20年目の真実
こんにちは(^-^)
店主の加藤です
先日8月23日で20周年を迎えたレストランがあります。
そのレストランの店主は今から20年前、期待に胸を膨らまして26歳の8月、レストランを開店しました。
母親と2人で。
そのレストランは・・・・
シエスタです!
すみません、じらしてしまいました(^^;)
今だから言えますが、開店当初はホントに綱渡りの様な日々でした。
待てども待てども、お客様がみえずお店の掃除ばかりしていました。
1日の売上が800円・・・
そんな日もありました
通帳の残高は減る一方・・・・
イライラする気持ちと不安な気持ちに押しつぶされそうになり、業者さんやスタッフに悪態をつき、陰口を言われる始末。
お客様が来ないのも、自分の責任なのにそれに気づかずにいました。
完全に負のスパイラルに陥っていました。
そんなダメダメ経営者でした。
自分は商売向いてないんだと、就職情報誌片手に転職を考えた事も・・・・
何度もお店をやめようと思いました。
ストレスで拒食になり体重が10キロ減ってガリガリに痩せ細り、厨房で立っているのもやっとこさの状態(-.-)
さすがにこれはヤバイと察して、病院に行くと、胃カメラの検査・・・・・
初めての胃カメラに緊張しまくりの私を察したのか、
うどんだと思ってツルツル~との呑んで下さい、と先生。
僕はイタリアンのシェフなのでうどんは苦手でして、パスタくらい細いのでお願いします。
と、やせ我慢で余裕を見せると、完全に無視されて胃カメラ投入。
苦しくて、うぇうぇ~
病院中に響きわたるほど悶絶。
体をねじり、嘔吐く私を、押さえつける看護師さん。
なんとか検査も終了した後
どこも悪くありませんね~
ところでご商売はうまくいっていますか?
と病院の先生に聞かれる始末・・・・
胃カメラの検査に来て商売の心配をされた事に、悔しさと情けない気持ちになりました。
このままでは絶対うまくいかない!
帰り道に覚悟が決まりました。
すべての結果は自分の責任として受け止めよう!
と決めたのです。
そんなどうしよもない、私でしたが覚悟を決めた後は、徐々に商売が軌道に乗り始めました。
ご常連様もつきはじめ、『美味しかったよ!又来るよ(^-^)』
そんなあたたかいお言葉を、頂けるまでになったのです。
喜びも色々なピンチも乗り越えてきた紆余曲折の20年間でした。
20周年は盛大にお客様への感謝の気持ちをお料理で恩返ししよう!
と気持ちばかりは盛り上げるのですが、コロナで時短営業中、お酒も出せません。
ですので、20周年の記念のお料理は、ご自宅で楽しんで頂けるお料理を只今試作中です。
コロナ渦で累計600食以上ご購入頂いた、パスタセットの特別バージョンを模索中です。
2,3日後には、詳しくお伝えできると思うので、どうぞ次のシエスタからのお便りを楽しみにしていてくださいね!