まーじで「バケモン」C

まーじで「バケモン」。やつはバケモン。２年目であれだけ戦いできるのバケモン。なにをやらせても簡単にこなす。しかも、はやいし。人とのコミュニケーションも余分なところなく必要な分だけしっかり取る。私生活もやつはバケモン。なにもかもが順風満帆。

まーじで「バケモン」。やつはバケモン。４年目であれだけであれだけ戦いできるのバケモン。物事を本当に前に進めていく。圧倒的な早さで、それがどんなに複雑なものであろうとも。コミュニケーションを取るのは苦手だけど。私生活もある程度順風満帆。

まーじで「バケモン」。やつはバケモン。私の後に戦地に赴いてきたけど、何にもできないくせに、色々なことやりたがるから本当にバケモン。目の前の現象を分かってないのに分かった気になってるから本当にバケモン。それでも、いつか一回人間になってバケモンになるやつを見てみたいものである。

まーじで「バケモン」。やつはバケモン。やつは敵ではあるが本当にバケモン。本質を見抜く力がずば抜けている。それはやはり戦い方を深く学んできたし、やつが20年以上戦ってきたからだろう。やつとは一戦交えたことがあるが、すぐに逃げ帰った(笑)

まーじで「バケモン」。やつはバケモン。やつは、敵と味方の中間にいた。敵は実は敵ではないとも言っていた。味方は実は味方ではないとも言っていた。彼は私の唯一の友人だった。私の発している物事を理解しようとしてくれる人間だった。

まーじで「バケモン」。やつはバケモン。やつは白い顔をしたバケモン。なにをやるにしても、響かなかった。私の見方もよくなかったと思うがそれ以上に、環境がよくないと思う。そんなバケモン。もうちょっと、周りがよかったらバケモンではないとも思うのだが、もうそろそろ手遅れであろうか。人間に戻ってくれるような環境になることを願おう。

まーじで「バケモン」。やつはバケモン。顔がいいバケモン。やつは環境にも恵まれている。ただ、やはりその分キレがない。キレを身につけ、自分らしさを出せるようになったら、とてつもないバケモンになる。天は二物を与えないのだろうけど、二物を勝ち取ってほしい。

まーじで「バケモン」。やつはバケモン。話の長いバケモン。人間っていうのは、人とのつながりを感じてやすらぎを得るのだろうが、そのやすらぎに飢えたバケモン。どうか周りが影響を受けないでほしいし、何かをきっかけにして安らかに眠っていて欲しい。

まーじで「バケモン」。やつはバケモン。話の長いバケモンのそばにいながら、凛として咲く一輪の花のバケモン。ぶれない、めげない、ただ自分をそこに咲かせている。多分この花は何度でも咲く。そして咲き誇る度、より大きくなっていく。

まーじで「バケモン」。やつはバケモン。自分で戦いを抱えるバケモン。私も似ているのだが、どうやら自分でなんとかするのが好きなようだ。今回の私とはあまり接点がなかったが、一戦交えてもよかったし、一杯酌み交わすのもよかったとも思う。私が一戦交えて、逃げ帰ったバケモンに対して、友人に言わせれば一歩も引かず互角に渡り合えるバケモン。

まーじで「バケモン」。やつはバケモン。不思議なバケモン。やつも私を理解してくれるようである。何ができるか未知数なバケモン。ただ押しつぶされそうになっているようだ。彼はどうなっていくのであろうか。将来もう一回会ってみたいバケモン。

まーじで「バケモン」。私はバケモン。今世界を塗り替えているんだから。ただ、自分にしかできないことで、ただ自分にしかできない方法で変えようとしてるんだから。その先が希望ある世界であること信じて。いや、希望ある世界であることを確信して。ただ走り続けるのみだ。