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自然(ナチュラル)に歌うということ。
よく「もっと自然な感じで」「自然とそうなるように」と聞きます。
自身もレッスンでは非常によく使う言葉です。
では自然に歌うとはどういうことか、とひとつひとつ深く考えていくと本当に禅問答の世界に突入してしまうほど、ボーカルやミュージシャンにとっても深い命題だったりしますよね。
色んな角度からの切り取りや、捉え方が存在すると思いますが、ひとつの指標を今回は提示してみたいと思います。
「自然に」を逆の意味で考えると「不自然」であるということですね。
ということは、少し乱暴な考え方かもしれませんが、「不自然」でなければ良いとも考えられます。
これも人によっての定義はあるので難しいとは思いますが、少なくとも、真夏の炎天下でコートを着込むのは不自然でしょうし、海へ出かけるのにタキシードを着ていくのは不自然の部類に入ると思います。
逆に高級フレンチを食べに海パンと浮き輪を持って出かけるのも同義です。
普段、人と話す時だったり街中を歩いていて、何か特別な障害等があるなどではなく、話し方がおかしいなとか、歩き方がおかしいと思うことは、そんなに多くはないと思います。
それは、それぞれに自然な歩き方や自然なスピード感やトーンで会話しているからだと思います。
では普段道を歩いている時に「歩く」ということにそこまで意識するでしょうか。友達と飲みながらワイワイ話している時に、一文字一文字しっかり意識しながら「話す」でしょうか。
歌うときもそうです。
あまりにも「歌い方」や「正しさ」に囚われると、この自然さを失うことが多いと思います。
いかにこれらの項目から意識を外しながら歌えるかが、「自然に歌うこと」のポイントかと思います。
では自分では自然に歌っているつもりが、客観的に見たら不自然であると思われる場合、どうするのか。
これらはまた別の機会に書きたいと思います。今回はこれにて。
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