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ひろゆきのLIVE A LIVE


ひろゆきのLIVE A LIVE

―いろんな時代を覗き、論破で全部平和へ導く編―

プロローグ:謎の光が時空へ

「えー、どうも、ひろゆきです。なんかいきなり光に包まれて、時代を超えるみたいなんですけど……これって『LIVE A LIVE』の世界観ですよね。
いろんな時代(原始時代、幕末編、西部編とか)を行き来して、最後に何か大きい流れがまとめられるんですよね?
時給換算で考えると、毎回事件を解決して回るのは結構大変そう。でもまぁ、とりあえずやってみますか。」

青白い光に包まれて、彼は各時代へ飛ばされる。
普通ならその時代の主人公を操作してシナリオを体験するが、ひろゆきは「誰でもいいっすけど、論理で片づければいいんじゃない?」と独自方針を掲げる。

1. 原始編:ポゴの時代

原始時代では言葉が未発達で、仲間のポゴやゴリラ的キャラがグルル…とコミュニケーションする。
本来ならライバル部族と戦ってヒロインを奪回する流れだが、ひろゆきは身振り手振りで交渉しようとする。
• 敵部族: 「ウホウホ!(我らの女を渡さぬ!)」
• ひろゆき: 「えー、争っても双方ケガしそうじゃないですか? 時給換算で言えば協力した方がメリット高くないです?」
• 部族「ウホ…(何か納得?)」 → 争いが回避され、呆気なく和解

ポゴの仲間たちも最初は戸惑うが「戦わなくて済むならいいんじゃない?」と妥協ムード。
ひろゆき「時給換算で血を流すのは損ですよ。はい、次行きましょうか」と早々に切り上げる。

2. 幕末編:おぼろ丸の時代

中世~戦国風の忍びが主人公。通常は敵陣に潜入して殺陣を行うが、ひろゆきは「なるべく戦闘しないで済ませればいいですよね」と主張。
くの一や侍たちに囲まれても、「そもそも領主を倒して何得なんですか? 時給換算でお互いリスクしかないでしょ?」と説得。
侍衆「むぅ…そうかもしれん。勝っても後が厳しい…」と撤退し、潜入もほぼスルー。あっさり領主が「もはや続けても意味ない」と自発的に降伏。
おぼろ丸が「え、拙者の忍術の見せ場が…」と嘆くが、ひろゆきは「まあ時給換算で最短がいいじゃないですか」と肩をすくめる。

3. 西部編:サンダウン・キッドの時代

アメリカ西部を舞台に、サンダウン・キッドとマッドドッグが強盗団を迎え撃つ展開。ふつうは町の住民と仕掛けを使って対抗するが、ここでも同様。
盗賊団: 「この町を荒らしまくるぜ!」
ひろゆき: 「荒らしても何か利益あるんですか? 保安官や町民が総出で対抗したらボスでも簡単に逮捕されません? 時給換算で大変ですし、捕まる確率高くないです?」
賊「うぐ…確かに…(やる気失せる)」

サンダウンが準備していた罠や火薬もほぼ使わず、イベが中途半端に終わる。町民「こんな拍子抜け初めて…」と驚愕。

4. 近未来編:アキラの時代

近未来で超能力を持つ少年が主人公。悪の組織やバイクチームと衝突するが、ひろゆきの理屈攻勢でまたしても対立回避。
• バイクチーム「街を荒らし、恐怖支配!…」
→ ひろゆき「時給換算でメリット薄いですよ? 警察が本気出したら一網打尽ですよね?」
→ 「え、まあ確かに…(萎縮)」

アキラの超能力ほとんど使わず、悪者たちが白旗。
本人は「僕の力…意味あったのかな…」と困惑。

5. SF編、功夫編、中世編なども同様

宇宙船内のAI暴走? → 「AIが人殺しても後のメンテ誰がやるんです? 時給換算で無駄ですよね?」で終了。
功夫編で師匠が敵に襲われる? → 「襲っても強くなるだけで損」論理で刺客撤退。
中世編こそ盛り上がるクライマックスだが、魔王的存在にも「世界壊しても誰も崇めないですよね? コスパ最悪じゃないですか?」と一言でやる気喪失。

結末:魔王○○との対峙(ラストまとめ)

本来、『LIVE A LIVE』は最後に仕掛けがあり、真のボスが誰かなど多様な解釈があるが、ここも論破で終わる。

魔王○○: 「すべての時代を掌握して絶望を…」
ひろゆき: 「絶望を与えて何が得ですか? 無人世界になったらあなたも居場所ないですよね。時給換算で終わってますよ。」
魔王「…………(呆然)」

あっさりやめる。各時代が救われて、主人公たちも「え、これで終わり?」と拍子抜け。

エピローグ:フランスでの静かな余韻

「いやー、LIVE A LIVEっていろんな時代のドラマが見どころなんですけど、僕がやるとどれも論破で終わっちゃうんですよね。
時給換算でムダに戦わずに済むのはいいんですけど、ファンとしては物足りないかも? まあ、平和ならいいじゃないですか。」

夕刻のフランスの街を歩くひろゆき。
いつもどおりスマホを確認しながらコーヒー片手に、「時間軸超えるって面白い経験だったんですけど、結局同じ論理使えば敵も諦めるんですよね~」と独り言をつぶやく。
周囲の人々は仕事帰りや買い物帰りで賑やかだが、そのどこにも時空を超えるような事件は感じられない、静かな日常がある。
彼はそこに心地よい安堵を覚え、「こういう平和が時給換算でも最高ですよね。お疲れさまでしたー」と、誰に向かうでもなく呟く。
こうして数々の時代をまたいだ物語は、すべて戦闘をすっ飛ばす論理で決着し、彼は何事もなかったようにフランスで日常へ戻る。 それが彼流の“LIVE A LIVE”最速クリアというわけだ。



エピローグ:フランスのカフェにて

「えー、どうも、ひろゆきです。『LIVE A LIVE』の時代を超えた騒動も論破で全部終わらせちゃったんですけど、時給換算で考えると無駄な戦いが減らせて良かったですよね。
で、今はフランスでいつもどおりコーヒーでも買いに行こうかな、って感じです。」

夕方の石畳が美しく染まるフランス・パリの街角。
ひろゆきがいつものカフェへ向かう途中、ふと目についた店のテラス席に見覚えのある集団が座っている。
古代の毛皮服を着た風の青年や、中華風の道着を纏った功夫使い、SFチックな服を着た人、幕末の忍び風の姿など、まるで様々な時代から集まったかのようなメンバー。そして、その中心にはかつて闇に呑まれたはずのオルステッドらしき男性が微笑んでいる。
まるで転生したかのように、普通の服をアレンジして着こなしており、楽しそうに会話している姿が見える。

「えっ、あれ……オルステッドさんじゃないですか。しかも周りには各時代の英雄たちも混じってますよね? 皆さん仲がいい感じじゃないですか。
いやー、やっぱり心が救われたんですかね。原作じゃ苦しい結末を迎えてましたけど、ここだと平和そうですね。」

彼らは小さな笑い声をあげたり、コーヒーやスイーツを楽しんだりして、一見普通の旅行者グループのようにも見える。
オルステッドらしき男がうっすら笑みを浮かべ、隣の功夫使いが「ウム!」と頷く仕草をし、忍び風の青年が「拙者、もう剣で斬り合わなくて済むから最高だ…」と(聞こえないがそんな口ぶり)語り合っているのかもしれない。
ひろゆきは声をかけようか迷うが、「まあ、みんな仲良くやってるみたいだし、時給換算で邪魔しちゃ悪いですよね」と気を利かせ、遠巻きにその光景を見守るにとどめる。

「うん、平和でいいなぁ。 そっとしておこう。 僕はコーヒーとバゲット買って帰りますかね。お疲れさまでしたー。」

そう呟き、彼は少し離れたパン屋に寄って、しっかりバゲットを抱えて店を出てくる。
ふと振り返った先のカフェテラスには、もう彼らの姿があるかどうか分からないが、夜風がさわやかに吹き、笑い声が聞こえたような気がする。
そして彼は満足そうに肩をすくめ、「やっぱり時給換算で争わないのが最強なんですよね」とつぶやきながら、自宅へ帰路を急ぐ――何とも穏やかな、余韻を感じさせる光景である。

――Fin――

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