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玉木雄一郎は、不倫宰相たりうるか?

結論から言えば、政治家にモラルは必要ない。より正確に言えば、仮にモラルのない政治家がいたとしても、その政治家としての行動が、国民の生活に寄与していれば問題ない。だからその点、玉木雄一郎は、現時点で総理大臣の器である。不倫宰相たりうる。

では何故、スキャンダルが政治家にとり問題になるのか。それは、本来立法府の役割である議論の支障になる可能性があるからだ。その話と絡めて、玉木雄一郎の政治家としての行動が、国民の生活に寄与しているかどうかについて言及すべきだろう。

国民民主党が獲得した28議席を問う

党首は、党の顔である。衆院選で、103万の壁をはじめとした国民への還元政策を掲げた国民民主党は躍進した。それは、「不倫発覚前の」玉木雄一郎によるものであった。

選挙では、選挙時点の情報によってしか、有権者は判断できない。この点、玉木雄一郎の不倫は、次回の選挙に (良くも悪くも) 影響するだろう。これを踏まえた上で、国民民主党が獲得した28議席を問う。

現在の制度設計上、この28議席に対する変更力を我々、有権者は持ち合わせていない。ここは次回の選挙で意思表示をするしかない。ある意味この固定的な議席は、制度上の問題であろう。

昨日の特別国会までに、この28議席がもたらしたのは、政治の意思決定プロセスの透明化への道筋である。できるだけ中立な立場から言及したいので、国民民主党が持ち出す概念をさけ回りくどい説明になるが、どの勢力も過半数を持ち合わせていない現状は、多数派を形成した人間が意思決定したものが立法府の結論になるという意味で「専制」的な自民党や公明党の与党体制を崩壊させた。

それは勿論、国民民主党によるものだけではない。数的には、立憲民主党や日本維新も言及すべきであろう。大きく議席数の枠組みの中で28議席はそういった意味合いの一部となった。

また、国民民主党の固有の状況も見てみたい。103万の壁をはじめとして、各党との協議をいち早く始めたのは国民民主党である。それは、予算決定プロセスの精通している財務省出身の玉木雄一郎によるのか、早い時期に協議しなければならない12月補正予算や、3月の年度予算からの逆算による早い行動と言えよう。

彼を除いた27議席としても、彼を中心にここまでは躍動してる(国民の生活に寄与している)と言える。

ポイントは政策実現

不倫がこの時期にリークとして出てくるのは財務省の深淵を感じるが、玉木雄一郎や国民民主党の生殺与奪は、やはりその経済政策をはじめとした政策実現にあるだろう。

自公の対応が今回の一件で変わるのか?恐らく代わりに組むとすれば維新なのだが、来年の参院選までの注目は、28議席の政策実現の具合であろう。

スキャンダルによって政策実現できないことがあれば、党の存在意義が問われる。

泡沫作家として

不倫は許容されてもいいのではないか?このテーマについては今後書いていきたいと思う。簡潔に言及すれば、結婚という社会システムは、国民国家の家族制度を成立させるためにあり、DNA鑑定をはじめとした血縁関係の明確な現代には、その子供の養育責任の所在さえはっきりさせれば、結婚は必要ない。

そもそも不倫はスキャンダルでないと私は定義するのだが、それは今世紀にはそぐわないのだろう。これは余談だが、玉木雄一郎って結構端正な顔立ちと思った。

泡沫作家として、不倫宰相を支持する



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