辞退を減らす!応募者への連絡は情報を送ろう!
選考の中で応募者に連絡をする機会はいくつもあります。
・応募を受け付けたという連絡
・書類選考通過の連絡(面接日程の打診)
・一次面接が確定した連絡
・一次面接合格の連絡(二次面接の日程調整)
・二次面接確定の連絡
・内定連絡
これらの連絡をただ要件の連絡にしてしまっていませんか?
メールの中に追加の情報をつけるだけで、応募者の志望意欲向上や面接対策につながり、面接参加率や面接合格率が上がります。
各工程で伝えた方がいい情報についてお伝えします。
候補者は面接の直前に企業情報を調べ直す
一次面接の前に候補者は「どんなことを聞かれそうかな?」「どんな質問をしようかな?」と考えます。
それらを想定して、会社ホームページなどで、直前に読んでもらえるコンテンツを用意しておくと求職者の理解度が上がり面接への意欲も高くなります。
例えば、応募者向けの会社概要、面接官のプロフィール、事業内容がわかるもの、会社のミッション・ビジョンなどです。
求人情報だけでは情報が不十分
「求人広告を出しているから大丈夫でしょ」と思うかもしれませんが、求人広告の情報だけでは不十分です。
なぜなら、求人広告というのは、応募を獲得するために魅力的な情報が目を惹くように散りばめられていたり、情報量が限られているからです。
さらに、最近の求職者は応募段階で求人広告を細かく読み込んでいません。
1回の転職活動につき10〜15社応募することは当たり前。深く読み込んで吟味するのではなく、「この企業よさそうかも!」というものに応募します。
そのため、求人情報だけでは、応募者の印象に残らず有効な打ち手になりません。(そもそも他者との差別化にもなりません)
メールに追加情報を入れる
おすすめは各工程の連絡として送っているメール(連絡ツール)に追加情報を加えるということです。
メールであれば、選考に進む方であれば必ずみます。
その中で、ただ日程調整の連絡をするだけではなく、追加情報を加えることによって、志望意欲向上や、面接対策の実現につなげることができるのです。
各工程で内容を変えよう
追加情報を用意する際はどんな情報を読んでもらえるといいのかを考えて情報を発信しましょう。
極端な話、一次面接前に代表のメッセージを渡されても困ってしまうわけです。代表がすごいのはわかりますが、応募者自身にすぐに関係することはないからです。
◎一次面接前
一次面接前には会社概要、事業概要、ミッション・ビジョン・バリューを出しましょう。
一次面接前の段階では改めて会社のことや事業のこと、ミッションやバリューについて知ってもらうことで、「この会社で働きたい」という意欲を醸成することができます。
「給与」や「働きやすさ」についても触れて魅力づけをするのはよいのですが、メインで打ち出してしまいますと、給与や働きやすさにだけ惹かれた人がきてしまいます。
まずは、会社のことについて理解を深めてもらうための情報を提示しましょう。
◎二次面接前
二次面接前は事業責任者の経歴やインタビュー記事、給与や福利厚生、カルチャーがわかる情報を出しましょう。
一次面接前の段階では知らなかった情報を追加することによって、より企業の魅力が増します。
特にカルチャーや上に立つ人の経歴を伝えることによって、会社に対する理解度が上がります。
◎最終面接前
最終面接前には、経営者や経営陣のインタビュー記事、入社後のキャリア事例を出しましょう。
最終面接は経営者が携わることも多く、経営者のインタビュー記事を読んでもらうことによって、面接への受け答えがしやすくなります。
また、入社後のキャリアビジョンが明確になることも、最終面接前に回答がしやすくなり、合格率を引き上げてくれます。
事務連絡だけでは辞退につながる
応募者へ連絡をする際は、面接日時を送るだけではなく、追加で情報を渡すようにしましょう。
資料や動画を作成するのは手間に感じるかもしれませんが、一度作ってしまえば使い回しが可能です。
「どんな資料を作ればいいの?」という人はぜひコメント欄からご相談ください。