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予知

軽率に人を好きになるけれど、簡単に人を嫌いにはならないから好きな人ばかりが増えていく。これは幸せなことだ。そもそも人を嫌いになることは心地良いことではないのだけど、だからと言って人を嫌いになること自体は善でも悪でもない。気分が良いことか悪い事か、という話。

椎名林檎の曲に「月と負け犬」という曲がある。

「好きな人や物が多過ぎて見放されてしまいそうだ」という歌い出しに今の自分を重ねてみたりする。虚勢を張る気は無いし、取分け怖いことも無いのだけれど。ただなんとなく何かを信じるのは怖い気がするし、いい顔ばかりしている自分に嫌気がさしたりもする。

吐く息が熱く、冷たくなってゆく。


知らない未来のこと、知ることができたってそんなもの知りたくない。全部虚しくなるだけじゃないか。今を生きている、ただそれだけでいい。過去も未来も知るもんか。

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