選考フローを体験する
採用担当の方によく話をするのですが、
ぜひ、自社の選考フローを体験してもらいたいです。
可能であれば人事本人が選考フローを体験するだけではなく、社員など採用に詳しくない人にも受けてもらうことが望ましい。
選考フローを体験する意味についてお伝えします。
体験するから気付けることがたくさん
選考フローを体験するメリットは、気づきがたくさん得られるからです。
採用をする側で見える景色と受ける側で見える景色は全くの別物。
「あれ?こんなに時間がかかっているの?」
「メール見にくくない?」
「面接がストレスに感じる」
と気づきがたくさん出てくるはずです。
得た気づきは選考フローを改善する重要な情報になります。
選考フローを体験する際のポイント
選考フローを体験する場合、いくつかポイントがあります。
先入観はなくして取り組もう
第一に、先入観はなくして取り組もう。
気持ちはイチ応募者です。
「人事が調査のために選考を受ける」というマインドセットで選考を体験してしまうと、
「これは仕方がないよね」と問題に気づけなくなってしまいます。
あくまでもイチ応募者として取り組みましょう。
気づきは質より量
体験して得られた気づきは質より量が大切です。
「的外れのこといっていないかな・・・」と考えすぎる必要はありません。
「こんなこと言っても意味ないよね」と思う必要もありません。
僕が選考フローを体験させていただく際は、
「返信が遅い」
「文章が読みづらい」
「面接の候補日が少ない。」
「面接官の表情がくらい」
等々、思いついたことをひたすらアウトプットしていきます。
その上で、「なんでこんな感想が出たんだろう?」「このフローになっている背景は?」と深掘りをしていけば質の高い気づきになります。
ですが、最初のうちは量を追っていかなければ質を上げることもできません。
体験をしたのであれば、とにかく思ったことを書き出しましょう。
積極的に意見を交換しよう
アウトプットは積極的に他の人と共有をしましょう。
話をする中で「やっぱり他の人もこう感じたんだ」という点や「まだまだ僕は人事目線で考えていたな」と気付かされることが多くあるからです。
他の人の意見も取り入れることによってより精度が上がります。