SIIF

2013年頃より調査研究に着手し、GSG国内諮問委員会やインパクト志向金融宣言の運営。インパクト投資における提言書や現状を記した報告書の発行。インパクト投資の推進のための活動をしています。これらのSIIFの活動は日本財団の支援を受けています。

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2013年頃より調査研究に着手し、GSG国内諮問委員会やインパクト志向金融宣言の運営。インパクト投資における提言書や現状を記した報告書の発行。インパクト投資の推進のための活動をしています。これらのSIIFの活動は日本財団の支援を受けています。

マガジン

  • 連載「インパクトエコノミーの扉」

    社会課題の解決と、経済的な利益の追求を同時に志す人々がつくる新しい経済圏(=インパクトエコノミー)の啓発や事例づくりに取り組むSIIF(社会変革推進財団)による連載企画。効率・経済性の追求から離れ、社会をより良くする手段の一つとしての消費・生産のあり方を考えます。 日々の買い物を通じて、少しだけ社会を良くできるとしたら、あなたはどんな未来を選びますか? SIIF 公式instagram: https://www.instagram.com/siif_tobira/

  • インパクトコンソーシアム 地域・実践分科会開催報告

    2023年11月に発足した「インパクトコンソーシアム」。金融庁と経済産業省が共同事務局を務め、金融機関や投資家、企業、自治体、学識者といったさまざまな関係者が集う協働と対話の場です。 インパクトコンソーシアムは、多様なステークホルダーの方々が集う総会・運営委員会・分科会等の会議体・機能で構成されており、そのうちの一つである「オーガナイジングデスク」は、SIIFが事務局を務めるGSG Impact JAPANが担当しております。 その一つの活動として、インパクトコンソーシアム内で実施されている「地域・実践分科会」の取組状況を発信させていただきます。

  • システムチェンジ・ライブラリ

    社会の複雑性と向き合う覚悟をもつこと そのことが今、私たちに問われています。 社会を、大きくて複雑なシステムとして捉えること。 それも、機械のように正確なものではなく、 互いに影響し合う、有機的な相互作用の総体として捉えなおすこと。 柔軟に形をかえながら、じわじわと、でも確実に現実を変えていく。 その第一歩として私たちが提案するのが、 システム・チェンジという考え方です。

  • SIB

    SIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)関連の記事をまとめています。

  • 休眠預金活用事業

    休眠預金活用事業関連の記事をまとめています。

最近の記事

  • 固定された記事

SIIFが捉える、世界の「システムチェンジ投資」

1. はじめに:世界にみる「システムチェンジ投資」の潮流いま、インパクト投資の流れを作ってきた世界の投資家や財団、フィランソロピストたちが「システムチェンジ投資」に注目し始めています。これは、複雑な社会・環境の問題を根本的に解決するための「新しい社会の変え方」として世界中で実験され始めている取り組みです。 例えば、ノルウェーのカタパルト・ファウンデーションを母体とする「TWIST」は、システムチェンジ投資に関する国際ネットワークとして世界中の実践者と研究者、ファシリテータ

    • SIIFによるインパクト・エコノミー鼎談:インパクト・エコノミーの探究

      インパクト投資からインパクト・エコノミーへインパクト投資残高は、世界で 1.5 兆ドル(200兆円超)、日本国内で 10 兆円を超えています。2013年にインパクト投資の調査を開始して以来、これまで10年間インパクト投資を推進してきた私たちにとって、これは大きな成果です。しかし同時に「インパクト投資」という投資のあり方が存在感を示すようになってきたからこそ、見えてきた課題があります。   それらの課題を乗り越える術を探るべく、SIIFは2022年に新しい経済のあり方についての

      • 昔ながらの特長が、いつのまにか時代の最先端に。富山発「職人に弟子入りできる宿」のユニークな魅力

        空き家となった古民家を宿泊施設として改装する。宿泊業界と地方活性化の新たなビジネスモデルとしてすっかり定着した「古民家再生」だが、富山県の小さな町・井波(いなみ)のそれはひときわユニークだ。Forbes JAPANが選ぶ、今年の「カルチャープレナー30」にも選出され、独自の魅力を放っている。   井波は人口約8,000人のうち約200人も木彫り職人がいる日本有数の彫刻の町であり、伝統的なものづくりが息づく。その個性を活かすべく誕生したのが、地域の古民家を改修した分散型宿泊施設

        • 産官学連携 インパクトコンソーシアム 地域・実践分科会 開催報告【2】地域企業のインパクトビジネス最前線

          インパクトコンソーシアム「地域・実践分科会」は、2024年10月17日に第2回のオンライン会合を開催しました。この分科会は、地域でインパクト創出を目指す様々な事例を紹介し、今後の課題設定や実践の参考にしていただくことを目的としています。第1回に続いて今回も、現場でインパクト投資に携わっておられる方を中心に、100人以上のご参加をいただきました。   2024年度の第1回・第2回は事業者に焦点を当てており、第1回は気仙沼市・札幌市・徳島市からインパクトスタートアップ3社にご登壇

        • 固定された記事

        SIIFが捉える、世界の「システムチェンジ投資」

        • SIIFによるインパクト・エコノミー鼎談:インパクト・エコノミーの探究

        • 昔ながらの特長が、いつのまにか時代の最先端に。富山発「職人に弟子入りできる宿」のユニークな魅力

        • 産官学連携 インパクトコンソーシアム 地域・実践分科会 開催報告【2】地域企業のインパクトビジネス最前線

        マガジン

        • 連載「インパクトエコノミーの扉」
          12本
        • インパクトコンソーシアム 地域・実践分科会開催報告
          2本
        • システムチェンジ・ライブラリ
          7本
        • SIB
          4本
        • 休眠預金活用事業
          25本
        • ヘルスケア・ニューフロンティア・ファンド
          3本

        記事

          B Lab™︎日本公式パートナーBMBJがSIIFとオフィシャルパートナーに。ともにインパクト・エコノミーの実現を目指します。

          「B Corp™︎認証」は、グローバルな非営利ネットワーク「B Lab」が運営する企業認証制度です。社会や環境に対するインパクトや透明性、説明責任などの国際基準を満たす企業を「B Corp」と呼んでいます。 一般社団法人B Market Builder Japan(BMBJ)は、日本におけるB Labの公式パートナーです。2024年3月に新チーム体制による活動を開始し、SIIFとオフィシャルパートナーシップを結びました。今後は、SIIFが事務局を務める GSG Impact

          B Lab™︎日本公式パートナーBMBJがSIIFとオフィシャルパートナーに。ともにインパクト・エコノミーの実現を目指します。

          スタートアップの継業と成長。想いをつなぐクラフトスイーツで世界を目指す「2代目CEO」の役割とは?

          「日本の酪農にまつわる問題を解決する」を出発点に、2018年に創業したHiOLI(ヒオリ)。   バターの製造過程で生まれる脱脂粉乳を取り入れたスイーツ作りを軸に、「HiO ICE CREAM」「Butters」「山ノチーズ」などクラフトスイーツ事業を展開。美味しさを最優先に、小ロットずつの生産にこだわって着々と全国に実店舗を増やし、2023年には台湾ポップアップツアーという形で初の海外進出も果たした。   そして2024年7月、HiOLIは創業以来となる2つの重要な転機を迎

          スタートアップの継業と成長。想いをつなぐクラフトスイーツで世界を目指す「2代目CEO」の役割とは?

          産官学連携 インパクトコンソーシアム 地域・実践分科会 開催報告【1】地域社会における「インパクト」を考える

          インパクト投資の気運醸成、裾野の拡大を目指し、2023年11月に発足した「インパクトコンソーシアム」。金融庁と経済産業省が共同事務局を務め、金融機関や投資家、企業、自治体、学識者といったさまざまな関係者が集う協働と対話の場です。開設以降も常時、インパクトに関心を持つ法人・組織・個人の参加を募っています。 インパクトコンソーシアムは、多様なステークホルダーの方々が集う総会・運営委員会・分科会等の会議体・機能で構成されており、そのうちの一つである「オーガナイジングデスク」は、S

          産官学連携 インパクトコンソーシアム 地域・実践分科会 開催報告【1】地域社会における「インパクト」を考える

          システムチェンジに金融の力を呼び込む「Transfomation Capital」

          1. システムチェンジを「投資可能」なものにするには?システムチェンジ投資は非営利の社会課題解決の領域だけではなく、今後、地球環境の持続可能性のために大きな移行(Transition)が求められるビジネスセクターにおいても、各業界の構造を大きく変えるドライバーになる可能性があります。 「社会や環境のシステムを変える取り組みを、投資可能なものにするには?」 この記事ではビジネスや金融の立場からシステムチェンジに取り組みたいと考えている方々にとっての手がかりを作るべく、スイ

          システムチェンジに金融の力を呼び込む「Transfomation Capital」

          「未来の里山をつくる」を目指すエーゼログループへ、システムチェンジ投資を実施。

          岡山県の山間にある西粟倉村は、人口約1300人の小さな村ながら、林業の6次産業化や移住者による起業の多さで知られます。その起業家の1人が、株式会社エーゼログループ(以下:エーゼログループ)代表取締役CEOの牧大介さん。同社は現在、西粟倉村のほか、北海道厚真町、滋賀県高島市、鹿児島県錦江町に拠点を置き、「未来の里山」を目指して事業を展開しています。システムチェンジコレクティブ事業(以下、SCC事業)で、システムチェンジ投資を受けて取り組むテーマは「地域活性化」。事業展開の先に地

          「未来の里山をつくる」を目指すエーゼログループへ、システムチェンジ投資を実施。

          システムチェンジコレクティブ事業、児童虐待問題を通じて「機会格差」解消を目指すAiCANと協働します。

          SIIFが2023年10月に開始したシステムチェンジコレクティブ事業(以下、SCC事業)。「機会格差」と「地域活性化」という2つの社会課題に向き合って事業に取り組む方々と、共に「システムチェンジ」を目指そうという試みです。SIIFはシステムチェンジ投資家として、それぞれの課題が生じる構造を分析し、このほど、構造的な社会課題の解決に寄与する可能性に着目して、パートナー企業を決定しました。今回はそのうち、「機会格差」の解消をテーマに「児童虐待ゼロ」を目指す、株式会社AiCAN様を

          システムチェンジコレクティブ事業、児童虐待問題を通じて「機会格差」解消を目指すAiCANと協働します。

          お墓参りが森林浴に。土に還り、森になる「循環葬®︎」で“選びたいと思える”エンディングを

          超高齢化社会の先にあるのは、死亡数が増加して人口減少が加速する「多死社会」だ。 厚生労働省が発表した2023年の全国の死亡者数は過去最多の157万人。年間死亡者数は今後も増加が予想されている。すでに日本は多死社会に突入しているのだ。 時代の流れを受けて、葬儀や弔いへの価値観も大きく変化している。先祖代々のお墓が重荷となって「墓じまい」をする人が増え、費用や供養の負担が少ない樹木葬や海洋散骨に注目が集まっている。 そんな過渡期の今、誰にでも訪れる死を森林保全につなげる「循

          お墓参りが森林浴に。土に還り、森になる「循環葬®︎」で“選びたいと思える”エンディングを

          地方でも、子育て中でも、キャリアを築ける仕組みを。はたらクリエイトとともに仕事のジェンダーギャップ解消を目指します。

          システムチェンジコレクティブ事業(以下、SCC事業)の協働パートナー、1社目にご紹介するのは、長野県上田市に本拠を置く株式会社はたらクリエイトです。創業者の井上拓磨さんは「地方でも、女性がキャリアを築けるモデルをつくりたい」と語ります。現在、同社の約100人の従業員のうち、9割が女性、その8割が子育て中とのこと。 どこに住んでいても、どんなライフステージでも、誰もが自らのキャリアを諦めることなく働き続けるには、どんな構造変革が必要なのでしょうか。はたらクリエイトとともに、次

          地方でも、子育て中でも、キャリアを築ける仕組みを。はたらクリエイトとともに仕事のジェンダーギャップ解消を目指します。

          「どこも同じテナントばかり」の先へ。 “賞味期限のない”街づくりを目指す、下北沢・BONUS TRACKの挑戦

          ここ数年、下北沢駅周辺の激変ぶりに驚く人は少なくない。 演劇や音楽などのカルチャーの街として知られる下北沢で今、街と文化が手を取り合い、ともに盛り上がっていくための新たなうねりが生まれている。 なかでも存在を際立たせるのは、下北沢駅西口から遊歩道を4、5分歩いたところに位置する小田急線の線路跡地エリア「BONUS TRACK(ボーナス・トラック)」だ。テナントに入っているのは、いずれも独自のユニークなコンセプトを掲げる書店やレコード屋、カレー屋……。 各店舗の個性がひし

          「どこも同じテナントばかり」の先へ。 “賞味期限のない”街づくりを目指す、下北沢・BONUS TRACKの挑戦

          ビジネスによる経済的リターンとインパクト創出を目指し、新しい沖縄の未来を創り出す

          2021年度の休眠預金事業「地域インパクトファンド設立・運営支援事業」に採択された沖縄県の「株式会社うむさんラボ」(沖縄県うるま市)は昨年、地域インパクトファンド「カリーインパクト&イノベーション1号投資事業有限責任組合」(以下:カリーファンド)を設立。そして今年、カリーファンドから1号案件への出資が行われ、その報告会をかねたイベントが開催されました。   報告会には投資先である株式会社WALLTECH、カリーファンドに投資している企業や個人投資家のほか、支援関係機関、起業家

          ビジネスによる経済的リターンとインパクト創出を目指し、新しい沖縄の未来を創り出す

          「インパクト企業の資本市場における情報開示及び対話のためのガイダンス第1版」公開。その概要、策定の経緯とは?

          SIIFインパクト・エコノミー・ラボが事務局を務めるGSG国内諮問委員会 インパクトIPOワーキンググループは5月10日、「インパクト企業の資本市場における情報開示及び対話のためのガイダンス第1版」を公開し、記者発表会を開催しました。ワーキンググループの座長白石 智哉氏、副座長黄 春梅氏、SIIFのインパクト・エコノミー・ラボ所長の菅野文美、インパクト・オフィサー 田原純香が参加し、ガイダンス策定の背景や経緯を解説しました。ここではその概要をご紹介します。 「インパクト企業

          「インパクト企業の資本市場における情報開示及び対話のためのガイダンス第1版」公開。その概要、策定の経緯とは?

          日本初「システムチェンジ投資」をテーマに50人規模のイベントを開催しました。

          SIIFインパクト・エコノミー・ラボは2024年2月16日、博報堂「UNIVERSITY of CREATIVITY」との共催で、日本初の「システムチェンジ投資」関連イベントを開催しました。題して「Impact Investing for Systems Change ~システム変革のためのインパクト投資の実現〜」。約50人のご参加をいただき、活発な議論が行われました。その模様を、イベントを企画・運営したSIIFインパクト・カタリスト、古市奏文がご報告します。 博報堂運営「

          日本初「システムチェンジ投資」をテーマに50人規模のイベントを開催しました。