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応援している人についてシフカスタッフに聞いてみた

突然ですが、皆さんには「応援している人」はいますか? 私たちはこれまで、このnoteで日々の取り組みや目標、会社としての方針など、自分たちのことをアピールしてきました。今回は趣を変えて、自分たちが「応援している人」について、シフカのスタッフに聞いてみようと思います。

「応援している人」は、自分に刺激を与えてくれるだけでなく、時には奮い立たせてくれる大切な存在でもあります。シフカのスタッフが「応援している人」はどんな人なのか。ざっくばらんに語ってもらいました。


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それは応援というよりは憧れ

小島秀夫監督

最初に話を聞いた若手スタッフは、「ゲームクリエイターの小島秀夫監督を応援している」と話してくれました。「小島監督の作ったゲームなら何でもやりたいくらい」なのだそうです。小島氏はコナミに所属しているときに会社からMSXで戦争ゲームを作れと言われたものの、当時のMSXの性能は戦闘シーンを表現するのに不十分だったため、逆に戦闘を避ける隠れんぼのような「ステルスゲーム」を思いつきます。この発想の転換で生まれたゲーム「メタルギア」により小島氏は一躍有名となりました。

話をしてくれたスタッフは、子供のころPSPで小島氏の作ったゲームを遊び、ハマってしまったのがきっかけで小島氏を応援するようになったそうです。ハードウェアの制約の中でむしろその制約を活かしたシステム、ゲームデザインに落とし込む発想が特にすごいと感じているのだとか。小島監督はゲーム作りに映画に影響を受けていると公言しているのですが、この若手スタッフ自身も動画作りの際に小島氏の映画的表現に影響を受けている部分があると語ってくれました。


イギリスのインディペンデントレーベル

続いて話を聞いたシニアスタッフは、学生の頃に夢中になった「イギリスのインディペンデントレーベル」を応援していた話を聞かせてくれました。ポストパンクの時期(1970年代後半)に勃興した英インディペンデントレーベルは音作りの傾向のみならず、ジャケットのアートワークも含めたコンセプチュアルな作品群をリリースしていました。そういった中でもFactory Records4ADといったレーベルはそのデザインに「フォントいのち!」感があり、それが大好きで応援していたとのこと。その影響はデザイナーとなった今でも大いに感じているそうです。

大御所過ぎて…

他にも「大御所過ぎて応援と言うとおこがましいが…」と前置きのあった上で、もう亡くなってしまいましたがグラフィックデザイナーの仲條正義氏や漫画家の楳図かずお氏といった名前も挙がり、これはもう応援というよりは憧れといったほうが適切かもしれないということで話が盛り上がりました。



作品に触れて応援

UCHIBACOYA

別のスタッフにも話を聞いたところ、「UCHIBACOYA」を応援していると教えてくれました。「UCHIBACOYA」はアナログのボードゲーム出版社で、このスタッフは気に入って購入したボードゲームが同社のものだったことで知ったのだそうです。「UCHIBACOYA」のゲームを気に入ったポイントは、実際に遊ぶ際に使う駒やタイル、ゲームボードなどのコンポーネントがしっかりと造られている上に可愛いこと。デジタル全盛の今こそ、アナログの良さが詰め込まれた質の高いボードゲームで遊ぶ楽しさは刺激的。このスタッフは同社が募っている新作制作のためのKickstarterにも参加しているとのことで、文字通り「応援している」真っ最中といえますね。


The Backroomsの作者

動画編集が趣味のスタッフは、Kane Pixels氏が手掛ける「The Backrooms」シリーズを応援しているそうです。「The Backrooms」は無限に広がるフロアに不気味な存在が見え隠れする、海外の都市伝説を映像化した動画作品で、初めて見たときにすごく良いと感じたとのこと。Kane Pixels氏は公開当時16才の映像作家なのですが、その後映画化のオファーがあり監督として参加するというニュースを見て、そちらも応援しているのだと語ってくれました。この記事を書くために確認してみると「The Backrooms」は2022年1月に公開されて以来、再生数は既に6300万回を超えていました。試しに見たら怖かったので、皆さんも夜に一人で見てみてください。


Lvmin Zhang氏

生成AIに造詣が深いスタッフは、Lvmin Zhang氏を応援しているとのコメントをくれました。Lvmin Zhang氏はスタンフォード大に在籍している若き研究者で、生成AIに関するツールも多く手掛けています。このスタッフもそういったツールに大いにお世話になっているとのことで、感謝とともに今後の活動についても応援していると語ってくれました。この話を聞き、最新の技術といえども、たくさんの人の献身的な取り組みで支えられていることが多々あり、そういった貢献への感謝と応援を忘れないよう再認識しました。



気になるアーティストたち

話を聞いたスタッフと同業分野になる、デザイナーやイラストレーターについても聞いてみました。

ヒョーゴノスケさん

イラストレーターのスタッフが挙げたのは、イラストレーター「ヒョーゴノスケ」さんの名前でした。独特の絵柄が大好きで、20年ほど前の個人サイトで運営されていた頃から応援していたそうです。日々の出来事を綴ったブログも欠かさず見ていたので、更新されなくなったときには心配になったのだとか。それから時を経たある日、Twitterで見たことのある絵に遭遇したときに「あの人の絵だ!」と直感が閃き、ついに再会できたのだと語ってくれました。


ア・メリカさん

親しみやすくも独特のテイストを醸すイラストレーターの「ア・メリカ」さんの名前も挙がりました。昔から絵本を描きたいと語っていたので応援していましたが、その後も着実にフォロワーを増やして目標を叶えているのが凄いとのコメントがありました。


雨宮ひかるさん

ひたすらワニを描いているイラストレーター「雨宮ひかる」さんを挙げるスタッフもいました。ゆるく可愛いワニからビックリするほどリアルなワニまで多彩な表現力が魅力的ですが、そのリアルなワニをカランダッシュというボールペンのみで描いていると知ったときには驚いたそうです。


久野遥子さん

アニメーターの「久野遥子」さんを応援しているというコメントもありました。初めて知ったのは美大の卒業制作の作品を見たときで、その可愛さとグロテスクさの混在が印象的だったそうです。この人の作るアニメーションは綺麗なのでどの作品も好きなのですが、特にNHKの番組「おかあさんといっしょ」の「ガラピコぷ〜のOP」がお気に入りなのだとか。これからも素晴らしいアニメを作って欲しいので応援していると話してくれました。


井上涼さん

映像アーティストの「井上涼」さんを応援しているという声も複数あがりました。大学の卒業制作「赤ずきんと健康」が人類には早すぎるなどと評されたように独特の世界観があり、それがどの作品でも一貫しているのが凄いとの声や、全ての人に受けるというものではないが好きな人には刺さる、私は「HATOYA」が好きだという声も。いずれのスタッフからも、独特の世界観のまま今後も突っ走ってほしいと応援のコメントがありました。


ライバル?

他にも多くのアーティストの名が挙がりましたが、自分と同じ分野であるイラストレーターやデザイナーだと、よほどの大御所でない限り、「頑張って」と応援するよりも、良い作品を見て「やられた」と感じてしまう場面が多いとのコメントも。相手のほうが遥かに知名度や実力があったとしても、やっぱりライバル視してしまうのがクリエイティブに携わる者の宿命であり、そして大事な心持ちでもあるはずです。応援しつつも勝手なライバル心を燃やすことで切磋琢磨につながると良いですね。



身近な人

身近な人を応援しているという回答もたくさんありました。お子さんを始めとする家族はもちろん、人生を頑張っているという姪っ子、芸能活動に励む親族の若者をグッズ購入で支えるなど、様々な応援の形がありました。

聞こえてくる音色の主

あるスタッフは、近所の公園から毎日聞こえてくるトランペットの音色を聞いては、練習している姿に思いを馳せて「頑張れ」と応援しているそうです。レパートリーは「津軽海峡・冬景色」や「あずさ2号」など演歌が多いのだとか。ちなみに同じ公園ではギターを弾きながら歌っている若者もいて、どうやら配信をしている様子。こちらも未来のブレイクを目指して頑張ってほしいと応援しているそうです。

引っ張ってくれる存在

別のスタッフは、「Xで知り合った人」の話をしてくれました。その人は、興味を持った事柄があればすぐチャレンジしてみるフットワークの良さを持ち、それが見ていて楽しいので応援していたそうです。やがて、こちらが「面白そう」という反応すると良い意味で巻き込んでくれるようになります。「フィギュアを作ってみたい」と言えば一緒に教室へ習いに行こうと誘ってくれる。「このキャラが好き」といえば同人誌を作ろうと誘ってくれる。
なかなか先に進めない性格の自分を引っ張ってくれる有り難い存在なのだとか。社会人になると新しい友人を作るのが難しい面もありますが、その人経由で更に知り合いが増えるという好循環も生まれて、とても充実していると語ってくれました。これには、話してくれたスタッフ自身がその相手から応援されているのでは…という指摘も出ていました。

有坂さん

そして、シフカに入社した新人の有坂さんを応援しているというコメントも。日々の努力でどんどん力を伸ばしていますし、その過程をnoteで記事にもしていますので、皆さんもぜひ応援してあげてくださいね。


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今回はスタッフの「応援している人」について聞いてみました。色々な解釈ができるように、敢えて「応援している人」というアバウトな聞き方をしてみましたが、様々なパターンが出てきましたね。応援することで刺激を受ける良い影響も見られました。今後も積極的に「応援している人」を増やしていきたいものですね。

さて、皆さんの「応援している人」はどんな人ですか? ぜひコメント欄で教えてください。それではまた。

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