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僕らは「言葉」に生かされている-心を動かす文章の作り方-

昨日の夕方、JR横浜駅のホームで見た光景。

杖をついた80代くらいのおばあちゃんが、
キャリーバッグをホームまで運んでくれた
30代のサラリーマンに

「ありがとう」と
深々と頭を下げていた。

その瞬間、
サラリーマンの表情が柔らかくなって…

小さな「ありがとう」という言葉が、
そこにいる二人を
優しい空気で包んでいた。

この光景を見て、
僕は思わずスマホを取り出して
メモを残した。

なぜなら、
心が動いた何気ない光景にこそ、
僕らを生かしている
「確かな言葉がある」と感じたから。

ポストでも気づきを言葉にすることについて書いてます。
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心を打つ「言葉」はふとした瞬間に生まれる

これまで編集者として
数え切れないほどの言葉と
向き合ってきた。

そこで気づいたのは、
読者の心を動かす文章には
必ず「生きた言葉」が宿っているということ。

なぜ「生きた言葉」が大切なのか

「お客様に満足いただけるよう、努めてまいります」

こんなしゃくし定規な文章、あなたの心に響く?

でも、こう書いたら?

「昨日、お客様から
『この商品で人生が変わった』
という言葉をいただきました。

その時の胸の高鳴りを忘れずに、
これからも一つひとつ、
丁寧に作っていきたい」

どちらが心に残るだろう。

心を動かす文章の作り方

1. 具体的な「場面」を切り取る

「感動的な出来事があった」
では伝わらない。

いつ、どこで、誰が、
何をして、どんな表情をして、
どんな言葉を
交わしたのか。

できるだけ具体的に
描写する
ことで、
読者の脳裏に鮮明な
イメージが残る。

2. 「言葉」を大切に拾い上げる

心を動かされた「言葉」は、
その場で書き留める。

例えば、
冒頭の場面で、

「お年寄りが若者に感謝していた」

とだけ書いていたら、
あの場面の温かさは
まったく伝わらなかったはず。

3. 「感情」を言葉にする

「嬉しかった」

で終わらせず、その時の

・心の動き
・体の反応
・思い出したこと

を言葉にしてみる。

例えば…

「その言葉を聞いた瞬間、
胸の奥が熱くなって、
思わず立ち止まってしまった」

4. 「余白」を意識する

すべてを説明しすぎると、
かえって伝わりにくくなる。

読者の想像力を信じて、
適度な「余白」
残すことも大切。

実践!心に残る文章の書き方

1. 「言葉のストック」を作る

スマホのメモ帳や
小さなノートに、
心を動かされた

・言葉
・場面
・感情


を書き留めていく。

それが、あなたの文章の「素材集」になる。

2. 「5W1H」で整理する

When:いつ
Where:どこで
Who:誰が
What:何を
Why:なぜ
How:どのように

面倒でも基本に立ち返って「5W1H」を意識することで、
自然と伝わりやすい文章に。

3. 音読してチェック

書いた文章は
必ず声に出して読んでみる。

その時に

・息が続かない
・言いにくい

ところは要注意。

読者も同じ箇所でつまずくはずだから。

最後に

僕らは確かに
「言葉」に生かされている。

だからこそ、その言葉をより良い形で、
より多くの人に
届けられるよう
日々、書き綴っていこう。

人生を
「楽しく」するのも、
「無味乾燥」にするのも
”言葉”しだい
だよね!


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