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この後また、夢でお会いしましょう。


 オードリーのANN(オールナイトニッポン)15周年展、仙台会場へ行ってきた。クソ暑の夏。

ニチレイプレゼンツ!

これは前沢SAの湯気を吐く鉄瓶

 2月の東京ドームシティを皮切りに、福岡、名古屋、大阪と開催されてきたオードリーANN15周年展。その最後の開催地、仙台。やっと東北に回ってきたぞ。入場券の予約が開始された日に申し込みは済ませている。後は行くだけだ。8月頭の土曜日。午前にちょろっと仕事が入っていたのでそれを片付けてから急いで支度をする。仙台会場の近くでカプセルホテルを予約しているので一泊する予定だ。昼過ぎに家を出てからだいたい3時間くらい。地元よりも更に暑い仙台に着いた。道中オードリーANNを聞いて気分を高めていたので、気持ちがはやる。はやっているのでホテル近くの駐車場を3回も通り過ぎてしまった。一方通行の罠。

 駐車&チェックインを済ませてから地下鉄で会場近くに向かう。先にローソンでネット予約の入場券を発券しておく必要があったけど、まぁ会場は駅前だし近くにあるだろうし、後でやろう。仙台駅前の地上に出た。地図でローソンを探すとまさかの仙台駅周辺にはローソンが無いことが発覚。ファミマとセブンしかないぞ。主要駅近くにローソンが無い事なんてあんのかい。10分ほど歩いて最寄りのローソンに向かった。既に汗だくである。蝉がけたたましい。発券してまた来た道を戻る。何台かシェアサイクルが僕を追い越していった。そうか、アプリ入れてるしLUUP使えば良かったぜ。

中からあの曲が聞こえる

 会場に到着。営業終了1時間前に着いたからか、入口周辺にいた客は僕1人だけだった。じっくり見れてラッキーだなこりゃ。

文化祭のお化け屋敷みたいな入口

 暗幕をかき分け入ると、さっそく日本放送の副調整室を再現したかのようなブースが表れて、本物であるならスタジオの中を覗く窓ガラスがあるだろう位置にモニターが掛けられていた。映像が流れている。オードリーの二人が、それぞれ日本放送に入ってから生放送に臨むまでの密着映像のようだ。先にスタジオ入りし、作家のサトミツと談笑する若林。遅れて入り、スタッフからケツキックを貰って気合を入れる春日。毎週有楽町でこんな事が行われているらしい。映像の最後、「ニチレイプレゼンツ!」(春日)「オードリーの」(若林)「オールナイトニッポン!」(ふたり)のタイトルコールと、ハーブ・アルパートのビターウィートサンバが流れる。土曜の夜な気分になって、順路を進んだ。

でかい年表
5年前くらいまで使っていたというから驚き

 展示を眺める。土曜の夕方ではあったけど、やっぱり終了時刻近くだったのもあって人は少なめだった。後続の人を意識せずにゆっくり楽しめるぜ。最高。壁にはたくさんの吹き出しが貼り出してあって、今までの放送からの印象的なワードが描かれている。若林が言った「俺、星野源さんになりたい人間だから」の吹き出しもあった。センター分け、今見返しても似合ってなかったよ若林さん。「春日が六本木で社長から貰ったモンクレールのダウン」と「大磯のTバック男」のマネキンが鎮座していたし、若林が春日に送って、春日の不機嫌さが床に置く音のデカさで推察できる通称「グレゴリーボム」でお馴染みのグレゴリーのリュックサックも飾ってあった。結構くたびれてるように見えたし、本当に毎日使ってたんだな春日。

「おともだち」が聴こえてくる

 先に進むと、2月に開催された東京ドームイベントのブースに出た。素晴らしいイベントだったな。あの時の興奮と充足感が一気に蘇る。本当に楽しかった。記憶を消して当日の朝にタイムスリップしたいぜ。もう一度最初からイベント観てぇ~。ライブビューイングのみんなで「着物ダブチばばぁ」って声出ししてぇ~。

この格好良い春日、このあと素ラーメン啜ってプロレスします。味玉を賭けて。

 チーム付け焼刃(スタッフチーム)ののぼり旗、若林のラスタカラー自転車、春日のベンツが突っ込んだ一斗缶。どれも当日の幸せな気持ちを思い出させてくれる。写真を撮る手が止まらないね。

二人の思い出の味「長楽のポークライス」を見事再現した春日

 ドームイベントのブースを抜けると、「チェ・ひろしのコーナー」の企画書がずらっと展示されていた。僕の好きな、「春日のウナギ(チ〇コ)を捕まえろ」の企画書は展示されていなかった。当たり前か。1分間春日のウナギがタプタプ鳴ってただけだったしな。何やってんだ。

 展示をすべて見終わった。どうせお客も少ないし順路を遡って最初から見ようかな、なんて思ったけど、流石に行儀が悪い気がして止めた。出口の先の物販コーナーでグッズを買い込む。欲しかったドームイベントのパーカーをゲット。冬に着倒します。

 後ろ髪を引かれまくりながらエレベーターに向かうと、15周年展の入口からビタースウィートサンバが聴こえてきた。今日は土曜日。この後の深夜1時から、またこの曲と一緒にラジオが始まる。今週も聴けるのか。楽しみだ。Radikoで聴こう。リアルタイムはたぶん起きていられないから、明日の朝にタイムフリーで聴こう。

1000Dで、立ちの寿司、行き男(お)。

 幸せな気分のまま外に出た。仙台は18時を過ぎて、少しずつ暗くなってきている。さて、ご飯を食べよう。出発前に夕飯は寿司だと決めていたので、仙台駅に向かう。何年か前に仙台へ旅行に来た時、仙台駅の立ち食い寿司が美味しかったのを覚えていた。マグロの頬肉とか頭肉とか、珍しい部位も食べられたはず。駅前は相変わらずの人の多さだ。イヤホンを耳にねじ込んでそそくさと歩く。確か2階のお土産屋の先にあったな。スッと人込みを縫って目当てのお店に着いた。行列。まぁ夕飯時ですしね。

端のほう

 30分くらい待ってから入店。店員のお姉さんが一番端のカウンターに通してくれたけど、厨房の出入り口付近だったので背後を忙しそうな店員さんがひっきりなしに通る。その度に姿勢を正すからちょっと落ち着かないぜ。まぁとりあえずビール飲もう。飲めばなんとなるから、世の中の事って。

うまし!

 マグロ、シマアジ、サバなんかを食べながら3杯飲む。立って飲み食いしてるからか程よく酔ってきた。頃合いでお会計をして外に出る。ホテルに戻る前にもう一軒行こう。さっきチェックインした時に偶然見つけたんですよ、「吹奏楽酒場」の看板を。

 国分町のホテルの横、テナントビルの2階に「吹奏楽酒場 宝島」の看板を見つけていたので、そこに向かった。昔に人から聞いたことがあるし、僕自身ちょっと吹奏楽を齧っていたからなんとなく気になっていた。なんか楽器の名前のカクテルが飲めるらしい。じゃあトロンボーンをお願いしようかね。僕の楽器なので。

文字の並びが合奏隊形だった

 「吹奏楽酒場 宝島」。ちょっと緊張しながら入店した僕を優しく迎えてくれたマスターが作るカクテルが名物のお店。マスターはもちろん常連さんもみんな奏者のようで、僕がお邪魔した時はコントラバス、ユーフォ、トランペット、テナーサックスの常連さんが賑やかにお酒を飲んでいた。すっげ。ここにいる客の全員が楽器できんじゃん。なんか面白いっすね。飲み直しのビールなんかを頂きながら色々お話を聞かせてもらったところ、マスターはほんの数日前まで入院していたようで、その間休んでいたお店をちょうど再開したらしい。あぶねー。1週早く来てたらお店やってなかったって事でしょ?良かったー今日仙台来て。

杏露酒とかキュラソーとか色々

 程々にお酒を頂いてからトロンボーンのカクテルをお願いすると、綺麗な緑色のカクテルが運ばれてきた。緑?トロンボーンをイメージしたカクテルで緑?あんまりトロンボーンに緑のイメージ無いな。何でだ。マスターに緑色の理由を尋ねると、「トロンボーンの管を掃除した時にボロボロ出てくる緑青汚れをイメージした」との事。そんなもんカクテルにすな。そんで味は美味いんかい。ごちそうさまでした。ホテルに戻ろう。今日はぐっすり眠れる気がする。



「メッセンジャーウンチ」

 予約したカプセルホテルのトイレに入ったら、個室の壁にこんな広告が貼ってあった。隅々まで読んだけどこれ結局何?下剤?ドリンク?何?




何?

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