「作詩」してみる。
今回は詞についてのお話を。
よく楽曲を作る際に、詞はどうする?となったとき、バンドでありがちなのは、ボーカルが担当するということです。
曲のことは分からないけど、詞なら書けそうだ、という台詞もよく聞きます。
作詞を生業にしてる方からすれば、『そんな甘くないよ。』という返しが聞こえてきそうですが、実際それで初めての人が作詞をしても、誰がそれを添削し、批判をするでしょうか。
有名でもなければ、ほぼそんな機会はなく、何が合っていて、何がおかしくて、ということに気づかずにただ書き続ける羽目になってしまいます。
では何が素晴らしくて、何が良くない詞なのか。
おそらく答えは明確には存在しません。
私もそれなりに美しい詩とは何であるかの答えを求めて、色んな本を読んでみました。
曲や音楽そのものについてもそうですが、詩ほど意見が分散しているものは出会ったことがありません。
しかし、どんどん古きを訪ねていくと、やはりその中にも「用語」や「形式」や「内容」などに、ある種の基礎が存在することが分かりました。
楽曲に実際使われる詞でも、洋楽の詞を見ると確かに押韻などが、以下のように多くの楽曲に見られます。
(Ex. ) Yesterday / The Beatles
Yesterday
All my troubles seemed so far away
Now it looks as through they here to stay
Oh I believe in yesterday
しかし、比較的日本ではそれらがないまま、ただ書き殴られただけのものが、特に現代の音楽では散乱しているように見受けられます。
それも書いた人の自由だろう、と言われればそうだと思います。
しかし、Sidewaysでは、やはり「作文」でなく、その人の表現としての「作詞」を追求していきたいので、ただ何でもありの自由ではなく、ちゃんとそこに情景や想い、メッセージが存在するのか、そしてそれらが客観的に表現されているのかをしっかりレッスンで問うていきます。
そのために、まずはメロディーに合わせて書いてみる、でなく、単純に自分の持つ言葉のみで「作詩」してみる。
その中で、以前からも口酸っぱくマガジンに記したように、自身がどんな詩に憧れ、どんな想い描きたいのかをまず明確にすることが、ここでもやはり大切になります。
これを機に一度、「詩」というものにフォーカスを当て、まずは世界中の色んな詩人の世界を体感してみて回るのも良いかと思います。
Sidewaysにて、ぜひそんな素敵な言葉たちが誘う世界へのドアを開けてみませんか。
皆様のお問い合わせをお待ちしております。
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