」と迷いに迷うほど。
それくらい好きで、尊敬していて、応援しているVTuberさんです。
強面だし声も低いけど(そして初対面で怯えられがちなので本人は大変気にしているけど)、とても気のいいお兄さんなので、ぜひチャンネルへ遊びに行ってみてください。
SNS活用も結構うまい人です。あんまり迂闊なこと言わない。
なのにこれだけ規模が大きくなってきてもファンアートの全ふぁぼりつをしているかなり稀有な人です。凄いよ本当に。
#2以降も色んなエピソードを備忘録として残していこうと思います。
よければお付き合いください。
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ここまでご覧いただき、ありがとうございました。