しばいぬ

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最近の記事

ゼンブ・オブ・ぽぽず

 中学生の頃、修学旅行で初めて東京に行きました。当時、田舎の中学校に通っていた私でしたが、しかし初めて踏み入れた「東京」に対して、そこで何をどう感じたかはもう覚えていません。きっとその後、東京を何度も訪れる度に上書きされてしまったのでしょう。その修学旅行では班行動の自由時間もあったはずですが、どこを訪れたかも覚えていません。唯一、ゆりかもめでお台場に向かうとき、グルーっと回るところ(レインボーブリッジかな?)で「まっすぐつなげたらいいのに、東京はヘンな経路を作るもんだなぁ」と

    • カモンガールは愛で世界を均す

       ひなた坂ライブの話をしよう。早速だけど。いや、正確にはひなた坂ライブにおける山下葉留花センターの『Am I ready?』の話をしようじゃないか。我々はきっと、目撃者として、その場に立ち会った者として、その話をするべきだしこれは語り継がれるべき話なんだから。  10月23日24日に横浜アリーナで開催された「12th Single ひなた坂46 LIVE」。宮地すみれが座長を務めた2回目のひなた坂ライブはとにかく強いステージだった。今回のひなた坂楽曲であり宮地すみれセンター曲

      • 宮崎ひなたフェスに行ってきた話(フェスはトキメキ、トキメキは沈まない編)【日記】

        「『Hey!OHISAMA!』のときにモニターに写ってたコール参照用映像、微妙にコールのタイミングがずれてて気持ちわるかったなぁ」  そんな思い出さなくても良いことを思い出しながら、激アツのひなたフェスから一夜明けた9月9日。この日も宿泊先のホテルがある宮崎県都城市から始まります。おはようございます。  この日は夕方の宮崎空港発の飛行機に乗らなくてはならないため、それまでが自由時間となります。さて、どこに行こうかしら。うんうん考えていましたが(相変わらず計画を立てないので行

        • 宮崎ひなたフェスに行ってきた話(ヒーロー、また連れてきてくれるか?編)【日記】

           遡ることひなたフェスの10日ほど前。 私「ひなたフェス(2日目)の前に西米良村まで行こう思ってんのやけど…」 めいちゃんのオタク「行きましょう」  要約するとそんなやり取り。といったわけで、宮崎ひなたフェス2日目はサンマリンスタジアムに行く前に、宮崎県西米良村に向かうところから始まります。おはようございます。 都城市→西米良村 そもそもなぜ西米良村なのかというと、このひなたフェスに合わせた宮崎県✕日向坂46キャンペーンのひとつで、日向坂46メンバーと宮崎県の各市町村がコ

        ゼンブ・オブ・ぽぽず

          宮崎ひなたフェスに行ってきた話(宮崎は日本のハワイです編)【日記】

          「暑いだろ!!!!!」  早朝にもかかわらず、あまりの暑さに飛び起きたのは宮崎市内の某ホテルの一室。昨日、長崎県を駆け巡ったあと、ヘトヘトでホテルにたどり着き、併設している温泉に入り、そのままエアコンもつけず窓を全開にして眠りについたせいです。あと何より湿度がすごい。溺死するかと思ったぜ、さすが海沿い県。  そんなわけで、寝起き即ブチギレを見事にかましてからの、宮崎ひなたフェス1日目が始まります。おはようございます。 宮崎市→ひなたサンマリンスタジアム とりあえず、もう一

          宮崎ひなたフェスに行ってきた話(宮崎は日本のハワイです編)【日記】

          宮崎ひなたフェスに行ってきた話(長崎激走編)【日記】

          「宮崎でフェスやるんやったら長崎も行けるな」  遡ること今年4月。「5回目のひな誕祭」にて、9月7, 8日に「ひなたフェス」が宮崎県で開催されることが発表されました。宮崎県に行くとなると、ついでに長崎県に行けそうです。そんなことを密かに目論んでいたのでした。  そう、私は長崎県に行きたかったのです。長崎県といえば、東村芽依1st写真集『見つけた』(必須科目)(赤本)(全人類読んでる)(Bible)の撮影ロケ地があります。「これはなんとしても行きたい…!」と思い、Xのフォロワ

          宮崎ひなたフェスに行ってきた話(長崎激走編)【日記】

          ツインテール・メイコフスキー時空とその応用

          はじめに ツインテール・メイコフスキー(Twintail-Meikowski)時空、通称「T-M時空」は、時間と空間についての理論である。この理論の着想は言うまでもないが、その名称からも分かる通り東村芽依のツインテールからきている。今回はこの「T-M時空」論について説明していこう。 基本形 (特殊)相対性理論は、静止している観測者から見ても、動いている(等速直線運動している)観測者から見ても、(真空中の)光の速度は一定に見える、という実験事実を前提に成り立っている。この特

          ツインテール・メイコフスキー時空とその応用

          拡散される猫の民間伝承と東村芽依の介入

          はじめに 「猫」は人間の生活に最もうまく取り入った動物である。日本における飼育数は犬の約684万頭を超えて約907万匹だと報告されているほか、インターネット上では猫の動画が溢れかえり、最近では「猫ミーム」と呼ばれるものまで出現した。もはや人間は猫に支配されているといっても過言ではない。それほどまでに、猫は人間にとって身近な動物の代表である。  猫の方が人間の生活圏に寄ってきたのかあるいは人間が猫に愛着をもって飼うようになったのか、源流のきっかけについてははっきりしなものの

          拡散される猫の民間伝承と東村芽依の介入

          リアルミーグリを攻略した話【日記】

          私「もうこれはハニーデューメロンクイズするしかないな」  それはつい先日、5月19日に京都パルスプラザへめいちゃん(東村芽依ちゃん)(推し)(かわいい)(猫)に会いに行き、その第3部待機列に並んでいた時に唐突に思い浮かんだことでした。  リアルミート&グリート、通称リアルミーグリあるいはリアミ。日向坂46では9thシングル『One choice』から復活したこの対面式イベントも、もう3回目です。コロナ禍以前に開催されていた握手会の類には参加しておらず、オンラインのミート&グ

          リアルミーグリを攻略した話【日記】

          インフレーションめいちゃんポニテ宇宙論

          はじめに インフレーションめいちゃんポニテ宇宙論(Inflation-MeichanPonytail-Cosmology)、通称IMPC理論は、この宇宙の創生について述べた画期的な理論である。もしかするとその名称だけは聞いたことがあるという人も多いかもしれないが、中身まで理解している人は少ない。そこで今回の講義では、このIMPC理論について解説をしていく。なるべくわかりやすい説明を心がけていくが、途中、どうしても避けられない複雑な概念が登場するかもしれない。その点がご容赦いた

          インフレーションめいちゃんポニテ宇宙論

          きょんこハートは宇宙のはじまり、と、それから

           以前、別のブログにて日向坂46の8枚目シングル『月と星が踊るMidnight』がリリースされた時に書いた内容なのですが、せっかくなのでこちらにもと思い、さらにそこに多少加筆したものです。 ーーー  ふざけたタイトル(旧タイトル『きょんこハートは宇宙のはじまり』)をつけてしまいましたが、10月26日発売の日向坂46 8thシングル『月と星が踊るMidnight』についての感想文のような記事です。なんせ今日発売だから。  といっても、この曲については高瀬愛奈さんが自身のブロ

          きょんこハートは宇宙のはじまり、と、それから

          『Cage』の歌詞から考える鳥のナビゲーションシステム

          はじめに 2019年7月に発売された日向坂46の2ndシングル『ドレミソラシド』のカップリングに『Cage』という曲がある。『Cage』は東村芽依、河田陽菜、金村美玖、丹生明里によるユニット曲であり、そのタイトル通り「鳥籠」がテーマとなっていて、縛られた者のもがきや苦しみ、そして自由への渇望を歌った曲である。ライブでも実際に「鳥籠」をステージ上に投影したパフォーマンスが目を引かせる。個人的なことであるが、2019年9月に開催された3rdシングル発売記念ワンマンライブでの『C

          『Cage』の歌詞から考える鳥のナビゲーションシステム

          スペイベってやつに、行ってきたのさ【日記】

          めいちゃん「あ!やっほぉ〜!」 私「やばかわ。お人形さんやん」  それがつい先日2月11日に都内某所で行われた私物サイン会におけるめいちゃん(東村芽依ちゃん)(かわいい)(推し)(猫)と私のファーストコンタクトでした。  昨年2023年11月に発売された日向坂46の2ndアルバム『脈打つ感情』、その特典イベントの一つに「私物サイン会」という名目がありました。私物サイン会。通称スペイベ。その名の通り、メンバーに自分の持っている私物の一つにサインを書いてもらえるという内容のイベ

          スペイベってやつに、行ってきたのさ【日記】

          『Am I Ready?』かわいい

          ライブにおけるアムアイレディ体験 ライトアップされたメインステージ。軽快なBGMとともにステージに登場した上村ひなのは、淡いパステルカラーが特徴的な襟付きのワンピースドレスを着ている。まるで50年代を想起させるようなクラシカルなデザインで、ドレスの縦縞模様といいヒールといいソックスといいカチューシャといい、全体がバランスよくまとめられている。上村ひなのはステージ上で何かを探すように当たりを見回しているが、やがて(ステージに設置された)ベンチに腰を掛け、そこで見つけた双眼鏡を手

          『Am I Ready?』かわいい

          推しアイドルに勧められてスパイファミリーを観に行った話【日記】

           「スパイファミリー観に行くか」  ふと思い立ったのは新年を迎えて十数時間後の1月1日の夕方。冬休み真っ只中で閑散とした研究室に訳あって作業のために来ていて、その作業もやっとのことで終わりの目処がたっていた頃のことです。  しかしながらエンタメに対する感度が著しく低い私は「スパイファミリー」という作品について、全くと言っていいほど知見がありませんでした。漫画も読んでいないし、アニメも観たことがありません。スパイといったら『ミッションインポッシブル』(トム・クルーズがかっこい

          推しアイドルに勧められてスパイファミリーを観に行った話【日記】

          東村芽依1st写真集『見つけた』から読み解く”めいわーるど”の存在性について

          はじめに 東村芽依(Mei Higashimura)はアイドグループ「日向坂46」の一期生である。奈良県出身。愛称、めいめい、めいちゃん、めいちご、やんちゃる、やんちゃるめいちゃん、猫、等々。様々な呼び名をもつ彼女であるが、冠番組等においても決して口数の多いわけではない彼女について、我々の知りうる知見は限られている。卓越した身体能力、奈良のチーター、五歳児、涙もろく、ピンクでかわいいものが好き。パブリックなイメージを挙げるだけならば可能だが、それだけで彼女のキャラクタ・パー

          東村芽依1st写真集『見つけた』から読み解く”めいわーるど”の存在性について