彼女がドルオタで良かったこと
最近、彼女さんの言葉がうつって来ていて、
かわいい女子を見ると「顔が強い」って言ってしまう。
多分ドルオタ界隈の言葉(?)なんだろうけど、
あまりにも連呼し過ぎてしまって、
彼女さんに「この子は、顔が?」と振られる始末。
少なくとも可愛い女の子を見て、
「可愛い」とか「好き」とか言っても、
彼女さんは嫉妬したり怒ったりはほとんど無い。
むしろ「可愛いと思った子がいたら教えて」とまで言われたことがある。
僕が「この子可愛い」とか言うと
基本的には「どういうところが好きか」聞いてきたり、
「私もこういうところが好き」みたいな共感をぶつけてくる。
彼女さんは本当に女性アイドルが好きだ。
見た目だけじゃなくて生き様とかを含めて、同性として尊敬できる人を推している。(時々、「えっち過ぎ…」とか言いながら、おっさんみたいな目線で見ていることもある)
最近は性に関して色々な意見が言えるような時代になってきたけど、
彼女さんが学生の時は、あまり理解がなくて、
周りがジャニーズなど男性アイドルの話題で盛り上がる中、
女の子のアイドルが好きな女性は、ある程度の人数はいても少数派になってしまっていたらしい。
元彼の中の一人には、「本当に男が好きなのか」みたいな言われ方をしたこともあり、悩んだこともあったと言っていた。
今では「自分は女で恋愛対象は男だけど女性アイドルが大好き」ということをはっきりと言えるけど、そこに至るまでに相当な苦労があったという。
だから、僕が彼女の趣味を理解して、一緒に楽しんでいると、すごく喜んでくれる。
彼女の推しが出てる番組とかを見て、「面白い」とか「可愛い」とか言うと、自分が褒められたかのように喜んでくれる。
「嫉妬とかしないの?」と聞いたことがある。
推しはもちろん、外で歩いていても「あの子可愛い」とかの話になるから。
「私は女子だけじゃなくて、お互いの好きなものを確認したいんよね。
お互いの好きなものが似てるってことは、相手のことを『好き』って言葉が信頼しやすいし。」
嫉妬したところを見たくて、あまりにも僕がわざと「可愛い」を連呼したりすると、少しムカつくらしいけど、基本は嫉妬しないのでどんどん言ってくれ、と。
「嫉妬されない」「一緒に『好き』を共有できる」
そして何より「趣味を楽しんでいる彼女を見ると、この環境を守ってあげたいな」と思える。