心が満タンだった日
日曜日に、宮島へ行った。
廿日市には、大切な友人が住んでいる。
まずは
ひとりで宮島へ渡り
ひとりで鹿に挨拶して
ひとりで本殿へ参拝
その後、彼女と合流して
《福田屋》さんへ。
石州和紙と真珠のお店。
だけどこの日は
ご主人がお抹茶を点ててくださるという。
お抹茶は今は女性が主流の世界らしいけど
本来は男性が
戦に出る前に膝を付き合わせて
静寂の中、お茶を楽しみながら語り合う時間が始まりなのだと伺った。
そう聞くと
ご主人の動作がとても美しく
戦に行く前か。。。
なんて思いながら、別の味わいも伴う。
抹茶碗に描かれた
《放下》も
床の間の掛け軸の
《即今》も
とても潔い。
いまを 自分で 生きる
自分のときめきの為に生きている
そう仰るご主人の話に
私たちは胸がたっぷんたっぷんで
宮島を後にした。
また来ます