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ひろゆきのスーパードンキーコング
ひろゆきのスーパードンキーコング
―論破でバナナ奪還編―
プロローグ:ジャングルで目覚める
「えー、どうも、ひろゆきです。あれ、ここジャングルじゃないですか。ヤシの木やら見えるし、タルが転がってるし……スーパードンキーコングのステージですね。え、ここで何しろっていうの?」
周囲には濃い緑のジャングルと、なぜか“DK”マークの付いたタルが散乱。軽快なBGMが微かに流れているような雰囲気だ。
本来、ドンキーコングとディディーコングが、盗まれたバナナホードを取り返すために奔走し、クレムリン軍団と戦う展開。
だが、そこでフランス在住の論破王ひろゆきが突如出現し、周囲をキョロキョロ見回している。
「ドンキーコングさんたちって結局バナナを盗まれたから取り返す話でしょ。時給換算で見ても、バナナ集めに熱中するの、労力大きいと思うんですけど。論破でクレムリン軍団を説得すれば早くないすか?」
1. ドンキー&ディディーへのアドバイス
ヤシの木の陰からドンキーコングが姿を見せ、力強い胸叩きのポーズ。隣にはちょっと小柄なディディーコング。彼らは「ウホウホ!」とバナナの山を取り返したい様子。
ひろゆきは苦笑しつつ「いやいや、わざわざステージ全部クリアするのコスパ悪いっすよ。スピンアタックで敵倒しても時給換算で無駄が多いですよね。ボスのキングK. クルールを論破すればいいじゃないですか」と提案。
ドンキーは「ウホ…?(何言ってんだ)」、ディディーは「キーキー!(でもやってみる?)」といった雰囲気。
仕方なく3人(正確にはヒト×1+ゴリラ×2)は、タル大砲やコースを最小限に突っ切りながら、速攻でキングK. クルールの船に到着。タル転がしすらほとんど使わずに到着する珍展開。
2. キングK. クルールを論破
キングK. クルールが王冠を投げながら「グガガ、オレ様がバナナ山を独り占めしてやるぜ!」と喚く。そこにひろゆきが口を出す。
ひろゆき: 「えー、K. クルールさん。 バナナ食べてもそんなに栄養補給できるわけじゃないですよね。時給換算で大量のバナナをキープしても腐らせるだけじゃないですか? 結局ゴリラたちに狙われるリスク大きいし、メリットないと思うんですけど、データあります?」
K. クルール: 「グガガ…! でも…オレがバナナを持ってこそ…」
ひろゆき: 「持って何するんですか? バナナ輸出する市場もないし、ゴリラ相手に恨み買っても大変じゃないですか。コスパ悪いですよね。」
K. クルールは王冠落としたまま呆然。「ぬ、ぬう…言われてみればそうかも…(混乱)」
ドンキーとディディーが「ウホッ! キーキー!」とバナナを取り返すチャンス。しかし、K. クルールが全く抵抗しないので、あっさりバナナ山奪還に成功。
「僕が論破しただけで終わりっすね。ドンキーさんたちお疲れさまでした」とひろゆきは肩をすくめ、ゴリラ2体は大喜びでバナナを運ぶ。K. クルールは落ち込んだまま船を撤退。
エピローグ:バナナ山を眺めるひろゆき
ドンキーコングの家に大量のバナナが戻り、ジャングルには再び平和(?)が訪れる。
ひろゆきは「時給換算で最短クリアですね。タル転がしステージとか熱帯の遺跡ステージとか全スルーできるし、バナナも無事。僕もフランスに帰りますわ。皆さんご自由に」と言い残す。
ドンキーとディディーは感謝を示すように胸を叩いたり帽子を振ったりするが、何言ってるか分からないので彼は苦笑しつつ謎の光に包まれ帰還。
後日、フランスのアパートで配信を始めた彼は「スーパードンキーコングも論破で余裕でしたね」と語るが、視聴者から「嘘だw」と一蹴されるパターンに。
こうしてK. クルールの野望はあっさり消え去り、タル大砲や1UPバルーン収集も発生せずにバナナ大山が安全にキープされた。
ドンキーはゴリラ仲間とバナナをむさぼり、ジャングルはいつもどおり陽気なBGMに包まれる。
論破王ひろゆきはただ「お疲れさまでしたー」と呟き、再びコーヒーをすするのであった。
エピローグ:ドンキー&ディディー、フランス訪問?
「えー、どうも、ひろゆきです。スーパードンキーコング世界、論破で終わったんですけど……時給換算で考えてもめちゃくちゃあっさりでしたよね。バナナも取り戻して、クレムリン軍団も改心して…。
ま、僕としてはさくっと帰ってきたわけなんですけど。」
彼がアパートで配信を終えてくつろいでいると、ふと玄関のほうから**“コンコン”とノック音が聞こえる。
誰かと思えば、ドアを開けるとそこにドンキーコングとディディーコング**が立っているではないか。ゴリラの体躯に赤いネクタイ“DK”の文字、隣の小さなサルは赤い帽子をかぶり、キョロキョロとしている。
「え? いやいや、なんでフランスのアパートにドンキーさんとディディーさんが…。時給換算で誰が連れてきたんですか? 国境越えました?」
二匹は嬉しそうにウホウホと挨拶するだけで、言葉は通じない。しかし、その表情からは感謝の気持ちが伝わるようだ。おそらくバナナホード奪還で世話になったお礼を言いたいのだろう。
ひろゆきは苦笑しながら「いや僕、特に戦ってないですよね。クレムリン軍団を論破しただけで、時給換算で3分とか? まあどういたしましてって感じですけど。」とつぶやく。
彼らはにこやかに手を振り、部屋には上がらずすぐに廊下へ戻っていく。ドアの先から足音ならぬウホウホという鳴き声が遠ざかり、エレベーターか階段のほうへ消えていった。
呆気に取られたままドアを閉めたひろゆきは、思わずベランダに出て下を見るが、そこにゴリラとサルの姿はない。
「えーと……今の夢ですかね? まさかドンキーコングとディディーコングが挨拶に来るとか時給換算であり得ないっしょ。
でも確かにウホウホ聞こえましたよね。なんなんだろう…。まあ僕としては気にしないですけど。配信のネタにはなるかな。」
彼は肩をすくめ、再び部屋に戻る。玄関にはうっすらバナナの香りが残っているような気がするが、気のせいかもしれない。
窓の外を見ても普通のフランスの街並みが広がるだけで、ゴリラの気配などどこにもない。
結局、現実か夢か判然としないまま、不思議な感覚だけが彼の胸にふわりと残っていた。
――Fin――