ビリヤニ食べたい。
春先に購入した雑誌で
初めて知ったビリヤニと言う料理。
雑誌を読んでもよく分からない
炊き込みご飯のようだけど
パキスタンやインドらへんにも
炊き込みご飯があるんだね。
ただ、ビリヤニと言う料理が
ある事にうきうきした気分になった。
とある日の夕方、図書館に寄ると
ビリヤニのタイトルが書かれた料理本を
見かけたのでなんかの出会いだと感じて
ぱぱっと借りて家に帰った。
さて、腰をすえてしっかりと
料理本を読んでみよう。
簡単に作り方を説明すると・・
①カレールーを作る
②米を炊く
③ルーの上に米を敷いて炊く
完成。
補足です、ルーではなく
もうちょっとかっこいい呼び名ですが
なかなか思い出せません。
米は日本のお米ではなく
パスマティライス(インドらへんの米)
の事です。
数年前にタイに行った際
ジャスミンライスを買って帰りましたが
それに近い香りが良くて
粘りが少なく、米が長いのが特徴です。
なんか一回はカレールーとして完成しているのに
それをご飯にかけて「いただきます」しないで
さらに炊き込んでビリヤニに昇華させるの
なんかすごい。
しかも作り方みたら、なんか絶対失敗しそう
絶対失敗する未来しかない。
鍋の底が焦げ焦げのパターンや。
これ、作る前に
一度本物のやつを食った方がええきがする。
近所のカレー屋さんでは作ってなかった
少し足を延ばして県庁所在地まで行ってみようか
そうしよう、さあ検索だ。
ダメだ、カレー炒飯を食べたいわけじゃない
あくまで食べたいのはビリヤニなのに
うちの県にはビリヤニがない。
でも、カレー炒飯みたいな
作り方のビリヤニもあるものしってるけど
今回は炊き込みにこだわりたい。
どのビリヤニにも共通して始める事があって
フライドオニオンを作るコトから
料理が始まるので、玉ねぎを油で炒める
事に集中する。
かなり茶色くなるまで炒めるのが
正解らしいのだけど、なんか失敗にしか
見えないのがちょっと。
パスマティライスもネット以外では
手に入らないので
悩んだ挙句ネットで
近い県で作られている
長米があったので代用品にしてみる事にした。
佐賀のお米、見た目は長くないぞ?
これをパスマティライスと同じものとして扱い
指定された6分間茹でることにする。
米を単品で炊くなんて
おかゆ以外では中々見ない光景ですね。
キッチンタイマーで6分と15秒炊きます。
(完成したコメが硬いのが怖くて長くしました)
さて、初めて作るビリヤニですので
基本にならい、一番簡単そうなチキンビリヤニに
決めました、調味はヨーグルトにガラムマサラ
クミン、レッドペッパーとなんか入れました。
うろ覚えです。
なんか色々と作る時は真剣なんですけど
普段使わない横文字調味料の名前まで
一生けん命覚える気はありませんでした。
調味料とチキンを合わせて
冷蔵庫で二時間寝かせます。
おやすみなさい。
二時間がすぐに経ったので
おはようございます、炊きますよ。
ここで問題、ミントとイタリアンパセリを
用意しないといけないのですが
なかったので水菜とセロリを入れました。
セロリは香草だから
香りが付けば一緒だろ?
そんなこんなでお米が炊き上がる。
炊きあがった米を見てみると
確かに長くなっている、不思議。
そこまで長くないけど
日本のコメにしては確かに長い・・
しかもべたべたしてない。
米のお湯を切った後
さっさとさっきのチキンとスパイスの上に
ささっと乗せる。
この時は米をあまり乱暴に扱わずに
優しく扱う。
平坦にした米の上に
残しておいたフライドオニオンを乗せる。
なんで乗せるのかなあ?
香りを移す為かな?
この後、火は中火で
ニ・三分放置し、蓋から蒸気が出てきたら
火加減は極小にし15分。
ちょっとビビる、15分?
焦げるんじゃないの?
でもやるっきゃないので
最悪焦げるのは嫌なので
鍋に鼻を近づけて焦げの香りが
生まれていないか注意深く確認する。
この方法は本でもネットでも
推奨されていない所か
一切見たことない聞いた事ないので
まったく意味がなかった事なのかもしれない。
ただ、しなくては自分が不安になるので
仕方ない。
くんくん、焦げ臭くはない・・
かといって中がびちゃびちゃも嫌だ
注
実際に書籍には焦げたり水が多すぎて
びしゃびしゃになって失敗することが
あると書いてます。
しかしながら失敗することなく
良い感じで仕上がりました。
イメージ通り、スパイスの香りを
水蒸気の対流でお米に移す事にも成功です。
また作りたいと思います。