スタートアップは初期段階でプロダクトづくりをどこまで重要視するべきか。
世にいうスタートアップは、Webサービスをゴリゴリエンジニアの人が創ってて、KPIを追ってて、リーチ数からコンバージョン率を上げて、、、。
世に出ている「スタートアップの始め方」みたいな本に書いてあるような、所謂スタートアップを思い描くのかなと。
私はスタートアップをやったことも、勤務した経験もないですが、お伝えしたいのは、これって固定概念じゃないですか?ということです。
もちろんプロダクトは大事です。
創ろうとする世界観を示し、マーケットにどこまで受け入れてもらうかを図るためには、モックやプロトタイプと言われる所謂初期段階の「プロダクト」は大事で、それがないなら口だけになっちゃいます。
ただし、「世の中があっと驚くプロダクト作っちゃいました!」このスタイルでビジネス始めた人って多いんですかね。
むしろ「何故、その人がそのビジネスをするのか、、がしっくりくる」方がうまくいくような、、。今の世の中、意図的にそういう状況を創り出す、、ということが可能なのではと。
ちょっとフワッとした言葉ではありますが、具体的な例であげると、FacebookやGoogleは自ら創ったのか、創らされたのか、、ということかなと。スタートアップが自生で産まれるのではなく、エコシステム上の偶然と必然により生まれたものなのではと最近思うようになりました。
足下の話で、何が言いたいかというと、スタートアップを始める際に、凝ったプロダクトを創ると同じく、「ポジショニングと市場の深堀」が重要ではないか、、ということです。
「ポジショニングと市場の深堀」について掘り下げると、例えば○○という業界でスタートアップを挑戦しようとすると、その業界の本質的な課題は何なのか、実際のプレーヤーは?ステークホルダーは?この辺りにしっかりヒアリングして、ネットワークを強化することで、その市場の課題を特定してサービスを当てていくやり方もあるのではということです。
最近の風潮で「錯覚資産=SNSのフォロワー数」と捉えがちですが、「○○業界の重鎮と繋がっている」というのも立派な錯覚資産ですよね。
空想の市場を元にプロダクトを作り、調達のためだけに動くのではなく、しっかりとその市場に食い込み、課題を分析して、望まれたプロダクトを作っていく、というのも一つの方法論としてあるのかなと思いました。自分自身、ビジネスとして実証はできていませんが、「繋がりやすい」けど「一部はクローズド」な世界で、どういうポジショニングをとるかで、同じスタートアップでも社会的インパクトが異なるのでは、、、と思っています。
スタートアップやったことはないですが、、!
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