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管理職1年目!資生堂で築いたキャリアと家庭との両立

こんにちは。資生堂インタラクティブビューティー(SIB)の須野原です。
今回は、2024年に1月に管理職になられた、DX本部デジタル戦略部 オウンドメディアサポートグループ グループマネージャーの小柴さんにインタビュー。
資生堂で築いてきたキャリアのことや、家庭との両立のこと、管理職の仕事についてなど、あれこれ聞いてみました。

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様々な部門でキャリアを積んだジェネラリスト

新卒で資生堂に入社し、営業、研修、商品PR、IMC(ブランドのマーケティングコミュニケーション)、マーケティングの施策担当など様々な経験をしてきました。

今はBeauty Keyのお客さま窓口やオウンドメディアの運用、商品マスターなど、幅広いオペレーション業務に携わるグループのマネージャーをしています。

様々な経験をしてきましたが、ブランドの施策担当時代はそれまでの業務とは比べ物にならないスピード感でした。忙しかったですが、それに比例してやりがいも大きかったですね。化粧品を使った後のお客さまの声や反響にダイレクトに触れることができ、大変さを凌駕する楽しさや仕事の醍醐味を強く感じたのも、その時期でした。

あの経験があるのとないのでは、今が全く別物になっていたと思います。とても貴重でありがたい経験で、今に生きています。

そして、商品PRを担当していた頃に3年弱の育休を取得しました。会社の充実した制度をきちんと使える環境が整っていたので、ありがたく活用させてもらいました。

出社する日のスケジュール

担当者(非管理職)の頃はリモート勤務を多く活用していましたが、周囲とのコミュニケーションの取りやすさの観点から、管理職になったのを機に出社する機会が増えました。

9時頃に出社し、会議や打ち合わせなどの業務をこなし、遅くとも19時には退社できるように心がけています。また最近は、限られた時間の中でアウトプットすることを強く意識して仕事をしています。

育児時間を取得できる期間は過ぎていますが、子供との夕飯には間に合うよう退社することが多いですね。

管理職になろうと思ったきっかけは、恩返し

これまで出会ってきた上長たちの存在が、とても大きいですね。
皆さんの、物事を前進させたり、やりきったりする姿という姿を見てきて、とても尊敬していました。

長年子育てと仕事を両立している先輩方に𠮟咤激励されながら、その方たちが持つ「強さ」や「しなやかさ」を間近で見てきた影響は大きいと思います。

「いつかは管理職になりたい!」と明確に思っていたわけではありませんが、自分自身がいろいろな方に育ててもらったという感謝があるので、それを返せる存在になれたらいいな、と思っていました。

実際に管理職の打診をいただいた際には「まずはやってみないと!そこに立ってみないと分からないよ!」と声をかけてもらったこともあり、やらないという考えは浮かびませんでした。

「機会があったら飛び込んでみる。ダメならその時考える!」と考えていたので、怖いもの知らずだったのかもしれません(笑)

管理職のやりがいとギャップ

まだ管理職になって日が浅く、やりがいに行きつくのはもう少し先かな、と思っています。
担当者の頃に実務をしていた部署とは違う部門で管理職のキャリアをスタートしたので、私よりも業務を深く理解しているメンバーの知見やリードを大切にすることを心掛けています。

長年その業務に携わっているプロフェッショナルなメンバーに自分が加わることで、新しいバリューや違いを生み出していけたら、そしてチームとして進化できたら、それがやりがいになるのではないかなと思いながら、日々仕事をしています。

管理職になって変わったことは、自分の担当領域にとどまらず、チーム全体のを俯瞰的に捉えるようになったことでしょうか。
まだ修行中ではありますが、自分や各メンバーの仕事だけでなく、チーム、部門、会社として見るとどうか?ということを意識する場面が増えたかなと思っています。

それから、担当のころよりも意識してオンとオフを切り替えるようになりましたね。ついつい仕事のことを考えてしまいますが、意識的にリフレッシュして脳を休めるよう心掛けています。

想定外のことが起こることを想定しておく

私が子育て全盛期だった頃はまだテレワークはなく出社がマストだったので、子供をかついで保育園へ送っていく、通勤時間走れるところは全部走る、というような生活をしていました。

もし外せない打ち合わせの時に子どもが体調を崩しても、何かしらのサポートは得られる状態を築いていました。何が起こるか分からないのが子育てなので、想定外が起こるということを想定して、先回りする習慣はついていました。

シッターさんや家族など、親が物理的に離れている時でも、子供が安心して元気に過ごせる人や環境を保つということに時間も労力もかけていた気がします。

どんなに忙しい時でも「子供が元気に学校に通えているか」を常に気にかけるようにし、それは今でも変わりません。

スペシャリスト×ジェネラリスト=「新たなバリュー」を生み出したい

専門性を極めるというキャリアも本当に大切ですし、憧れるキャリア形成の一つです。
一方で私は、何か一つをとことん深く掘り下げるというよりも、目の前の様々な仕事を地道にコツコツやってきたら、次第にできることが増え、また次のステージにチャレンジというように、少しずつ階段を上ってきたように思います。

点のような仕事をたくさんしていたら、どんどん繋がって線になり、気が付くと面になっていた、とでも言いましょうか。

SIBに新たに加入したメンバーは高い専門スキルを持ったスペシャリストが多いですが、そんな方たちと私のようなジェネラリスト寄りの役割が混ざり合うことで、新しいものを生み出せると良いなと考えています。

キャリア選択に悩む方へ

「キャリアのオーナーシップは自分で握る」ということは、いくつになっても大切だと感じています。

最近、社外の20代の方や学生の方たちと触れ合う機会が増えました。ライフイベントで変化する働き方に関して質問をもらうことも多く、皆漠然と自分の人生に期待も不安も覚えているのかな?と感じます。

色々なライフイベントが出てくるものだと思いますが、その時々で自分で判断して最良の選択をしていく積み重ねが大切だと、この年になると思います。

おすすめ図書と最後に一言

最近子供の誕生日に「なぜ僕らは働くのか」という本をあげました。「仕事とは誰かの役に立つこと」というようなことから始まるのですが、オーナーシップという観点で、10代なりに何かを感じてもらえたらと思ってプレゼントしました。


小柴さんがお子さんにプレゼントした本

中高生向けの本ながら社会人でも参考になることが書かれていますので、気になる方は読んでみてください。

それから、ある日ふと気が付いたら子供の背中が大きく見え、写真の枚数もいつの間にか減っていて、大変だと思っていた時期も、過ぎ去ってみると本当に一瞬で貴重だったなと感じています。

子育てや家族・ご自身のことなど仕事との両立に懸命になる時があるかもしれませんが、その時々の時間や出来事を大切にしてもらえたらなと思います。

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SIBには、転職してきた方も元々いるメンバーも、お互いを認め合いながら切磋琢磨しあえる風土があります。
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資生堂インタラクティブビューティー株式会社 採用情報 (hrmos.co)

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取材・執筆:須野原 慶恵(すのはら よしえ)
資生堂インタラクティブビューティー株式会社所属。長年、資生堂総合美容サイト「ワタシプラス」やその他webサイトにて、美容やライフスタイルのトレンド情報を制作。一人の生活者としての素朴な疑問や、自身も興味があるテーマを深堀りしたコンテンツ企画が得意。
バックパックでの世界旅行や、ラオス在住の経験あり。3歳と1歳の年子を育てるワーキングマザー。