「Σ詩ぐ魔」発刊にあたって
令和三年は昨年来のコロナが世界的規模で猛威をふるい、さらに変異種となっては人々を苦しめ不安な事態が続いた。秋口に入ってわが国は幸いにもやや終息の兆しが見えてきたが、新たなオミクロン株の出現と急速な拡大に不安は去らない。
この年干支は丑、奇しくも発起人三人(グループ牛)は古希を過ぎての年男である。年の瀬にして新たな電子媒体に基づいた詩誌の発行を試みる。誌名は「詩ぐ魔」、∑(シグマ)に文字のイメージをあてがった。シグマとは総和、すべての足し算の合計という意味だが、詩作品を足し算