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フォルケ留学 

私がフォルケ留学に行きたいと思い始めたのは2ヶ月ほど前。

私は現在大学3年生で、周りはインターンや就活に取り掛かろうとしている時期になる。だが、普通にみんなのように進むことがどうしてもしっくり来なかった。そもそも“普通“に違和感。新卒は捨てない方が良いとか就活して普通に就職して働いて学歴重視な日本社会。正直、学歴も必要だけれども何をしてきたかが大切ではないだろうか。

私はこの先何がやりたいのだろう、何を仕事にしたいのだろうと模索しても答えが見つけられずに悩んでいたところ、SNSである女性の方が目に留まった。
その方は、フォルケ留学での日々をSNSを通して発信していた。
フォルケとは何だろうから始まった。



調べれば調べるほどに興味を持ち、今の私にはこれだと直感した。
『自分が良いと思うものを選択する、大事にする』価値基準や学歴や競争がない中で“自分の価値とは“、その中で“何を大切にするか“など自分を見つめ直すことができる要素が詰め込まれている環境だった。逆に何が劣っていて、何に長けているのか。
今、日本の教育でも競争しない順位をつけない教育方針になってきている。正直、私は反対である。子どもから競争を無くしてしまったら、「目標に向かって頑張る」という自主的な意欲が育たない。また、成功体験により自信をつけることや失敗や敗北をバネにするチャンスを失ってしまうと考える。
そんななかデンマークでは、非競争的教育にも関わらずビジネスで国際競争力2年連続1位(2022年〜2023年)をたたき出している。なぜだろうか。。。



私が普通の語学留学ではなく、フォルケ留学に魅力を感じた理由はいくつかある。

まず、先生より生徒を主体とする対話重視な授業形式である。生徒同士のバラバラな意見を納得するまで話し合う。話し合いの結果で、学校のルールが変わることもあるそうだ。あれをしろ、これをしろなどと与えられたものをこなすのではなく自分たちが何をするかが重要視されている。日本の学校とは違い、抑圧がなく思う気ままに自分の思考に従って学べる。最高な環境である。

次に、年齢制限がないところだ。何歳でも学び直せる、自分を見つめ直せる。北欧にはギャップイヤーと呼ばれるものがあり、高校卒業して大学入学前に留学やインターン等行うための大学が猶予期間を与える制度である。また、シニアの方は第二のスタートとして、社会人ではキャリアアップとして利用することもある。
日本ではやりたいことが分からないからとりあえず大学に行く学生が多いと思う。入ってからなんか違ったなと思ってもなかなか方向転換がしにくい。このギャップイヤーの期間はすごく良いなと思う。自分が何に興味があるのか、この先何を学びたいのか自分を見つめ直してから大学へ行き、本格的に学べる。日本にもあったらと、あるのなら浸透して欲しいと思う。
それに新卒一括採用が行われている日本でギャップイヤーはきっと“遅れ“、モラリアムと認知されてしまう。

他には、民主主義や福祉、自分と向き合う時間だったりたくさんあるけれども行って帰ってきた時の方がうまく書き残せると思う!

ただ、私は気になる。デンマークは国民の幸福度ランキングで常に上位だが本当に幸せなのか、競争のない環境で個人の自立を促す教育スタイル、デンマーク人の大切にしている暮らしライフスタイルとは、ヒュッゲとは何なのか。


学ぶ価値のあるものばかりな気がする。私も就職の波に乗らない事には罪悪感がある。だからこそ、行くまでの期間をいかに過ごすか。行って何を得て帰るかが重要だと考える。



ただ、大きな壁は二重在籍になってしまうこと。
日本の大学を半年休学して行くか、大学卒業してから行くか・・・
休学は、母への申し訳なさと迷惑をかけてしまうこと。卒業後だと、今しかないこの時間と気持ちを先延ばしにしたくない、即行動に移したいというわがまま。私、贅沢すぎあれもこれもだなんて迷惑かけ過ぎ、、と思う。
それでも行きなと背中を押してくれる人や、あなたは行くべきと言ってくれる人がいる。もう少し悩もう。