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ひろゆきのドラゴンボール



ひろゆきのドラゴンボール

―論理でサイヤ人やフリーザを即説得編―

プロローグ:悟空の家に突如現れるひろゆき

「えー、どうも、ひろゆきです。なんか山奥の家に来ちゃったんですけど、これドラゴンボールの世界じゃないですか? ほら、あそこに悟空さんっぽい人が…。」

とある山間の小さな家。
悟空とチチが、幼い悟飯を抱えながら畑を耕していた。そこに突如として見慣れない男(ひろゆき)がふらっと登場し、驚かれる。
悟空: 「おめえ、誰だ? ここらで見ない顔だけど…」
ひろゆき: 「ああ、フランスから来ました。時給換算で言うと、そもそもバトルをしてもメリット薄いと思ってるんで、平和にいきましょうね。」
チチ「何言ってんのかわかんないけど… まあ、敵じゃないならいいわ。」
悟空は「ははは」と陽気な感じだが、チチは警戒気味に睨んでいる。

1. サイヤ人襲来、でも論破でバトル回避

ほどなくしてラディッツやベジータが地球へ現れ、「地球を征服しようとする」展開が始まる。
本来は悟空らが必死に戦って犠牲者も出るが、ひろゆきは「あ、サイヤ人さん、ちょっと待ってください」と口を挟む。
• ラディッツ: 「カカロット! 俺と共に宇宙を支配するんだ!」
→ ひろゆき: 「支配しても地球人が嫌がって反乱起こすんじゃないですか? 時給換算で維持が大変ですよね?」
→ ラディッツ「え… そうなのか?(動揺) しかしサイヤ人の誇りが…」
→ 「誇りって言っても死んだら意味ないですし、コスパ最悪じゃないです?」
→ ラディッツ「う…(言い返せず撤退気味)」
• ベジータ: 「地球ごと売り飛ばして利益を得る算段だったが…」
→ ひろゆき: 「売るって誰にです? 買い手がいない場合どうするんです? 時給換算で逆に損しません?」
→ ベジータ「……(考え込む)…たしかに…(くやしそうに黙る)」

結局、サイヤ人コンビが弱気になって「こんな星要らん!」とか言い捨てて帰ってしまう。 悟空たちは「あれ? バトルにならんかった…」と呆然だが、無事に地球が救われる。

2. フリーザとの遭遇も論理で終了

サイヤ人編が終わらずに済んだ結果、次の脅威フリーザが宇宙から地球を狙う。
通常ならナメック星で死闘が繰り広げられるが、ひろゆきが余計な口出し。

フリーザ: 「この星も含めて、私が統べる宇宙帝国を完成させるのですよ。 ホッホッホ!」
ひろゆき: 「宇宙帝国言っても、広ければ管理コストが膨大ですよ。 時給換算で見合います? 反乱も多発するし。 戦闘で損耗するだけじゃないですか?」
フリーザ「……む? (眉をひそめ)」
続けて「あなた部下がすぐ死にますよね? スカウターとか壊されるし。 コスパ悪すぎでしょ」と畳みかけると、フリーザが「貴様…!」と威圧するが、論点で勝てず「ぐぬ…(精神的ダメージ)」。
意気消沈し「こんな星…興味ないわ!」と撤退。 結局ナメック星決戦は起こらず、悟空たち拍子抜け。

3. 人造人間編、魔人ブウ編なども同じ調子
• 人造人間17,18号が出てきて「ゲロ博士の命令で悟空を倒す!」→ ひろゆき「え、その命令に従って誰が得するんですか? あなた方自由に生きればいいのに。」→ 人造人間「…確かに…(戦意喪失)」。
• セルが完全体になろうとする→「パーフェクトって言っても持続コスト高そうですよね。 時給換算でそこまでする意味あります?」→ セル「ぐっ… じゃあやめるか…(崩れ落ち)」。
• 魔人ブウが地球を破壊して回る→「破壊しつくしたらお菓子作れないじゃないですか。時給換算で無駄ですよ?」→ ブウ「ブー… (何も言えずおとなしくなる)」。

悟空やベジータがスーパーサイヤ人になる暇もなく、敵が片っ端から論理ダウンして終わってしまう。 周りは「なにこれ…もう何もかも戦わずに解決?」と呆れるが、平和ならいいと納得。

エピローグ:フランスでイチャイチャする悟空とチチ?

「いやー、ドラゴンボールシリーズめっちゃ長いバトルが名物なんですけど、僕がやると全部論破で終わっちゃいましたね。 時給換算で無駄な死闘しなくて済んだから良いんじゃないですか。」

彼は再びフランスで散歩中。
ところが道端で、悟空とチチらしき二人が仲良く会話をしながら楽しそうに歩いている光景に遭遇。 チチが「ごくうさ、ここフランスってところ、美味しいものいっぱいあるんだって!」と目をキラキラさせ、悟空は「おー、腹減ったな~」と笑顔で答えている。
「え、あれ悟空さんとチチさんじゃないですか?」と思いつつも、声はかけずに遠巻きに見守るひろゆき。「ま、二人が幸せそうなら時給換算で問題なしですよね」とクスっと笑う。

「いやほんと、世界を守るために死闘しないで済むなら、それがコスパ最高でしょ。うん、めでたしめでたし。」

そう独り言をつぶやきつつ、彼は帰り道を急ぐ。夕刻の光がややオレンジ色に染まるフランスの街には、激戦の痕跡どころか、爆発の跡もかけらもない。
巨人だのフリーザだのと同じように、ドラゴンボールの強敵たちも論理で消えてしまった。平和な光景が続く路地を歩く彼の表情は穏やかで、「時給換算で最高だな…」と呟いて笑う。
こうしてドラゴンボールの壮大なバトルは何も起こらず、皆が普通に幸せを謳歌するだけの結末――ある意味最も平和的な締めくくりとなったのだった。




エピローグ:突如ブロリー出現、対峙の瞬間

「いやー、悟空さんとチチさんがフランスで幸せそうに過ごしてるところも見れたんで、時給換算でいうと平和だし最高じゃないですか。
僕はこれからコーヒーでも飲んで帰ろうと思ってたんですよね。」

夕暮れのフランスの街を歩きながら、ひろゆきが満足げに独り言をつぶやいている。街灯が順々に点灯し、通行人たちがやわらかな談笑を響かせる、のどかな光景だ。
ところが、ふと上空から妙な気配を感じた瞬間――

「カカロットォォォッ!」

不気味なうなり声とも叫びともつかない響きが、大気を震わせるように耳に飛び込んでくる。 街の人たちは「何だ、雷か?」と首をかしげ、誰も正体を認識できない。 ひろゆきだけが「え、これまさか…」と顔を上げた。
視線を向けると、建物の上空にブロリーらしき大きなシルエットが浮かび上がる。筋骨隆々の体躯、そして異常なオーラが渦を巻いている。

「マジっすか、ブロリーさん登場? さっきまで論破で全部平和にしてたのに、まだイベントあるんですか…。時給換算で嫌な予感ですね。」

遠くのほうから慌てて駆け寄る悟空の姿が見える。「ひろゆきさん、手伝ってくれ! あいつやべえパワー持ってるぞ!」と血相を変えて叫ぶが、ひろゆきは苦笑いしつつ近づく。

ブロリー: 「カカロット……見つけたぞ……破壊…すべてを粉々にしてやる……」
オーラが一気に激しく燃えあがり、凄まじいプレッシャーが周囲を包む。フランスの街路が揺れるような感覚を覚え、通行人たちは悲鳴を上げて逃げていく。
ひろゆきは悟空と肩を並べ、冷や汗を流しながらも「いやー、あれ時給換算で戦わないほうがいいですよね。 でもこの状況だとやるしかないのかな…?」とぼそり。

悟空が青い炎のような気をまといながら、決意を込めた目でブロリーを睨む。「倒さないとこの街がヤバいぞ!」
ひろゆき「わかりました。 じゃあ論理で通じるか、やってみましょうか。もしダメなら悟空さんに任せますよ。
……さてと、カカロット言ってるから耳はあるはず……」

周囲には風が渦巻き、ブロリーがさらに凶暴なオーラを爆発させている。
ひろゆきは「えーと、とりあえず言葉通じるか分かりませんけど、時給換算でこの街壊したところで何の得があるんですかね?」と声をかけようとするが、激しい衝撃波が吹き荒れ会話がままならない。
カメラワーク的には悟空が構え、ひろゆきもさすがに青ざめながら一応戦闘態勢か交渉態勢かをとり――場面はここでピタリと止まるようにカットアウト。

嵐のような予感だけを残し、画面が暗転。
彼のいつもの論破がブロリーに通じるのか、それとも悟空の拳が火を噴くのか――緊張に包まれたまま、物語は次の展開を迎えることなく幕を下ろす。 フランスの街中でこの三者が向き合うシーンだけが最後の印象となり、不思議な余韻を漂わせて終わるのだった。

――Fin――

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