【プレゼンテーション】世界で一番プレゼンが上手い男の18のテクニック#1
世界で一番プレゼンテーションが上手い男
それは2021年現代においては「スティーブジョブズ」といっても全く過言ではないだろう。
多くのプレゼンテーション・話術のプロ、CEOたちも口を揃えて彼の聴衆を魅了する力のすごさを語っている。
今回はそんなスティーブジョブズの話術を紐解いた、全3部構成(18のテクニック)を紹介していきたいと思う。
<こんな人は読んで欲しい>
・人に何かを伝えている機会があるあなた
構成は以下の3部構成であり#1では1:ストーリーを作るの7つのテクニックについて紹介していく。
1:ストーリーを作る
2:体験を提供する
3:仕上げと練習を繰り返す
ただ・・・、これからの内容を深く理解して頂くために1本の動画を先に見て欲しい。
この約7分間の動画でスティーブジョブズの話術を一度見てからどんなテクニックが詰まっているのかを紐解いて理解して頂く方が、より吸収できる。
では、動画を見ていただいたところで1:ストーリーを作るの7つのテクニックについて紹介していきたいと思う。
1 ストーリーを作る
・1:構成はアナログでまとめる
スティーブジョブズはデジタルを売る人であるが、プレゼンテーションの構成を考える時は、紙とペンを使って行うという。
これは、アナログのほうがより自由で創造性が膨らむからだという。
プレゼンテーションをつくる際にはパワーポイントスライドなどを使うことが多いと思うが、この時点ですでに絞られている。
第一にパワーポイントである必要があるのか?
そして、パワーポイントであることが決まったとしても、スライドをつくる時、テンプレでタイトル・サブタイトルなど既に文字を書くことが前提であなたに提案がされる。
ジョブズのスライドには0と言っていいほどに文字がない。
いかにして、自由に伝えたいことの本質を見極め、ストーリーを作り上げるかがいいプレゼンに繋がるという。
ジョブズはいいソフトを使っている方いいプレゼンが出来るのではなく、練り上げたストーリーを語ることでそれがいいプレゼンに繋がるという。
・2:一番大切な問いに答える
大企業であっても、優れたプレゼンテーターであっても何故か自分が伝えたいことを伝えようとする人がいるという。
なにがいけないのか?
プレゼンテーションはプレゼンテーターに伝えるために話をしているわけではない。聴衆に届けるためにプレゼンテーションを行っている。
そのため、聞き手がなぜこの話を聞きに来ているのか?会話が終わった後、何を覚えて帰って欲しいのか自問を続けるべきであるとジョブズは言っている。
『彼は製品を売っているのではなく、よりよい未来を売っている』のである。
・3:救世主的な目的意識を持つ
正直、私はこの意見に対しては納得感はあるにせよ「でも・・・」と言いたくなってしまう。
この「救世主的な目的意識を持つ」ということを要約すると「好きな仕事につけ」に繋がる。
自分が最も情熱の注げることに情熱を注ぎ、その熱を伝えられなければいいプレゼンテーターにならないということだ。自分の好きなことの話になると途端に饒舌になり、自分も話してて楽しいという経験をあなたもした事があると思うが、極論プレゼンの根源もそこにあり、本心で思っていないことは伝わらない・・・。本気で情熱をもってその熱を伝えるべきだということをこのテクニックでは伝えたいポイントである。
・4:ツイッターのようなヘッドラインをつくる
ジョブズは必ずどの製品にも70文字以下のヘッドラインを付けているという。
・アップルが電話を再発明する iPhone
・1000曲をポケットに iPod
ヘッドラインは70文字以下で簡潔に、かつ具体的であること。受け手自身のメリットを示すことが大切だという。
そしてプレゼンテーションはスライドのなかで同じヘッドラインを何度も繰り返し用いることで刷り込みを行う。
・5:ロードマップを描く
①紹介する製品、サービス、会社、構想について、聴衆に知って欲しいポイントをすべてリストアップする
②このリストを分類し、主要メッセージが3つになるまで絞り込む。この3つのグループが売り込みやプレゼンテーションのロードマップとなる。
③3つのキーメッセージ、それぞれについて効果を絶変える部品を用意する。体験談、事実、実例・・・など。
・6:敵役を導入する
・7:正義の味方を登場させる
ジョブズは敵役(問題)を必ず用意し、この敵を正義の味方(解決策)が倒す。という古典的な方法をストーリーに必ず組み込む。
この古典的な手法こそが人の心を動かすというのだ。
敵役をつくることで、正義の味方を応援したくなる人間の心理に訴えかけている。
解決策を提示する前に、必ず問題を提起しろ。ということ。
おわりに
以上、#1:ストーリーを作るの7つのテクニック について紹介していきました。
次回は#2:体験を提供する ための6つのテクニックを紹介していきたいと思います。
早く次が知りたいとか、もっと詳細が知りたい方はこちらの本を参考に記事を書いているので手に取って読んでみて下さい。
ではまた。