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ひろゆきのファイナルファンタジーVIII
ひろゆきのファイナルファンタジーVIII
―論理で魔女事件を素早く終了→静かな余韻編―
プロローグ:バラムガーデンの一角
「えー、どうも、ひろゆきです。ここって見覚えありますよね。ファイナルファンタジーVIIIの舞台、バラムガーデンの敷地内ですよね? たぶんスコールたちが学生として訓練受けてるところ。
やっぱミリタリーな訓練って時給換算で大変ですよね。戦闘とか出撃とか、僕としてはもっと楽な方法ないかなと思うんですけど。」
周囲にいるのはスコールやゼル、セルフィ、キスティスらしき面々。どこか練習の合間の休憩タイムらしく、「あの魔女って何なんだろう」「世界がおかしくなってるらしいぞ…」と噂話をしている。
ひろゆきは「ほうほう、ラスボス的な魔女がいるんですね」とだけ聞き取り、やがて「あ、それなら直接行って話すしかないか」とぼそっと言って、勝手にガーデンから出てしまう。
彼らが「え、誰なんだアイツ…?」「大丈夫なの?」と戸惑う声を後ろに、のんびりとした足取りで出ていくのだ。
1. 国際問題や学園対立も論理で解消
本来、ガーデン同士の方針の違いやガルバディアとの軋轢、魔女を擁する勢力との衝突など、長いイベントが続く。
しかし、ひろゆきは各所で「核戦力や魔女の力に頼るの、リスク高すぎません? 誰も得しないですよね?」と声をかけ、対立が根こそぎ萎んでいく。
• ガルバディア:魔女を中心に世界制覇を狙う?
→ 「世界を統べたところで維持費が莫大ですし、他国が黙ってないです。やめときません?」
→ ガルバディア首脳「ぐ…言い返せない…(沈黙)」
• バラムガーデン内部紛争
→ 「仲間割れしてもコストの割に成果ないでしょ? 時給換算で無駄。」
→ 関係者「……確かに(収束)」
スコールたちが各地で必死に戦う前に、ほとんどの紛争が“なんとなく落ち着いてしまう”事態に。周囲は「こんなに簡単に…?」と首をかしげる。
2. 魔女イデアすら序盤で折衝
魔女イデア(実は初期ボス的ポジション)は、ガルバディアを利用して世界を動かそうとするが、ひろゆきは早々に居場所を見つけ出して面会。
イデア: 「この世界を闇に包む…私の意志が…」
ひろゆき: 「闇に包むとか言っても、誰も幸せにならないですよね。時給換算で不満増えるだけじゃないですか?」
イデア「……た、確かに…(困惑)」
次第に心を取り戻していくイデア。背後には“さらに強大なもの”(アルティミシア)があると示唆。ひろゆき「やっぱり黒幕いますよね。じゃあそっち行きますか」と冷静に次の目的へ。
3. アルティミシアに到達、最終決戦スルー
時間を操る存在であるアルティミシアが真の問題。ただし、通常なら物語後半でスコールたちが時を超えた戦いに挑む。
だが、ひろゆきは「タイムトラベル多いと時給換算で手間。さっさと直接話しましょう」と意を決し、独自に情報を駆使して(詳細不明)アルティミシアのもとへ移動してしまう。
アルティミシア: 「時を圧縮し、世界を私の意のままに…!」
ひろゆき: 「それ、誰もいない世界を抱えるってことでしょ? 孤独になるし、維持コスト高いし、時給換算でメリット皆無ですよね?」
アルティミシア「むぐ…(反論できず)」
強大な力を発動する前に「…もういい」と諦め、世界崩壊も起きずに問題解決。
エピローグ:フランスでの夜、あっけない幕引き
スコールやリノアたちは、一切の激闘が発生しないまま「え、終わったの?」と肩すかし。
イデアも正気に戻り、自分の罪を悔いつつ和解方向に進む。各国は魔女をめぐる対立を放棄し、世界は安定へ。
ひろゆきは「じゃあ、時給換算で一番楽でしたし、みなさんお疲れさまでしたー」と言い残してフランスへ戻る。
パリのアパートで、彼はいつものようにPCを開きながらコーヒーを飲む。「FFVIIIも論理で最短クリアできましたね。スコールさんたち出番なくてすみません。
でも平和が一番でしょ。時間圧縮とか起きずに済むならメリット大ですよね。」
視聴者は「全部ストーリー台無しwww」とコメントするが、彼は「いや、誰も傷つかないならいいじゃないですか。」と肩をすくめるだけ。
こうして“いろいろ省略された”ファイナルファンタジーVIIIは、時間の事件も起こらず、最短平和エンドを迎えたのだった。
エピローグ:セーヌ川のほとりで
「えー、どうも、ひろゆきです。FFVIIIの世界も一瞬で丸く収まっちゃいましたけど、時給換算で本当に楽でしたね。魔女さんも反省しちゃいましたし。
まあ、僕としては被害が最小限なら何よりです。」
フランス・パリの静かな川沿い。
セーヌ川の流れがきらきらと光を反射し、午後の柔らかい日差しが石畳をあたたかく照らしている。休日の人々が思い思いに散歩を楽しむなか、ひろゆきは一人、川面を眺めながらコーヒー片手にのんびりと歩いている。
風は穏やかで、時おり小舟が進む水音が聞こえる。
「いやー、やっぱりここの川沿いはいいですよね。凱旋門やルーブルのあたりもいいですけど、たまにはこんなゆったりした景色も悪くないです。」
そう独りごちてふと視線を上げると、どこか見覚えのあるカップルの姿が遠目に入った。
黒いジャケットを羽織ったクールな青年と、隣で明るい笑顔を向ける女性。
まるでゲーム世界の衣装を一部アレンジしたかのようだが、その特徴的な雰囲気はスコールとリノアを思わせる。
青年がそっけない態度を装いながらも、確実に彼女を気遣っている仕草が見え、女性は彼に笑顔で話しかけている。二人の距離感は仲むつまじいそれ。
「おや……あれ、まさか…スコールさんとリノアさん? いやー、こっちに観光に来てるんですかね。
ま、時給換算でたぶん何も事件は起きないだろうし、邪魔しないほうがいいですよね。」
ひろゆきは無用に声をかけず、少し離れたところからそのカップルの姿を見守る。
リノアらしき女性が何かを指さし、「見て、船が通ったわ!」と嬉しそうに言い、スコールっぽい男性が照れを隠すように無言でうなずくが、口元が緩んでいるのが何となくわかる。
見る人によっては何でもない光景にしか見えないかもしれないが、ひろゆきにはどこか懐かしい気配が感じられる。
「ほほえましいですね。やっぱり平和なのが一番じゃないですか。
僕も、あの二人が幸せならそれでいいかなって思いますよ。」
そっと微笑みを浮かべて見守った後、彼は足早に川沿いを歩き出す。
カップルは彼に気づいた様子はなく、二人の世界を楽しんでいるらしい。川面には春の日差しが反射し、まるで柔らかなベールをかけるように輝いている。
「じゃ、僕はこっちでカフェにでも入りますかね。お疲れさまでしたー。」
そう呟きながら、彼はコーヒー片手にゆるゆるとセーヌ川のほとりをあとにする。
あたたかい日差しが静かに降り注ぐパリの夕刻。まるで異世界の騒動などなかったように、ただ穏やかな空気が流れている――そんな爽やかな余韻を抱きつつ、この物語は幕を下ろすのであった。
――Fin――