
2月の日数が少ないわけ
【3月は農作業の始まり、1年の始まりです】
3月になると種まきや植え付けが始まるので、2月はそのための準備の毎日です。
そもそも、古代ローマでは1年の始まりは農作業が始まる3月だったそうです。
March(マーチ・3月)の方が、ラッパを鳴らして「いよいよ始まるよ!」と宣言しているみたいで1年の始まりにふさわしいですよね。
Seven(7)と 語源が同じSeptemberが9月であったり、8本足のタコ(octopus)と同じ語源のOctoberが10月であったりするのは、March(3月)が1年の始まりであったことの名残です。

【2月は帳尻合わせの月です】(その1)
割りを食ったのはFebruary(2月)です。現在の暦の形にしたのはローマの英雄、ジュリアス・シーザー (ユリウス・カエサル)です。彼はクレオパトラから学んだエジプト暦から1年が365日と1/4であることを知り、奇数月を31日に偶数月を30日にしたのですが、1日足りないので当時の年末であったFebruaryから1日とって29日にして、うるう年だけ30日とすることにしました。年末に帳尻合わせをしたんですね。
ついでに自分が生まれた7月を、自分の名前(Julius Caesar)からとってJulyと変えました。

【2月は帳尻合わせの月です】(その2)
暗殺された義父シーザーの志を受け継ぎローマを平定したのが、初代ローマ皇帝オクタビアヌスです。元老院から皇帝の称号であるアウグスツス(Augustus)を送られ、それを記念して、自分が生まれた8月をAugustと変えました。
さらに、縁起良く8月を31日間にして、それ以降を並び替えたら、また1日足りなくなってしまったので、2月の1日をとって28日にしてしまいました。
7月も31日、8月も31日あるのはそんな理由です。
【帳尻合わせの大切さ】
そんな経緯で他の月より日数が少ない2月ですが、帳尻を合わせながら、新たな始まりに向かって準備を進めることは、仕事においても人生においても重要なことです。
「2月とはそういう月である」と考えながら、3月からの種まきに向かって準備を進めています。
「2月の日数が少ないわけ 」
第1版 2025年2月 日発信
オーガニック農園 株式会社 しあわせ野菜畑
代表 大角昌巳