「失われた時間」を取り戻せ。
デジタルを手放して、「本当の時間」を取り戻す
先日、家族と愛犬を連れて
湯河原まで小旅行に出かけてきました。
たった3日間の旅行だったのに、
なぜか心がスッキリして
新しいアイデアがどんどん湧いてくる感覚があるんです。
なぜでしょう？
それは…
「デジタルから離れる時間」を
持ったから。
最近、心が疲れてると
感じることはありませんか？
「なんとなく集中できない」
「アイデアが出てこない」
「モチベーションが上がらない」
こんな状態に心当たりがある人も多いのかもしれません。
僕もその一人でした。
なぜデジタルが僕たちを疲れさせるのか？
スマホの通知音。
メールの着信。
SNSの更新。
これらは僕らの脳に
「ドキドキ」とした小さな緊張を
24時間与え続けている。
一つ一つは小さな刺激なのに、
それらが積み重なると脳は
「オーバーヒート」してしまう。
東北大学加齢医学研究所によると
スマホを1日3時間以上使う子どもは
「どんなに勉強しても、偏差値50に届かない」
という恐ろしいデータもある。
怖いよね...
僕らは、それを知らず、
スマホを手放すことなく生活している。
まるでカエルがゆっくり温められるお湯の中で、
ゆでガエルになる危険に気づかないように。
「アナログ旅」で心はリセットされる
今回の湯河原旅行では思い切って
ほとんどの時間、スマホの電源を切りました。
妻と愛犬と一緒に
温泉に入って海を眺め、
紙の本を読む。
やっぱり、最初は
「ちょっと不安」でした。
「大事なメールが来たらどうしよう？」
「仕事の緊急連絡があったら？」
でも、
何も起きませんでした。
むしろ起きたのは、心の中でのある変化。
1.目の前の景色をじっくり見るようになった
2.妻との会話が深くなった
3.夜、枕に頭をつけた瞬間に眠れるようになった
特に印象的だったのは、旅館の縁側で
ただただ…
星を眺めながら「ボーッと」過ごした時間。
ただそこにいるだけで
幸せを感じました。
これって「ぜいたく」じゃないですか？
帰宅後に起きた3つの変化
湯河原から帰ってきて、
不思議なことが起きました。
1. アイデアが湧き出す
旅行中は頭の中が空っぽになるぐらい
何も考えていなかったのに、
帰宅して翌日、デスクに座った瞬間から
アイデアが「パァーッ」と花火のように広がったんです。
プレゼンの構成。
新しい企画案。
解決策が見つからなかった問題の糸口。
まるで脳内の「詰まり」が取れたような感覚です。
2. 集中力アップ
デジタル断ちから戻ると、
不思議と集中力が増しました。
最近、集中力が続かないのは
「歳のせいかなぁ」って思ってたのに、
気づいたら2時間…没頭してたなんてことも。
これ、めちゃくちゃ生産性上がります。
3. 人間関係が豊かに
不思議なことに、
周囲の人との会話が変わりました。
デジタルに埋もれていた時は、
会話も「情報交換」になりがち。
でも今は、相手の表情や声のトーンに敏感になって、
より深いつながりを感じるように。
明日からできる「プチ・デジタル断ち」
たとえ旅行に出かけなくても
日常生活の中で
デジタル断ちの効果は得られます。
僕が旅から戻って、
実践している３つの方法をご紹介。
1.朝起きて1時間はスマホを見ない
・ニュースやSNSより、瞑想してゆっくり呼吸する
2.食事中はスマホを別室に置く
・家族との会話と食事を楽しむ
3.浴室にはタブレットを持ち込まない
・これまでお風呂に入って映画を観てました
4.寝室にはデジタル機器を持ち込まない
・枕もとにあったAmazonのアレクサも撤去
ほんの”ちょっとしたこと”なので
実践してる人は多いかもしれないけど、
これだけでも効果は絶大。
小さな変化が、大きな効果を生むことを
実感しています。
なぜ今「アナログ時間」が必要なのか？
当たり前だけど、
僕らは今、史上最も
デジタルと一体化した時代を生きている。
便利になった反面、
脳と心は休む暇がない。
「常にデジタルツールをチェックする」という
習慣が身についてしまっているんです。
でも考えてみて。
人類の歴史の99.9%はアナログでした。
僕らの脳や体は、
「アナログ環境」の方が自然な状態なんです。
だからこそ、
意識して「アナログ時間」を作ることが、
現代人には必要なのかもしれない。
湯河原の旅で、強く実感しました。
スマホで最新の情報を得たり、
SNSで繋がったりするのも便利で楽しいけど、
本当に心が満たされるのは
「リアルな体験」なのかもしれない。
・温泉の湯に包まれる感覚
・家族と笑い合うひととき
・犬と歩きながら感じる海岸の風
こうした瞬間こそ、
記憶に深く刻まれるんです。
次の休日は、スマホを置いて
「失われた時間」を
取り戻してみるのもいいかもね。