10月19-23日 逃げたい
目が開く。2時40分。また目が開く4時29分。また目が開く5時30分。起きなきゃ行けない時間までまだあと1時間ちょっとある。なんとか眠りの世界に行こうとしても戻れない、戻れたと思ったら遅刻する夢を見る。目覚ましが鳴るけど起きられない。少しのどが痛い感じがする。あ、これで在宅勤務にできる、もう少し起きずに済む。夢で在宅勤務に障害が起きる。8時。在宅勤務ギリギリで起きる。本当に今ギリギリだと思う。
仕事中、自己嫌悪に飲まれて過ごしてる。ざわつき動かない頭でなんとかやらなくてはいけない最低限のことを済ます。しかし、最低限のことしか出来なかったことを未来の自分は責める。
人同士が揉めているのに触れるだけ疲れる。ほんの少しだけ漏れた溜息から俺への失望を感じる。ほんの少しのイレギュラーに気持ちが振り回される。人に聞かないと決められない。
普通に考えればそんなに傷つくことじゃないことに傷つく。"そんな程度のこと"に傷ついてしまうことにも、自分が嫌になる。
この5年間くらい、積み上げたものは"全くない"のではと思える。
なんとか週末にたどり着いた。
土曜日、楽しみにしていたワークショップになんとか参加する。今の自分にセラピー的なワークショップはちょっとキツくもあるが、参加してよかった。感想をまとめて提出しないといけないんだけど、ちょっとそこまでできない。
ミュージカルを見に行った。初めて見たミュージカル。おれは好きな音楽がある人でよかったなと思った。音楽で彩られる人生のシーンがある。
日曜日、親が来る。親が来るギリギリまで体が起こせない。人と会う予定がないと、体が動かない。中華料理を食べた。
シャークさんと会った。時間を何度も変更したり、コミュニケーションも任せっきりになってしまったり、申し訳なかった。次はもっと情緒が安定している時にお会いして、アーバンチルしたい。
この3週間くらい、底だと思うくらいツラかったので、病院へ行った。
しかし、ロクに話もきいてもらえず、効くかも分からない昔も処方された漢方薬を出されただけだった。薬局の薬剤師さんは丁寧に話をしてくれた。この人だったらもっと…と思った。
帰り道、なんとか変えないと思って訪れたのに、今の自分のツラさに目を向けられてないと感じられたことが、無性に悲しく淋しくて、とんでもない歩みの遅さで涙が出ながら家に辿り着く。
ひとしきり悲しみに触れて少しだけ動けるようになる。家族が持ってきてくれたおかずが無性に美味しく、剥いてくれた柿がありがたい。
今これを書いてる22時13分は少し落ち着いている。寝て、明日が来るのが怖いなと思う。
寝る前にヨガで体をほぐした方がいいと思う。でも、セルフケアなんかどうでもいい、ほっておいてくれ、悲しみの渦中にいて、逃げ出させてくれという気持ちがある。
逃げさせてって気持ちが明確になってしまったことが嫌だ。