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クリエイターとして

2024年。年が明ける前に書きたくなったので今月は少し多めに更新です。

伝えたい事がきちんと真っ直ぐ伝われば嬉しいなの気持ちです。

そんな今回は「クリエイターとして」
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クリエイター

さぁ。読者の皆様は、この「クリエイター」という言葉を聞いてどんな方を思い起こしますか?

絵師
動画師
デザイナー

SNSで活動しているとよく見かけるのはこの辺りでしょうか?きっとまだまだありますね。

リアルにまで目を向けると、更に多くの クリエイター の肩書きを持つ職業が存在するかと思います。

しかし。
今回書きたいのは私が挙げたこの3つのクリエイターについてなので敢えて除外させていただきます。

さてさて。この「クリエイター」
大切にしていますか?

掃いて捨てるほどいる

私が生きている世界はとても狭いです。

リアルでの友人は少なく、某ラジオ配信アプリだけで息をしているような人間です。

そんな私がこの世界に生きていてひしひしと感じているのがこの、

「掃いて捨てるほどいる」という事実です。

このラジオ配信アプリ。
配信をする時に「背景」が必要です。

それを、
写真にするのか。
イラストにするのか。
グラフィックデザインにするのか。

それは配信者自身の自由ですが、多くの方が
「イラスト」を選択しているような気がします。
肌感ですが。

だからなのか、「絵師」と名乗る方を多く見かけるアプリです。

更に、「企画」(運営が人集め・計画および演者を集めて主にプログラム形式に進行させる催し物)というものも存在し、フライヤーやティザーPV。その他様々な物を用意する必要があるため、「デザイナー」「動画師」と名乗る方々も多く見かけます。

多く見かけるからこそ思うのが

「掃いて捨てるほどいる」なのです。

大切にされていない

掃いて捨てるほどいる。
だから私は 捨てられる側 になる事が多い。
この事実に悲しくなるかと言われるとそんな事はありません。

私の技術なんて蟻よりも小さいですし、
実際私なんかよりも見やすくて分かりやすいデザインを作る方の方が多いです。
なので 捨てられる側 に立つのはある意味当然で。

そもそも フライヤー等々にするのにこの作風は向いていないのもあります。
土俵が違うというか。
うん。なんか言い訳っぽくなるので辞めましょう。

とにかく。
それに関しては 何も思っていない という表現がピッタリです。

そこではなく、

捨てるほど居るからこそ、
替えがきくと思われているからこそ、

クリエイターが大切にされていない。

と、デザインを初め、このアプリで遊び続けていて常々思います。

人間

一応、クリエイターの肩書きを持つ私ですが。

それ以前に 人間 です。

個人に宛てた作品を
大切にされなければ傷つくし、
大切にしてもらえればしてもらえる程嬉しい。

それは、私自身。
作っている 中の人 の事も同じです。

丁寧な対応。
入れて欲しい情報や感じ取りたい雰囲気といった指示。

そこまでは難しいと思うならせめて、
誠意のある言葉。対応。

忘れてませんか。と、問いたいです。

簡単に手にしたものでは無い

私達「クリエイター」の技術は、
簡単に手にしたものではありません。

寝て起きたら急にできるようになっていた。
そんなものでは無いのです。

1日に何時間も掛けて研究して分析して
出来ない事を出来るように。
まだ知らない表現を手にできるように。

毎日毎日、もちろんそれは嫌々なんかじゃないけど、
それでも時間を掛けて育てたものです。

そこにはそれ相応の 価値 があります。

他人から見てそう思われなかったとしても、
私。私達 はそう思っています。

それを、理解してくれていますか。

「作る」ということ

頼ってくれるのは嬉しいのです。

掃いて捨てるほどいる クリエイターの中からわざわざ選んでくれたのだから、嬉しいに決まっています。

でもだからこそ。

人として関わってもらえない事に対する憤りを感じます。

何故当たり前のように「友達だから無償で」と言えるのか。
友達だと思っているのなら尚更 誠意を持って関わってくれる ものじゃないのか。

感覚が違うのでしょう。

それならそれでも良いのです。

ただ。
友達だから手がけてくれて 当たり前 ではありません。

私達にも生活があります。

寝て起きて仕事をして。その他にも 生きるためにしなければならない事が沢山あります。
頼んでくれたそれを作る時間なんて本来はありません。

でも。頼んでくれたのだから と時間を作り、削り、ひとつの作品を納期までに完成させます。

けっして「当たり前」なんかじゃ無いのです。

頼んでくれた あなた が寝ているその時間。
プライベートを楽しんでいるその時間。

私達 クリエイター は満足してもらえる作品を納品出来るよう、

資料を集め
知識を増やし
時間を使い

そうやって手元にお届けしています。

それを簡単に「無償で」と言うのは、
私達のこの工程と努力と知識と技術全てに「お金を払う価値は無い」と突きつけているのと同じです。

例えば 美容院。
友達の美容師さんに「無償で切ってくれ」なんて頼み方はしないでしょう。

例えば 病院。
友達のお医者さんに「無償で手術してくれ」なんて言えないでしょう。

同じことです。

終わりに

技術と知識と時間と。
もっとたくさんの様々な物を私達は売って。
それを「良い」と言ってくれた方に買ってもらっている。

それがクリエイターです。

私のような グラフィック の世界に生きている人は、手元に現物が無い 物に価値を見いだしてもらいお金を貰っています。それはイラストも動画も同じです。

現物があるもの。サービス。
それよりももっとふわっとした物だからこそ、軽く見られがちです。

でも実際は、
その完成品には沢山の結晶が詰まっています。

分かってください。

ソレを生み出すのが如何に大変か。
どれだけ時間と頭を使うのか。
知識と技術が必要か。


私は、某ラジオ配信アプリの、クリエイターを蔑ろにする風潮が大嫌いです。

無断で使わないでほしい と声を上げている絵師さんのイラストを「使われた方がイラストも喜ぶ」などと言い放ち堂々と使い、

納品した作品を、気に入らなかったのか勝手に色味を変え雰囲気を変え使用する。

あまりにも酷い例2つですが、他にも。

やってくれて当たり前だという考え方も。
今回やってくれたのだから次も手がけてくれるだろうという甘い捉え方も。

私は大嫌いです。

全体に対して、変わってくれとはもう言えません。
ここまで変わらなかった風潮は、もうこの先も変えられないでしょう。

だからせめて私の周りに生きてくれている人やこの記事を読んでくれた あなた には分かってほしい。

私達クリエイターは、クライアントがいてはじめて成り立つからこそ、どんな依頼にも誠意を持って対応します。

どんな無理難題も応えようと奮闘します。
クライアントに喜んでもらいたいの一心で対応しています。
大切に対応しているつもりです。

だから。
皆様も私達を大切にしてください。

簡単に 無償で とか言わないでください。
せめてゆとりのある納期で話を持ってきてください。

私達を蔑ろにしないで。

機械が手がけているのではないのです。
私達は 人間 です。

心があります。
分かってもらえますか。

分かってください。

心のこもった誠意のある対応。
そんなに難しいことですか?
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄

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