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2月の日数が少ないわけ

【3月は農作業の始まり、1年の始まりです】

 3月になると種まきや植え付けが始まるので、2月はそのための準備の毎日です。
 そもそも、古代ローマでは1年の始まりは農作業が始まる3月だったそうです。
 March(マーチ・3月
)の方が、ラッパを鳴らして「いよいよ始まるよ!」と宣言しているみたいで1年の始まりにふさわしいですよね。

 Seven(7)と 語源が同じSeptemberが9月であったり、8本足のタコ(octopus)と同じ語源のOctoberが10月であったりするのは、March(3月)が1年の始まりであったことの名残です。

ガイウス・ユリウス・カエサル (紀元前100年~) 共和政ローマ末期の政務官であり文筆家。 「賽は投げられた」、「来た、見た、勝った」 、「ブルータス、お前もか」 などの特徴的な引用句でも知られる。 彼が布告し彼の名が冠された暦(ユリウス暦)は、紀元前45年から1582年まで1600年間以上に渡り欧州のほぼ全域で使用され続けた。 「カエサル」の名は、ローマ皇帝が帯びる称号の一つ ドイツ語のカイザーやロシア語のツァーリなど、皇帝を表す言葉の語源でもある。 (ウィキペディアより)

【2月は帳尻合わせの月です】(その1)

 割りを食ったのはFebruary(2月)です。現在の暦の形にしたのはローマの英雄、ジュリアス・シーザー (ユリウス・カエサル)です。彼はクレオパトラから学んだエジプト暦から1年が365日と1/4であることを知り、奇数月を31日に偶数月を30日にしたのですが、1日足りないので当時の年末であったFebruaryから1日とって29日にして、うるう年だけ30日とすることにしました。年末に帳尻合わせをしたんですね。
 
ついでに自分が生まれた7月を、自分の名前(Julius Caesar)からとってJulyと変えました。   

アウグストゥス(紀元前63年~)は、共和政ローマの初代元首(皇帝 カエサルの養子となってマルクス・アントニウスらを倒し内乱を勝ち抜きプトレマイオス朝エジプトを併合して地中海世界を統一。 パクス・ロマーナと称される時代の礎を築いた。 (ウィキペディアより)


【2月は帳尻合わせの月です】(その2) 

 暗殺された義父シーザーの志を受け継ぎローマを平定したのが、初代ローマ皇帝オクタビアヌスです。元老院から皇帝の称号であるアウグスツス(Augustus)を送られ、それを記念して、自分が生まれた8月をAugustと変えました。
 さらに、縁起良く8月を31日間にして、それ以降を並び替えたら、また1日足りなくなってしまったので、2月の1日をとって28日にしてしまいました。
 
7月も31日、8月も31日あるのはそんな理由です。


【帳尻合わせの大切さ】

 そんな経緯で他の月より日数が少ない2月ですが、帳尻を合わせながら、新たな始まりに向かって準備を進めることは、仕事においても人生においても重要なことです。
 
「2月とはそういう月である」と考えながら、3月からの種まきに向かって準備を進めています。


「2月の日数が少ないわけ 」
第1版 2025年2月 日発信
 
オーガニック農園 株式会社 しあわせ野菜畑
代表 大角昌巳


#2月29日
#2月28日
#うるう年

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